キリン　カーテン始めました（12月9日）

八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」

⇒ブログ記事一覧ページへ

キリン　カーテンはじめました

気温がだんだんと低くなり、動物たちの部屋に暖房を使い始めました。
これから寒さが厳しくなりますので、少しでも効率良く部屋を暖めなければなりません。

建物の室温管理においては、窓が重要なポイントになります。
夏場は太陽の光が窓を通して室温を上げ、冬場においては窓を通して冷たい空気が室温を下げます。
冬場は、掃除中に換気として窓や扉を開けるために室温は下がりますが、室温は約20度になるように管理しています。

キリン舎は通常の暖房機以外に、室内には床暖房、パドックには雪や雨などでの凍結防止のためにロードヒーターも備わっています。

床暖房でワラがホカホカの部屋で過ごす「アイ」（左）と「エミリー」（右）

 

キリン舎ではさらに室温低下を防ぐために、窓に飼育員手作りのカーテンを設置します。

カーテンが無い窓（左）に取り付け作業を行いました（右）

 

蛍光灯のカバーに電柵の支柱で使っている棒（オレンジ色）をぶら下げ、布にリングを取り付けて、カーテンにしました。

キルティング素材でしっかり防寒！

 

夕方にキリンを室内に収容したら、暖房をつけて、カーテンを閉めて夜の外からの冷気を防ぎます。そして、朝になったら、暖房を止めてカーテンを開けます。

夜はカーテンを閉め（左）、朝になったら開けます（右）

 

カーテンを開けて日の光を室内に入れることで、「ユウキ」はじめキリンたちに1日の始まりを伝えられればと思います。
また、寒さに弱い動物ですので、冬の室温管理にも努めていきます。

 

 

ブログ記事一覧ページへ（別画面が開きます）