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更新日:2016年9月20日
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このたび、東日本大震災の際に取り組みのありました、地元の企業や各種団体によります外国人の方への支援活動などを含めた、記録集を2点作成しました。
1点目は、「東日本大震災における仙台市の商店・事業所の支援活動事例集」でございます。
地震の影響でライフラインが止まる中、テントと発電機で仮設の避難所を作った商店街の皆さま、手元の材料で炊き出しを行った飲食店、支援物資の倉庫に建物を提供していただいた業者の方など、それぞれの事業者の皆さまが持てる力を発揮してくださったわけでございます。
この事例集では53の商店・事業所の皆さまの活躍を取りあげていますが、どの皆さまの活動からも「苦しい時にこそ、今までの商売のノウハウを生かして頑張らなければ」との思いや熱意が伝わってまいります。私もあらためて仙台商人、事業者の方々の底力を感じたところです。
2点目は、「外国人に関する震災記録集」でございます。
市内には留学生の皆さまを始め、およそ1万人の外国人の方々が生活をしています。
この冊子は、東日本大震災で被災された外国人の方々が、その当時どのようなことを考え、どのように行動されたのか。また、市内で活動をされている外国人支援団体や関係機関がどのような動きをしたのか。これらのことにつきまして、49件のインタビューをもとに作成したものでございます。
震災から丸3年以上が経過した今日、具体的な記録を残しておくことの意義は一段と高まっていると感じています。
今回作成した記録には、事業者の皆さまや外国人の方々の生の声を数多く紹介しており、読み物としても大変わかりやすい内容に仕上げることができました。防災という切り口にとどまらず、さまざまな市民の皆さまが知恵と力を出し合う、市民協働のまちづくりのためのヒントがぎっしり詰まっています。地域の市民の皆さまや事業者の方々、支援団体の皆さまなどに幅広くご覧いただいて、ご活用いただきたいと考えています。
仙台市長 奥山 恵美子
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