ホーム > ブログ・SNS > 八木山動物公園スタッフブログ「八木山ZOO通信」 > ニホンザル なぜ赤い?ニホンザルの顔やお尻(12月9日)
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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
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前回のニホンザルのブログでは、繁殖期(恋の季節)を迎えたニホンザルたちの顔とお尻の赤みが増しているお話をしました。
今回はその続き。そもそもニホンザルはなぜ顔が赤いのか? というお話です。
その答えはずばり、「顔とお尻の皮膚が薄く、皮膚の下の血管が透けて見えている」ためなのです!
皮膚の下を流れる血管の数や血流は、大人になるにつれて多くなります。
ニホンザルをよく観察してみると、若いサルや生まれたばかりのサルの顔は薄桃色ですね。
顔やお尻の色が赤くなってくるということは、大人の仲間入りをしている証拠なのです。
生後1カ月の顔は薄桃色
「ポカリ」2歳(左)と「ヨヨ」1歳(右)も、まだ薄桃色
また、ニホンザルは色を識別することができるため、目立ちやすい赤色は仲間を見分けるためにも役立っていると言われています。
そして恋の季節はオスもメスも性ホルモンの分泌が活発になるため、さらに赤みが増します。
当園の群れのリーダー「タロウ」(21歳)
いつにも増して赤くなった顔やお尻が見られるこれからの季節(だいたい11月から3月)、ニホンザルについての「なぜ?」をひとつ知ったうえで観察してみると新たな発見があるかもしれませんので、ぜひサル山に遊びに来てみてください。
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電話:022-229-0122
ファクシミリ:022-229-3159
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