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更新日:2016年9月20日
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新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
何よりも仙台市民の皆様には、一年の幕開けとしてこのお正月を平穏に迎えられたことと思います。ただ風だけが寅年の勢いを象徴するように吹き荒れまして、少々大変でしたが、まずは平穏な一年の始まりであったと思っています。
そして報道各社の皆様におかれましては、こうしてまたお目にかかれることをうれしく思っています。新しい年も一緒に仙台の街づくりを考えながらご議論していきたいと考えています。よろしくお願いします。
私も仙台市長としての初めの年、門出を迎えました。就任以来4カ月が過ぎましたが、この一年は私の市政も本格的に稼動する年となりますので、改めて気を引き締め、この新年を迎えたということでございます。
今年一年は仙台にとりまして大変チャレンジングなチャンスに満ちた年になるのではないかという予感と強い意欲を感じているところです。
まず、チャンスとは何かと申しますと、昨年一年間、仙台・宮城に対する期待というものが次第に高まっているという手ごたえを私自身、強く感じています。ご承知のとおり自動車産業を中心に仙台圏北部地域での工場の新規稼動や社屋の完成というものが今年から本格的に始まります。また交通の結節点としての新幹線、高速道路網の充実も目前に迫ってきています。
そのような意味において、仙台・宮城はこれから発展していくだろうという機運があり、当地のみならず東北全体から、また日本全体から見ても期待されるポジションにあると思います。
日本経済全体は非常に大きな節目を迎えておりまして、社会制度の変革等喫緊の課題や昨年の政権交代、またデフレ状態にあるなど、いろいろと厳しい状況が数多あります。
しかしながら、そうした中でも日本全国の中で仙台は、チャンスに恵まれつつある都市ではないかと思いますので、これをいかに自分たちの力でさらなる高みに押し上げていくかということが、私自身、また私と共に仙台市に与えられた課題であると思います。
仙台は何かやってくれるのではないかという気持ちは、昨年J1復帰を果したベガルタ仙台や東北楽天ゴールデンイーグルスの活躍、そして昨年末には全国一位になりました明成高等学校男子バスケットボール部といったスポーツの分野でも全国的に大いに高まったと思いますので、それをさらに追い風にして寅年の勢いにつなげていく、そういう年ではないかと思います。
関東地方から新しい方々が仙台市及びその周辺の自治体においでになりますが、こうした方々にこちらに来てよかった、安心して生活していけると、そういう気持ちを持っていただけるような施策をしていくことが第一と考えています。
また、長期的には東北全体あげて自動車産業に人材を投入していくための人づくり、ネットワークづくりにも、仙台市だけでなく宮城県やその他の東北各県と連携しながら、力を入れていく必要があるであろうと思います。
そして、一千万の人口を抱えます東北全体の魅力発信にも、仙台はお力を添えていくことができるのではないかと思っておりまして、この9月にはご承知のようにAPECの高級実務者会合が初めて東北の地、仙台で開かれます。これは多くの実務者、そしてプレスの方々がおいでになる中で仙台というものをアジア、環太平洋の地域に発信していく大きな機会です。これも有効に活用していきたいと思います。
また、J1に復帰しましたベガルタ仙台の試合を観戦に多くの方が全国からおいでになると思いますが、やはりサポーターの方々も7年前とは違っていらっしゃると思います。ベガルタ仙台の試合をきっかけに新たに仙台に来ていただいて、なかなかいい街ではないかと言っていただけるような、そうしたことにも力を尽くしていきたいと思います。
私自身もできるだけそういった場にも足を運んでサポーターの皆様と共に試合の喜び、悲しみを共有しながら応援をしてまいりたいと思っている次第です。
仙台と宮城を大きく発信していくチャンスの年になるように、私自身十分に力を注いでがんばってまいりたいと思っています。
平成22年1月4日 仙台市長 奥山 恵美子
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