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更新日:2024年11月13日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
こちらはプレーリードッグの展示場です。
プレーリードッグ展示場
ここでは13頭のプレーリードッグが暮らしています。
普段の暮らし
展示場の上から見ると、四角い蓋のようなものが9つあります。
この蓋を開けると、地下に穴が開いていて、プレーリードッグの巣穴になっています。
餌の時間や暖かい日中は地上にいるプレーリードッグの姿を見ることができますが、気温が下がってくるとプレーリードッグの姿をなかなか見ることができません。
そんな時プレーリードッグたちはこの巣穴の中にいるのです。
巣穴はパイプ状のトンネルでつながっていて、部屋同士を行き来することができます。
野生のプレーリードッグの巣穴は、寝室、糞の部屋、餌を保管する部屋、子育て部屋など部屋ごとに役割が分かれているのですが、動物園でも巣穴に餌の乾草を持ち込んで寝室にしたり、糞だけを溜める部屋にしたりと部屋を使い分けています。
ただし、同じ巣穴をずっと使い続けていると、巣穴が汚れてしまうため、年に1回、飼育員が巣穴を綺麗に掃除します。
また、プレーリードッグたちの健康診断も行います。
さっそく大掃除開始です。
まずは巣穴の蓋を開けて、飼育員が中に入り穴の中にいるプレーリードッグたちを捕獲します。
プレーリードッグ捕獲の様子
捕まえられると思ったプレーリードッグたちはトンネルの中や土の中に入って上手に逃げていきます。
30分くらいかけて全頭捕獲することができました。
その後、プレーリードッグたちは、園内の動物病院へ運び、獣医師に健康診断をしてもらいます。
健康診断を待つプレーリードッグ
その間に飼育員たちは巣穴をお掃除です。
巣穴の中にはプレーリードッグたちがこんなに土や乾草を持ち込んでいました。
穴の中の土
この汚れてしまった土はすべてバケツに入れて少しずつ取り除きます。
こちらが綺麗になった巣穴です。
綺麗になった巣穴
巣穴の中だけでなく、地表の土も新しいものに入れ替えました。
土の量が多く、運び出しは重労働です。年に1回とはいえ、大変な作業です。
新しい土を入れた展示場
健康診断を終えたプレーリードッグたちを展示場に戻して作業完了です。
プレーリードッグを戻す様子
新しい土の展示場に戻ったプレーリードッグ
綺麗になった展示場でのびのびと暮らしてくれると嬉しいです。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクス:022-229-3159