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更新日:2019年7月17日

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「せんだい都心再構築プロジェクトを始動します」(発表内容)

令和元年7月16日

 

震災復興の次なるステージを目指して、「せんだい都心再構築プロジェクト」を始動いたします。

仙台市では、復興需要の縮小に伴います地域経済への影響や、また都心における建築物の老朽化といった問題が顕在化しておりまして、経済活動や交流の中心的な舞台となる都心の機能強化が大きな課題となっております。こうしたことから、2030年度までをプロジェクトの期間として「せんだい都心再構築プロジェクト」を立ち上げることとし、このたび全体のコンセプトと、それからまた緊急性の高い取り組みを第1弾の施策として取りまとめました。

初めに、プロジェクトのコンセプトについてであります。都心の将来イメージとして「働く場所」「楽しむ場所」「杜の都の個性」、この3つに着目いたしまして、高度な都市機能の集積や、また新しい賑わいを生むゆとりのある空間、高い防災力と緑に包まれた美しい環境など、多彩な魅力をちりばめた都心の姿を掲げました。

これを視覚的にお示しいたしましたのがこちらのパネル(「せんだい都心再構築プロジェクト」都心の将来イメージ)(PDF:6,783KB)であります。仙台駅エリア、青葉通・一番町エリア、勾当台・定禅寺通エリアの3つのエリアを中心にいたしまして、周辺のエリアをつなぎ合わせながら、それぞれの個性を生かした回遊性の高いまちづくりを進めてまいります。

次に、第1弾の施策の概要についてです。まずは喫緊の課題であります老朽建築物の建て替えの促進、それと企業誘致の受け皿となる高機能オフィスの整備に向けて、新たな助成制度の創設や、容積率を最大で2倍にするなどの緩和措置、それから企業誘致の強化などに取り組んでまいります。

また、市街地再開発事業の補助ですけれども、補助率を3分の1から3分の2に引き上げるとともに、補助の上限額を拡充し、再開発の動きを強力に後押したいと考えます。

このほか、建築等を行う際に設置が義務付けられております駐車台数の大幅な緩和や、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進する「都市再生緊急整備地域」の拡大に向けた検討を開始いたします。

首都圏では、大災害などに備えて企業のオフィス機能の一部を移転するという動きも生まれております。民間投資を呼び込むための施策をパッケージ化して打ち出すことで、リスク分散の視点からも企業に選ばれる都心を目指してまいりたいと思います。

第1弾の施策ですけれど、民間の皆さま方の事業と連動するものでありまして、数年度をかけて進めていくことになりますけれども、全体で100億円を超える支援になると考えているところです。

躍動する都心づくりに向けまして、今後とも市民の皆さま方や事業者の方々のご意見をしっかりとくみ取らせていただきながら、ダイナミズムあふれる挑戦を重ねていく決意であります。


仙台市長 郡 和子

 

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