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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
今年の3月中旬頃、フクロウ展示場の巣箱内にホンドフクロウが産卵したため、ウッドチップを入れて抱卵に備えました。
しかし、今回は親が抱卵する様子がなかったため、卵を回収して人工ふ化・育雛を行いました。
計4卵を孵卵器で温めて管理し、その内の1卵が30日目にあたる4月29日に無事ふ化しました。
残りの3卵は無精卵でした。
フクロウの卵
生まれたばかりのヒナ
ヒナの体はふわふわしたまっ白の羽毛で覆われていて、手の平に収まるぐらいの大きさでした。
生まれて3日目から小さく切ったマウスの肉片を少しずつ食べはじめ、目は1週間ほどでわずかに開きはじめました。
まだうまく立つことができず、翼を広げてバランスを取ろうとしていました。
生後3日目
生後1週間
生後2週間
日に日に体が大きくなっているのがわかるくらいヒナの成長スピードは速く、餌を食べる量もどんどん増えました。
20日ほど経つと、大きな目がパッチリ開き、飼育員が来るとピーピーと鳴くようになりました。
生後1か月経つと、マウスや馬肉、鶏頭を1日70~80g前後まで食べるようになり、まっ白だった体に黒い羽毛も見えはじめて、体重は450gまで増えました。
7月10日現在、体重は600gを超え、翼や尾は立派な大人の羽が生えています。
生後20日
生後40日
生後2か月
今回ご紹介したフクロウの雛は順調にたくましく成長し、7月7日からキンカジューなどを展示している「ひよこの家」で展示しています。
来園した際はぜひご覧ください。
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