第5回仙台国際音楽コンクールの出場者募集を開始（発表内容）

このたび、「第5回仙台国際音楽コンクール」の実施概要がまとまり、1月20日より出場者の募集を開始していますので、お知らせいたします。

仙台国際音楽コンクールは、平成13年のスタート以来、若手音楽家の登竜門として多くの才能を輩出し、コンクールとしての評価も高まり、仙台の国際的な知名度の向上にも貢献してきたところでございます。昨年の東日本大震災では、これまでの出場者の方々や審査委員の先生方から、たくさんのお見舞いをいただいたほか、ゆかりのある音楽家の方々によるチャリティ・コンサートが内外で開催されるなど、コンクールが取り持った仙台と世界の絆を改めて実感したところでございます。

この歴史を重ねてきたコンクールをしっかりと運営し、成功へと導くことが、ご支援いただいた方々への何よりの恩返しにもなると考え、第5回コンクールを予定通り開催することとしたものでございます。開催期間は、平成25年5月25日から6月30日までのおよそ1カ月間となります。

出場者の募集は、先週20日から始まっておりまして、11月15日までとなっております。今回初めての試みとして、これまで世界6都市で行ってきたオーディションを行わずに、DVDによる予備審査のみで本選出場者を決定することといたしました。これによりまして、より幅広い国々からの参加を促せるものと期待しているところでございます。

また、審査委員の1人として、第1回コンクールのバイオリン部門で優勝したスヴェトリン・ルセフさんをお願いすることとしておりますが、今回初めて、過去のコンクール優勝者を審査委員としてお迎えできることを、大変うれしく思っております。

今回のコンクール開催は、世界に向けて楽都・仙台の復興を強くアピールする重要な役割も持っております。市民の皆さま、多くのボランティアの皆さまと協力をしながら、若い才能による夢と感動の舞台を盛り上げてまいりたいと考えております。

仙台市長 奥山 恵美子