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更新日:2016年9月20日
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会社の倒産により発注した工事が止まっているという件については、現時点では私自身、あちこちというほどの複数の案件を掌握しておりませんので、申し訳ありませんが具体に即さないとお答えができません。
工事などを受注したが会社が不具合になったという話は、仙台市全体で年間では何件か起きています。我々としては、契約はきちんと履行してもらうなり、債権を確保するということとは別に、仮に工事が止まってしまった場合、その対応として、新たに予算を確保したり、工事を再発注したりすることで、最終的には予定していた工事は進行させていかなければなりません。
やはりそのようなことがあった場合には、手続きとして2~3カ月という期間が空いてしまうということは避けられませんので、地域の方にはそういった事情を丁寧にご説明しながら進めていくことになります。
今後そのようなことが頻繁に起こるようでは困りますので、契約の担当と連携して注意していきたいと思います。
今までの学識経験者による事故調査委員会の審議の内容を聞きましたが、ため池からかつて伸びていたと思われる、我々が把握していない排水管という存在があるようです。そこにため池の水が急激に流れたことによって、現時点で存在が確認されている桝と流れた水の間で物理的に不都合な現象が起こり、それにより陥没につながったのではないかと、委員会の先生方は推測されていると認識しています。
これについての最終的な予想は絞り込まれてきていますが、それを物理的に確認しなければならないと思います。しかし桝と管の接合部分が地表から14~15メートルの地下にあるということで、そこを掘り出す作業に時間がかかるであろうとも聞いています。
しかし、今の想定が確かなものかどうかは現地を掘って確認する以外ないと思っていますので、そのことを了承しています。
周辺の方々には通行止めなどで大変ご迷惑、ご心配をお掛けしていますが、学識経験者の方々に現地を見ていただき、原因をきちんと確定しないと安全宣言が出せないと考えていますので、その作業を鋭意進めたいと思っています。
その他、例えばレーダーによる診断や試掘、目視巡回パトロールなども実施してきたことによって、先ほど申し上げた以外の可能性は逆にかなり狭まってきていると思います。この間の台風のときもそうですが、お住まいの方々に今何かの危険があるわけではないと思いますので、現状としては日常生活的には安心して良いレベルにはなっていると思います。
ただ、今後の対応を考えると十数メートル下まで掘り下げて確認したいと思っていますし、学識経験者の先生方もそのようなご意向であると伺っています。
平成21年10月13日 仙台市長 奥山 恵美子
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