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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > カピバラの「キンカン」がやってきました(11月14日)
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更新日:2020年11月14日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
みなさんこんにちは。
八木山動物公園フジサキの杜ではこれまで4頭のカピバラを飼育していましたが、この度1頭のメスが伊豆シャボテン公園より来園しました。
名前は「キンカン」です。
当園の個体と比べ小柄な体格をしており、濃い褐色の体色が特徴です。
ふれあい館のニューフェイス「キンカン」
7月20日に伊豆からはるばる仙台の地へやってきた「キンカン」は、まず園内の動物病院に搬入されました。そこでは獣医師が「キンカン」の健康状態の確認をしたり、病原体がいないかなどの検査をする「検疫」を行います。
約2カ月間の検疫を無事終えた「キンカン」は、9月26日についにふれあい館にやってきました。
カピバラにのんびりとしたイメージをお持ちの方も多いと思いますが、本来は警戒心がつよく慎重な動物です。生息地である南米のアマゾン川流域では、天敵であるジャガーやワニなどの肉食動物に常に注意を払って生活しています。
動物園で暮らすカピバラは飼育個体のため人に慣れてはいますが、「キンカン」も初めてふれあい館に来た時は緊張気味でした。
職員がいる間はじっとこちらの様子を伺い、誰もいなくなってからエサを食べたりトイレをしたり、ちょっと遊んだり……。
大好きなリンゴですら、職員の手から直接食べるようになるまで数日かかりました。
そんな「キンカン」も、ふれあい館で暮らし始めて1カ月半が経ちました。
もともとの性格がやや慎重なこともあり、職員へのよそよそしさは健在ですが、よく食べよくいたずらし、健康に過ごしています。
少し慣れてきた様子の「キンカン」、リンゴが好きです
この日はリンゴのおかわりを求めてきました
また、現在「キンカン」はオスの「イッタ」との繁殖を目指し、柵越しでのお見合いに取り組んでいます。メインの展示場に登場するのはしばらく先のことになるかもしれませんが、5頭のカピバラたちの生活を、これからも温かく見守ってください。
※写真はいずれも2020年11月2日撮影
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