仙台東部地区農業災害復興連絡会を開催します（発表内容）

このたびの大震災で大きな被害を受けた東部地区の農業の再生と復興に向けまして、「仙台東部地区農業災害復興連絡会」を開催することとしましたので、お知らせをいたします。

今回の大津波によりまして、東部地区の農地約2,300haのうち、8割にあたる約1,800haが浸水をいたしました。滞留している海水の排除と塩害の対策、膨大な量のガレキ・土砂の撤去、そして農業者の皆様の生活再建に早急に取り組んでいく必要がございます。

この連絡会におきましては、仙台農業協同組合の組合長さん、また、仙台東土地改良区の理事長さんなどにご参加いただきまして、情報と問題意識の共有化を図りながら、農業者の方々と一体となって課題解決に取り組んでまいります。第1回の会合は、本日午後2時から開催をいたします。

当面の具体的な取り組みとして、被災された農業者の皆様に、被害対策の実施予定や生活支援・雇用等に関する情報提供などを行ってまいります。

また、今後、大学の研究者などの方々のご参加もいただきながら、農業者の方々の意向調査を実施し、東部地区の農業復興計画づくりにつながる提案も行っていくことといたしております。

一日も早く東部地区の豊かな田園風景を取り戻し、農業者の皆様が希望を持てる、より強い農業として再生できるよう、皆様方と一緒に知恵を絞って取り組んでまいりたいと考えております。

仙台市長　奥山　恵美子