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更新日:2023年3月2日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
当園では3頭のスマトラトラを飼育しています。名前、性別、年齢、性格、そして模様とそれぞれ個体ごとに違います。
見た目は同じように見える模様ですが、人間の指紋が一人一人違うように、トラも一頭ずつ模様が違います。
そこで、クイズです!1~3はそれぞれ当園で飼育しているスマトラトラです。
「ケアヒ(オス)」「ダマイ(メス)」「バユ(メス)」を見分けられますか?
分かりましたか?
スマトラトラは単独で生活する動物のため、このように3頭同時に展示場でご覧になることは出来ないのですが、写真で見比べると、違いがよく分かりますね。
正解は、
1=「ケアヒ」
今年で15歳になるオスです。
ホノルル動物園(ハワイ)から来園してきました。見た目はかっこよく、勇ましい姿ですが、寝室では丸まって寝たり、お腹を見せて寝たりと可愛らしい一面を持っています。
2=「ダマイ」
今年で9歳になるメスです。
名古屋市 東山動植物園から来園してきました。3頭の中では一番若い個体です。来園当初はやや神経質になっていましたが、今ではこちらの生活に慣れ、寝室でくつろいでいます。美しい顔立ちのトラです。
3=「バユ」
今年で17歳になるメスです。
バーガーズ動物園(オランダ)から来園してきました。吠えた時の大声は、肉食獣の迫力を感じます。3頭の中では、一番年上です。
顔の模様も見比べてみると、それぞれ違いが分かりますね。
また、多くのネコ科動物の耳の裏には白い模様があります。この模様の事を「虎耳状斑(こじじょうはん)」と言い、子供が母親の後ろをついていく時の目印として、また、仲間同士のコミュニケーションや後方への威嚇などで役立つと言われています。
トラ、ヒョウ、ツシマヤマネコなど、森林に住むネコ科の動物ほど、この虎耳状斑は大きく、目につきやすいです。
虎耳状斑
寒い時期は、ヒーターのついている岩の上で休んでいるため、動いている姿を見ることは難しいかもしれませんが、ぜひ当園にお越しいただき、体や顔、耳の模様に注目してみてください!
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