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更新日:2016年9月20日
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仙台市内に整備を進めている13カ所の津波避難施設のうち、1カ所目が来月完成しますのでお知らせします。
このたび完成するのは、宮城野区中野5丁目に設置する「津波避難タワー」でございます。鉄骨2階建てで、6m以上の高さに約300人が避難できるスペースを設け、津波に対応するための強度を有しています。寒さ対策のための居室空間の設置や、車いすやベビーカーに配慮したスロープなど、独自の工夫を反映した造りとなっています。
仙台市では、東日本大震災の教訓を踏まえ、東部の津波浸水区域に、タワー型、ビル型などの津波避難施設を13カ所整備することとしています。いざという時には、地域の皆さまが一刻も早く円滑に避難できるということが何より大事でございます。今回のタワーの完成により、地域の安心・安全のための環境整備を一歩進めることができたと考えています。
完成に当たりまして、来月2月14日に、地域住民の皆さまなどを対象とした完成報告会と利用説明会を開催し、この日から利用を始めます。
3月の国連防災世界会議の際には、スタディツアーの視察に組み込み、各国の防災担当の方々に、津波防災対策の一つとしてご紹介する予定です。
津波避難施設は、避難道路、かさ上げ道路などとあわせて、「防災環境都市・仙台」の新しいふるさとづくりに向けた重要なインフラ整備であります。他の12カ所については、年度内に外階段タイプの施設2カ所分の工事を終え、その他の10カ所は、平成28年度の末までに順次整備を進めてまいりたいという計画でございます。
仙台市長 奥山 恵美子
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