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八木山動物公園スタッフブログ「八木ZOO通信」
蹄(ひづめ)も立派なオスの「ユウキ」
キリンの削蹄(ひづめの形をととのえること)をするにあたって、蹄(ひづめ)の状態をきちんと把握するため、レントゲン撮影をすることにしました。
当然ですが、野生動物は治療などをおとなしく受けてはくれません。
投薬するにも気づかれないように与えています。
レントゲン撮影は、まず、動物に撮影器具に慣れてもらう必要があります。
さらに、撮影者が被ばくしないように気をつけなければなりません。
撮影器具を患部にできるだけ近づけて、動物を動かないようにさせるのもなかなか難しいものです。
「アイ」に使用していたレントゲン撮影用の小道具を「ユウキ」用に改修しました。
「アイ」用は台座に固定して撮影していましたが、「ユウキ」用は持ち手を長くして「ユウキ」の動きに合わせられるようにしました。
緑の部分にカセッテ(レントゲンフィルムをセットしたもの)を設置します
棒の部分を持って蹄に近づけます
普段、見たことがない道具や服装を警戒しないように、練習の時から見せて慣れさせます。
撮影者は鉛入りで重い被ばく防止用エプロンを着用して練習します。
エプロンや撮影器具を「ユウキ」に見せておきます
普段のトレーニングを行いながら、台座に足を乗せて、レントゲン撮影のシミュレーションをしてみます。
右足と左足の間にカセッテを固定します(手前の機械からX線を照射)
撮影本番に向けて、少し改善する余地があることが分かりました。
次回のブログでは、そこを紹介します。
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