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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > タヌキシリーズ(2) タヌキ見分け方講座(9月28日)
ページID:56913
更新日:2021年9月28日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
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さて今回は、皆さん待望のタヌキ見分け方講座です!
まずは、海外に生息するタヌキとそっくりな動物を比べてみましょう。
タヌキとレッサーパンダです。
タヌキ(左)とレッサーパンダ(右)
どうですか? 比べてみると顔の模様がだいぶ違いますね。また、レッサーパンダは耳のふちが白いです。
尻尾を見てみましょう。タヌキは単色かまだらのポテッとした尻尾ですが、レッサーパンダはしましまの模様で、すらりと長いです。
タヌキ(左)とレッサーパンダ(右)
もうこれで、タヌキとレッサーパンダは一目瞭然ですね。
次はより似ていると言われるアライグマとの見分け方です。
タヌキ(左)とアライグマ(右)
むむむ……、顔の特徴はだいぶ似ているかもしれませんね。
一見してよく分かるのは、目の間の黒いタテの筋のあるなしです。タヌキには目と目の間に黒い筋はありません。
そして、アライグマの尻尾を見てみると、レッサーパンダのように、しましま模様があり、タヌキと違うことがわかります。
タヌキ(左)とアライグマ(右)
これで、タヌキをばっちり見分けられますね!!
最後は、国内に生息するタヌキそっくりさんの二ホンアナグマですね。
日本では地域によって「ムジナ」という呼び方でタヌキを指したり、二ホンアナグマを指したりするくらい、よく間違われる2種です。
しかし! きちんとポイントを押さえればタヌキとニホンアナグマも見分けられます。
タヌキ(左)と二ホンアナグマ(右)
顔を見てみると、二ホンアナグマは目の上下に黒い模様が走っていますが、タヌキは目の横に模様が広がっています。また、ニホンアナグマは耳が小さいのも見分けやすい特徴です。
タヌキ(左)と二ホンアナグマ(右)
タヌキとニホンアナグマはどちらも短めの尻尾ですが、ニホンアナグマの尾が明るい茶色の毛でシュッとしているのに対し、タヌキの尾はポテッとしていて縁の方に黒い毛が生えています。
……………………………………
どうでしょうか。
このブログを読んだ皆さんは、タヌキとタヌキにそっくりな動物との「見分け」はバッチリではないでしょうか!?
分類も異なる動物たちなので、もっと詳しく見ていくと細かい毛色の違いや、手足のつくりなどさまざまな違いがあります。
ぜひ動物園で見比べてみてください。
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