案内窓口 022-229-0631
ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > 動物たちの体重測定 その1(7月2日)
ページID:75547
更新日:2024年7月2日
ここから本文です。
八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
飼育員は日頃から、動物の健康管理のために食欲や糞の状態、歩き方や表情などを観察しています。
観察以外にも、動物の体重を測定することで、餌の量が足りているか、体調に異変がないか知ることができます。
今回は、チンパンジーとニホンアナグマの体重測定の様子についてご紹介します。
まずは、チンパンジーの体重測定です。
人用の体重計を使用しています。
チンパンジーに使用している体重計
部屋の中に体重計を設置してから、チンパンジーの「ヤワラ」を部屋の中に入れます。
飼育員が格子越しにヤワラに「お尻見せて」の合図を出すと、上手に体重計に乗ることができます。
「ヤワラ」の体重測定の様子
体重計のピッという計測音が鳴るまでそのままの姿勢を維持することができたら、ご褒美に大好きな煮たサツマイモをあげます。
「ヤワラ」の体重は60kgくらいあります。メスとしては体格が良いです。
体重測定が終わると、「ヤワラ」は格子の狭い隙間を通して体重計を飼育員に返してくれます。
狭い格子から体重計を返す「ヤワラ」
次に、ニホンアナグマの体重測定です。
こちらの体重計を使用しています。
ニホンアナグマに使用している体重計
上に乗りやすくするために上皿を広い板に付け替えています。
ニホンアナグマの「シン」は、食いしん坊です。
煮たサツマイモやリンゴを体重計の上に乗せると、自ら体重計の上に乗ってくれます。
「シン」の体重測定の様子
ニホンアナグマは、同じ餌の量を食べていても季節によって体重が大きく変わります。
これから夏に向けて徐々に体重が減少し、7kg台まで減少します。
その後、秋から冬にかけて体重が増加し、10kgのはかりでは測定できなくなるくらい大きく丸々とした体つきになります。
このように、動物ごとに体重の測定方法は異なります。
次回は、ワオキツネザルとムササビの体重測定についてご紹介します。
お問い合わせ
仙台市建設局 八木山動物公園 飼育展示課
電話:022-229-0122
ファクス:022-229-3159