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更新日:2016年9月20日
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このたびの震災で発生しましたがれきの撤去に関しましては、復旧・復興の第一関門と位置付け、被災された方々の生活の再建や衛生環境の確保を図るため、精力的に取り組んできたところでございますが、その現在の状況についてご報告を申し上げます。
お手元の資料をご覧ください。数字は、いずれも7月14日時点のものでございます。
まず、がれき撤去の状況でございます。発生量につきましては、本市独自の推計値として、これまで約103万トンとの数字を公表しておりましたが、これには公共施設関連約31万トン、被災自動車約1万トンは含まれておりませんでした。
また一方、環境省において、それらを含めた数字として135.2万トンという推計値を公表いただいておりますので、本市もこれに合わせまして、発生総量を改めて135.2万トンとしたものです。
そのうち撤去を行った量は、現在、61.8万トンでございます。これは搬入場に設置した計量器によって測定したがれき1立方メートル当たり0.6トンという実績値に基づきまして、搬入済みのがれき全体について再計算した数字でございます。撤去率にいたしますと、45.7%となっております。
次に、撤去したがれきの内訳でございますが、「震災ごみ仮置場等に市民の皆様が自己搬入したもの」、「津波被災地区で浸水した畳や寝具等を収集したもの」、「被災した自動車」、「宅地内のがれき」、「自己搬入が困難な高齢者世帯等を対象に戸別収集したもの」、「損壊家屋等の解体・撤去に伴うもの」、「農地内のがれき」などおおむねこのような状況となっております。
国におきましては、住居エリアからのがれき撤去のスケジュールを8月末と示しておりますが、仙台市におきましては、目標を1カ月前倒しし、今月中には撤去を完了する見通しでございます。これは、搬入場の早期設置など処理態勢の迅速な確保と、地元業者の方々をはじめ関係者の皆様の多大なるお力添えなどによるものと考えております。
今後は、農地内のがれき撤去や損壊家屋の解体などに全力を挙げるとともに、集積したがれきの再資源化に努めてまいります。再資源化できない可燃物につきましては、搬入場内に設置する仮設焼却炉において処理を行ってまいります。
被災された皆様の生活再建に向けた歩みを後押しできますよう、引き続きスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。
なお、今週金曜日7月22日ですが、午後に、報道関係の皆様を対象に、がれき搬入場をご視察いただく機会を設ける予定としております。詳細は追ってお知らせする予定ですが、ぜひ実際の分別作業の状況などを取材していただければと考えております。
仙台市長 奥山 恵美子
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