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更新日:2016年9月20日

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発表項目以外の質疑応答の概要

(1)いじめ事案で、「日本スポーツ振興センター」の死亡見舞金が4月に支払われていたが、仙台市いじめ問題専門委員会の答申より前に請求を行っていたのか

この請求は、以前は学校管理下における事故など、結構厳しい条件がありました。いじめの事案があったことを踏まえてだと思いますが、たぶん文部科学省のご指導があって、お見舞い金をお支払いする基準が、いじめと相当の関連性があると学校側が考えれば、それで請求ができるとなりました。例えば、具体的にいつ、どういういじめがあって、どういうことだったかを特定するとか、対象生徒を明らかにするとか、学校の過失がどこにあったかを精査するということではなくて、何らかのいじめに自死が関連づけられていることを、学校として理解し、認めている状況という程度であっても、死亡のお見舞い金を支払う運用になっていることを聞きました。教育委員会とも相談の上、ご遺族としても早期に受け取ることにご異論はないことでもありましたので、手続きは進めさせていただいた方が良いのではないかということで進めました。私もその件については聞いていましたし、了解もしていました。

(2)見舞金を請求した1月下旬の段階で、いじめと自死の因果関係があるとの認識だったか

そうです。教員もいじめの相談を受けていましたし、保護者が教員に相談もしていたので、学校としていじめを把握していたということです。そのいじめと自死との間の相応の関連はあるという認識です。

(3)認識を持ったのは、自死のあった直後の時期か

そうです。少なくとも自死について保護者の方とお話をし、学校の中で基本的な調査を行っています。その時点において、自死といじめとの間に関連性は深いと認識していたと思います。

(4)「日本スポーツ振興センター」への請求が1月下旬になった理由はあるのか

特別な理由があるわけではなくて、どういう条件の下に支払われるのか、問い合わせをしたり、回答いただいたり、今回の事案と照らし合わせてご請求して、受けていただけるかをこちらで精査したり、もっぱら実務的な確認の時間だったと聞いています。

(5)「日本スポーツ振興センター」に専門委員会の資料などは提出しないのか

そういうものを求められたとは聞いていません。

(6)死亡見舞金の請求には、学校でいじめの認識が必要とのことだが、市でもその認識はあったのか

そうです。学校は今回の事案があった後に、まず学校としての基本的な調査をしています。その報告の中でいじめとの関連は深いという認識で、また保護者の方に防げなかったことを申し訳ないというお話もしていると聞いています。市としても、自死といじめの関連性は深いと認識しています。

(7)見舞金の請求は、今回が初めてか

例えば、学校で事故で子どもたちがけがをしたり、残念ながら亡くなられたりすることがあります。そういう場合に請求して支払われます。該当する案件が年に何件くらいかは分かりかねますが、決して初めてではありません。これまでにも、請求をした事例は、いろいろあります。理由もいろいろあります。

(8)いじめによる請求は、初めてか

そこまでは確認していません。教育委員会に確認していただければと思います。

(9)見舞金の支払いを今まで公表しなかったのは、何か理由があるのか

教育委員会として、該当するものであればご請求して、ご遺族にお支払いがあるものですが、直接的にいじめの事案の再発防止に関連することではないので、こちらから公表するものには当たらないという判断だと思います。聞かれてお答えしないというものでもありません。

(10)市から積極的に公表するものではないということか

はい、そうです。

(11)昨日、想定より早くうみの杜水族館が来場者100万人を達成したが、所感を伺う

津波の大きな被害を受けたところで、復興特区も活用する形で開館した「うみの杜水族館」が、大変多くの市民、また東北一円の方においでいただく中で、早期の目標を上回るペースで多くの方に来ていただいて、100万という大きな数字を達成したのは、私としても大変うれしく思っています。関係の運営事業者の皆さまも、いろいろ工夫や努力をしていただいたと思います。大変好評という勢いを、リピーターを増やすとかいろいろな形で、来年、再来年に続けていくことが次の目標になってくると思いますので、われわれも周辺の環境整備も含め、ご一緒に進んでいければと思います。

(12)水族館の開業により、地域の活性化も期待されていたが、いかがか

おいでになった方々の回遊の動線として、アウトレットモールや、周辺のいろいろな飲食、休憩の場所の利用などは向上してきていると聞いています。さらに、これだけの方がいらっしゃった時に食べる所、休む所、買い物をする所で、新しい工夫が展開されれば、きっとニーズが出てくると思います。さらに周辺の事業者の方とともに、どういうものであれば、おいでいただいた方に、さらにここに行ってみたいと思っていただけるのかを、われわれも商店街や経済局などを中心に、またいろいろ考えていく必要があると思います。

(13)交通渋滞も懸念されていたが、いかがか

夏休みや開業直後は相当に渋滞しましたし、年間パスポートを買うために並んだとか、たくさん来ていただいたことによる課題も大きかったと思います。最近はかなり落ち着いていると事業者からお聞きしていますが、来年のゴールデンウィークや夏に向けて反省すべき事項があるか、開業1年、4シーズンまわった上で、事業者の方と検証していく必要があると思います。

