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更新日:2020年4月23日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
シマウマの「モモ」が2019年12月11日に生まれてから、運動場慣らし、シマウマ同士のお見合いを進めてきました。キリンの「ユウキ」を含めた全員集合に向けた慣らしもいよいよ終盤に入りました。
われわれ飼育員は、新しく入る動物を群れの仲間入りをさせる際に細心の注意を払っています。
いきなり群れに合流させるのではなく、さまざまなことを想定して段階的に進めていきます。
今回は「アンズ」と「モモ」の親子の運動場貸し切り段階から、親子と「ベル」「ヒデミ」との同居段階、親子とアフリカ売店側の小運動場にオスの「ケイ」がいる別居段階、親子とキリンの「ユウキ」の同居段階と進めてきました。ここまでは大きなトラブルも起きずに無事にクリアしてきました。
そして、最終的な段階である、シマウマ全頭とキリンのユウキが運動場に顔を合わせる状態が、4月1日から始まりました。
「ベル」と「ユウキ」(4月9日)
シマウマたちの人間関係ならぬシマウマ関係も複雑です。
「ベル」と「ヒデミ」は姉妹であり、普段は共に行動をしますが、「ベル」はキリンの「ユウキ」とも仲良しです。
そんな中、「アンズ」と「モモ」の親子が入って来たので、「ヒデミ」はちょっと孤立しがちです。すると、「ヒデミ」は新入りの「アンズ」親子にちょっかいを出しに近づいて行きます。
「ヒデミ」が親子をプールの方に来させないように小運動場側の柵の方に追い込んだりすると、今度は「ケイ」が柵の付近で行ったり来たりと落ち着かなくなります。
全員集合しましたが、「ユウキ」と「ベル」だけがのんびりして、他がまだ落ち着かない様子です。
「モモ」「アンズ」母仔と「ユウキ」、遠くに「ベル」と「ヒデミ」(4月8日)
みんなの立ち位置や力関係などが決まってくれば、落ち着いた雰囲気になるかと思います。
もう少し時間がかかるかと思いますが、このシマウマ関係を見守っていきたいと思います。
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