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更新日:2016年9月20日

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発表内容以外の質疑応答の概要

(1)松本復興担当大臣の辞任について所感を伺う

自分で現場にいたわけではありませんが、報道等で知る限りでは、ご発言については、被災地にいる者の一人として、いささか被災地とともに歩むという姿勢は乏しかったというふうに受け止めています。

(2)松本復興担当大臣の辞任によって復興への影響はあるか

私どもはこの間一日も早く、復興の具体の作業にとり掛かりたいと思っていました。そのために国で指針をお示しいただきたいと我々が願っているものとしては、例えば補助率の問題です。国の負担を更に増額することについてお願いをし、具体的な返答をいただき、予算をつけていただきたいということを、ずっと切に願っているわけです。

それで復興を担当される大臣が決まったということで、一歩それに向かって近づいたかなと、我々も今度は本格的にこの大臣の下でしっかりやっていけばいいのだなと思った瞬間に、大臣が代わられる。そういう意味では何回目かの再スタートが更にリセットされ、前進に向けての、加速すべき推進力がまた頓挫したという非常に残念な気持ちを味わっております。

(3)ともに歩むという姿勢が乏しかったというのは具体的にはどういうことか

テレビ等で音声としてお聞きする印象と、新聞等の活字に起こされたものを見るのとでは感じが多少違うと思います。音声でお聞きした時に私が得た感じは、お気持ちとしてのともに歩むという真剣さというか、寄り添うという温かさというか、私自身の感じ方ですからこれが絶対だと申し上げるわけではないのですけれども、温かみを私自身が感じるというのはちょっと遠い口調だと感じたところです。

(4)松本大臣は問題の発言が週末にあり、本日火曜日に辞任したが、この比較的早い判断について、率直な感想を伺う

ご本人の申し出もあるでしょうし、総理がそれをどう受け止められたかにもよると思いますが、復興の主体は被災地であると、ずっと総理も政府も言ってこられたと思っております。その中で、私ども被災地と一緒に歩んでいただけるという気持ちを持てないと思った方が、ご発言を聞いて非常に多かったと思いますので、そのことが総理が判断された1つの理由だろうと思っております

(5)就任間もない大臣が辞任したが、今後の民主党政権には何を求めるか

就任されたことについては、私どもも、期待感をもって受け止めさせていただきましたが、これだけ短期間に頓挫をしてしまったことは、誠に心外この上ないわけです。民主党政権には、これまでも何回も申し上げてきましたが、とにかく現地が求めているのは、それぞれの事業に関する明快な指針と、それを実行する財源です。

この2つを与えていただかないことには、我々は事業をスタートさせることが出来ませんので、そのことを重ね重ね申し上げてしっかりと受け止めていただいて、早急に大臣の任命をし、事業の推進に向けてぜひとも政治として、しっかりとした働きをお願いしたいと思います。

(6)市長は松本大臣と面識はあるのか

面識はございます。松本大臣が防災大臣だった時に陳情にお伺いしてお話を申し上げました。

(7)その時の印象と今回の一連の発言をした印象に違いはあるか

防災大臣としてお伺いした時は、宅地被害に関しては甚大な被害なので、いろいろな制度的な支援、対応をぜひお願いしたいとお話しを申し上げて、それは理解したということでしたので、特段今回のように何か私として違和感というか納得できないという発言はございませんでした。

(8)次の大臣にはどんな人に就任してほしいか

特に私どもからこの方をというようなことで、具体に申し上げるべき人事だとは思いません。総理がしっかりと今の状況を踏まえて、被災地が信頼でき、ともに歩むことができる方を1日も早く総理の責任で信任していただくというのが一番大事だと思います。

(9)総理の任命責任についてどう思うか

一国の大臣は大変大きな権限を持っておられる方です。そしてまた、今回の復興については既存の制度を超える様々な制度を作っていただくことや、例外をどうさばいていただくかとか、いわゆる通常業務ではないものが、災害復旧という中で沢山起こっている事態であります。非常時だということを、総理も十分ご認識していらっしゃるとは思いますが、更にしっかりと踏まえていただいて我々とともに歩んでいただける方を、責任を持って任命していただくと、そのことに尽きるという思いです。

(10)夏場の観光シーズンを迎えるが、仙台城の石垣復旧の見通しについて伺う

今、道路を塞ぐように一部石垣が崩れている状態になっています。現在はまだ指定されていない地域ですが、国の史跡指定に入るべき部分ですので、まず文化庁と相談をしながら、今後の復旧について考えております。ただし車が道路を通れるようになるという意味では、かなり長期化する予定です。

とりあえずは、七夕前になんとか仙台市博物館から、清水門跡を通って徒歩で城に行けるよう整備したいと考えていまして、今急いで段取りを立てているところです。

(11)今回、仙台市議会議員選挙と宮城県議会議員選挙が別々に実施される見込みとなり、運営費用や投票率への影響があるかと思うが、市長の所見を伺う

今回の市議選の選挙日につきましては、まず9月22日という法的なリミットがある中で、仙台市選挙管理委員会でもいろいろ考えたと聞いております。

まず兼ね合いの問題としては、一度市議選をこの時期にしますと、4年後の次回の選挙のことを考えると他の候補日ですと、例えば選挙期間がお盆にかかるとか、七夕にかかるなどいろいろな問題が出る要素が高くなります。また9月の3連休の18日ですと、3連休の真ん中に入ってしまって投票率そのものが懸念されます。

幾つかの課題がある中で選挙管理委員会としてはこの日程が良いと判断したと聞いております。私もその判断は了としたところです。県議選と市議選、選挙費用の点でいえば一緒にやるに越したことはないわけですが、市議選をこの時期に実施していきたいということで申請を申し上げた段階では、県議選について、特に県の方からお話は無かったということです。今、県として、いろいろなご検討をされている段階だと承っております。

国における判断は政令で期日を告示しますので、例えば県議選が9月11日になった時に、仙台市がそれに合わせて9月11日に移動することはきわめて困難であると聞き及んでおります。もし県議選が9月11日に実施されるとすれば、市議選とは選挙期日が離れることになると思います。ただし、本質的にそれほど遠い日程ではないので、次回以降については、また調整が可能な部分もあろうかという気はしております。

仙台市長 奥山 恵美子

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