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ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > キリンの「エミリー」が来園しました〈その1〉(9月16日)
ページID:56784
更新日:2021年9月16日
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
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9月8日に「よこはま動物園ズーラシア」から、キリンの「エミリー」(メス2歳)がやって来ました。
今回は、「エミリー」を迎え入れる準備作業などを紹介します。
他園館などから当園に動物が仲間入りする際は、検疫を行います。
他の個体と隔離して、飼育員も獣舎の出入りの際は長靴の裏の消毒などを徹底します。
一定期間、動物病院の検疫舎で感染症などにかかっていないかを確認してから、他の個体と一緒にします。
しかしながら、大型動物の場合、検疫する獣舎がないため、他の個体と同じ動物舎で検疫をすることがあります。
今回のキリンもそうです。キリンの場合は、パドックのフェンスにシートを張り、来園者との接触を防ぐこともしています。
今回は、臨時休園期間中ということもあり、早めにキリンを部屋に収容してから作業をしました。
作業は、パドックと部屋の間の扉を開けて、キリンたちに見せながら行いました。これは、翌日に扉を開けたらキリンたちが見慣れない光景で警戒して部屋から出ていかないということを防ぐためです。
脚立を使ってひもで止めてます
観客通路側を張り終わり、キリンからお客さんの様子は見えにくくなりました
また、「エミリー」を部屋に迎え入れる際は、少しでも落ち着いて、安心して入室出来るようにいろいろな準備もしました。
輸送箱から部屋に移動する際は、事故が起きやすいので、細心の注意が必要です。突然に走り出して、壁にぶつかってしまうこともあるからです。
パドックと部屋の間の通路の目隠し--本番では、通路の先のパドックに輸送箱が設置されます
部屋の中の餌台などには不慮の事故を防ぐためクッションカバーをし、フェンスには「エミリー」に落ち着いてもらうため、周りが見えないようにシートを張りました。
根菜類の餌を置く台をマットでカバー
乾草を設置する台にもカバーしました
おがくずとワラを敷いて完了です
以上のような対策を取り、「エミリー」を事故もなく迎え入れることができました。
これからは、検疫期間となりますので、エミリーには新しい環境に慣れてもらいながら、他のキリンたちとの仲間入りを進めていきます。
「エミリー」来園の時のお話は次回に続きます。
部屋に入った「エミリー」
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