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更新日:2016年9月20日
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平成21年8月22日に第33代仙台市長として就任してから、今日で丸3年が経過しました。東日本大震災の折はもとよりこの間、多くの市民の皆さま、市議会、関係機関、そしてさまざまな団体など、多くの皆さんの支えとご理解によって市政運営を進めることができたことに、心から感謝申し上げます。また、今日は一つの節目ですけれども、ご心配をいただいていました結石も無事治療が終わり、石も消えましたので、4年目に向かって全身全霊で復興に力を注いでいきたいと思っています。
この3年間を振り返ってみますと、一番大きいのは、私達誰もが忘れることのできない、3.11の東日本大震災です。3年間の前半と後半を分けるまさに分水嶺が、あの3月11日だったと、強く私の中で節目となった日です。
しかしながら、市政ということで振り返って見ますと、3月11日以前に、今となっては遠い過去のような気もしますが、仙台市の今後10年のまちづくりの方向性を定める総合計画の策定作業を1年余りかけてやっていました。たくさんの市民の皆さんからこれからの仙台はこういうまちであって欲しいというご意見をいただいて、庁内でも各部局がそれをいろいろな形でそしゃくする中で仙台の新しい方向性を考え、この人口減少社会の中で、スリムな行政体になっていこう、未来に向けていろいろなプロジェクトを立ち上げられる企画力を持っていこう、そしてフットワークの軽い自治体になろうと、そういう未来型の改革志向の総合計画を、議会のご理解もいただいて策定していました。そのことが、計らずもこの復興からの旅立ちという中でも大きなバックボーンを私共に与えてくれたと思います。
復興のいろいろな事業がありますが、総合計画の中で目指した方向性は、仙台市にとってこれからも目指すべき大きな位置付けだと思っています。具体的には、沿岸地域や緑ケ丘における集団移転があります。これは対象世帯の数からいっても、かつてないような大規模な集団移転であって、これをしっかりと成し遂げて、新しいふるさとを市民の皆さまと懸命に作り上げていく、これが目下の最大事業であることは間違いありません。
また、東部地区のほ場整備も一度やると二度とはないと思えるような大規模な歴史的な事業です。しっかりと歴史の節目に残るような事業を、市民の皆さまと一緒に推進していきながら、新しい仙台の都市づくりに、4年目に向かって、さらに取り組んでまいりたいと思っています。どうぞこれからもご理解とご協力をよろしくお願いします。
仙台市長 奥山 恵美子
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