案内窓口 022-229-0631
ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > ヒツジの毛刈りをしました(6月4日)
ページID:48136
更新日:2020年6月4日
ここから本文です。
八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
5月15日に当園で飼育する2頭のヒツジの毛刈りを行いました。
ヒツジは、羊毛を利用するために改良された家畜で、全身の毛は自然に生え変わりません。そのため、年に1~2回毛刈りを行う必要があり、当園では毎年5月に毛刈りを行っています。
例年は来園者の皆様にも参加していただけるのですが、今年は臨時休園となったため、職員が毛刈りを行いました。
毛刈りの前のヒツジの様子がこちらです。もこもこですね。
ヒツジの毛は品種にもよりますが、1カ月に1センチメートル程度、1年で12センチメートル程度伸びるといわれています。
毛刈り前のヒツジ
全身がもこもこの毛で覆われています
ヒツジの毛刈りは、ヒツジの保定(人と動物の安全を確保しながら、円滑に作業を行うために動物の体を抑えること)をしながら、決まった手順で行います。
毛刈りの間、ヒツジはおすわりのような姿勢になったり、横になったりと様々な姿勢をとりますが、どれもヒツジの体の作りに合わせた方法になっています。
毛刈り中の様子
ただ寝かせているように見えますが、
前足の付け根肩甲骨の下に足を入れ、
ヒツジが起き上がれないように保定しています
電動バリカンを使い上手に毛刈りをすると、羊毛が1枚のシート状につながった状態になります。
ヒツジを上手に保定しながらバリカンを使いこなすのはとても大変で、毎年、毛刈りの翌日は筋肉痛になります。
刈り取った毛
1枚の大きなシート状になっています
今年も、ヒツジや職員にケガはなく、毛刈りを終えることができました。ヒツジももこもこの毛がなくなって体が軽そうです。
刈り取った毛の重さは、1頭分で約4キログラムでした。刈り取った毛は、きれいに洗った後、加工して園内売店で販売したり、工作イベントなどで使用したりする予定です。
毛刈り後のヒツジ
毛が短く、すっきりしました
すっきりしたヒツジたち。これから少しずつ伸びていく羊毛は、夏には暑い日差しからヒツジの体を守る断熱材に、冬の間は寒さから体を守る保温材になります。来園した際には、今だけ見られる毛の短いヒツジの姿も見てみてくださいね。
関連動画
今回の毛刈りの様子を、YouTubeの八木山動物公園公式チャンネルでも公開しています。ぜひ、ご覧ください。
YouTube動画「ヒツジの毛刈り2020」(外部サイトへリンク)〈別画面が開きます〉
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159