(14)12月に名古屋市の動物園からスマトラトラが来園するが、地下鉄東西線の開業に合わせたのか

開業は、当然意識していたとは思うのですが、なぜこの日かまでは聞いていません。詳しくは八木山動物公園に聞いていただければと思います。

(15)スマトラトラの来園で、期待することは何か

地下鉄東西線が開業して、東の水族館、西の八木山動物公園というのは、私としても期待している二大施設です。集客力は水族館が100万人を突破しました。八木山動物公園は通年で50万人くらいだったと思いますので、ちょっと遅れを取っていますが、かわいい動物たちの力を得て、一歩でも二歩でも水族館の集客にキャッチアップできるように八木山動物公園も頑張っていかなければいけないし、動物たちの力が大きいと思っています。

〔広報課長〕

スマトラトラは12月1日に来るということですが、慣らしを経てからの一般公開となります。今後、今いる雌の「バユ」とのお見合いなどを予定していると聞いています。

(16)パリでテロ事件が発生した。来年、仙台でもG7財務大臣会合が開催されるが、警備体制について、何か動きはあるか

テロの事案が発生してから時間があまり経過していない中ですので、具体的に県警や国の方から警備に関連して、新しい協議事項や指示があったことはございません。

ただ、今回の事案はフランス国民は当然ですが、来年の開催地の日本にとっても大変衝撃的なことです。総理もおっしゃっておられますが、まずは国としての最大限のテロ防御をお考えになられると思います。特に日本の場合は、いかに水際で防ぐことができるかについて、これからもいろいろ検討されると思います。

その中で、開催自治体として具体の協力をしてほしい項目が提示されましたら、われわれとしても十分協力させていただいて、また地域の方々、特に地元の秋保地区の方々にご不安があるようではいけませんので、そのご説明についても財務省や県警と協力するような形で取り組んでいければと思っています。

(17)昨日、市長はレンヌ市へテロ事件のお見舞いの手紙を出していたが、何かフランスへの支援は考えているか

具体的に募金などを考えていることはございません。ただ、パリから300キロ離れているとはいえ、同じ国内であれだけの大人数の国民、市民の方が犠牲になった事案があったことは、レンヌの皆さんにとっても大変衝撃的なことだろうということで、私としても深い哀悼の気持ちとお見舞いをお伝えしたということです。

レンヌの皆さんは、東日本大震災の時に大きなご支援とお気持ちを寄せてくださいましたので、いろいろな形で私どもから心配をしているというメッセージを、まずはお伝えさせていただいたということです。

(18)羽黒台の避難指示がようやく一部解除となったが、所感を伺う

非常に大規模な自然災害の崖崩れでした。また民地と道路があり、復旧についての時間も要したところです。幹線的な、非常に重要な道路ですので、地域の方からも一日も早くとお話をいただいています。

工法や安全性も含めて検討した結果、まずはこれで取り組んでいきたいという方法も見つかりました。崖面所有者の地主さんとの負担問題の協議や、上の宅地の方々にも、土地面積が従前よりは減ることをご理解いただかなくてはいけない部分などについて、お話がほぼ固まりました。避難指示の解除も含めて、復旧工事に向けて一歩踏み出すことができたと思っています。

大変時間をいただきました点は申し訳なく思います。安全な工法を発見して着実に復旧を進めるため、これからさらに、完全復旧に向けて工事を進めていきたいと思っています。引き続き片側通行など、いろいろご理解をいただく部分もありますので、その辺もご説明を申し上げながら、鋭意努めていきたいと思います。

(19)市内には、ほかにも土砂災害危険区域があるが、対策や点検はどうしているのか

この前の土砂災害の部分は、調査も含め再点検について担当部局で進めています。一方、広島の事案に関連して、区域の指定も早急に進めなければいけません。区域指定は、法的には県の事業ですが、県の方もマンパワーの限界があり大変遅れてきたわけです。

私どもとしても、できることは政令指定都市の技術力の中でやっていくので、仙台の該当する部分についての説明会を今年度中もやっていただきたいと、ずっとお話をしてまいりました。9月の豪雨で若干後ろに押していると思いますが、年度内に仙台市内の何カ所かで現地説明会に入っていきます。全国的にも遅れていた区域指定の率を、まず上げていくことも早急に求められている対策だと思います。そこについても力を入れていく考えです。

(20)旭化成建材のくい偽装問題で、市内の物件の状況はどうなっているか

市有物件の2件については、データの改ざんや流用は発見されなかったのは、すでにお話ししました。それ以外の民間の部分については、具体の箇所名としてはわれわれのところに通知されているものはございません。

(21)市内には、対象物件はないということか

国から、そのことに関して具体のお知らせを受けていない状況です。

(22)その通知は、いつか来るものなのか

国がこの件に関して、例えば政令市を政令市枠として情報提供をされるおつもりなのか、それとも県に一括されるのかも含めて、まだ不明です。

(23)こちらから情報を求めていくのか

仙台市だけが知らされていないということになれば求めていきますが、国もいろいろ立て込んでいらっしゃって、まだ全国一律に情報が出ている状況ではないので、当分、注視している状況です。

(24)民間の物件でも、市に情報が入った場合は公表するのか

おそらくは国から、どのレベルでどういう開示の仕方をするのか、情報と一緒にガイドライン的に提供されると思います。それに準じて進めていくことになると思います。全国各地で、こちらとこちらの情報のレベルがこんなに食い違っているのでは、かえって国民の不安が増すことは、国でもお考えだと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

お問い合わせ

総務局広報課

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