ページID:42870

更新日:2019年7月17日

ここから本文です。

「せんだい都心再構築プロジェクト」を始動します(発表資料)

令和元年7月16日
(担当)まちづくり政策局政策企画課
(直通)022-214-1265

 

震災復興の次なるステージを目指して、経済活動と交流の中心的舞台である本市の都心部を再構築するため、「せんだい都心再構築プロジェクト」を始動いたします。

本プロジェクトは、杜の都・仙台の都市個性を活かしながら、賑わいと交流、そして継続的な経済活力を生み出し続ける躍動する都心を目指し、市民や事業者の方々などとの連携のもと、挑戦を重ねながら都心部の機能強化を進めていくものです。

このたび、プロジェクトの基本的な考え方および老朽建築物の更新への対応など緊急性の高い取り組みを第1弾施策としてとりまとめました。

今後も具体の施策がまとまったものから順次発表し、実行に移していきます。

 

1 「せんだい都心再構築プロジェクト」の基本的な考え方

(1)都心の将来イメージと施策の方向性

「働く場所、楽しむ場所として選ばれる、杜の都の個性きらめく、躍動の都心(まち)」

1.東北を牽引するイノベーションが生まれる都心(まち)

高度な都市機能が集積し、国内外からの投資を呼び込む「多様なイノベーションが生まれ、働く場所として選ばれる都心(まち)」を目指します。

【施策の方向性】

高機能なオフィスの整備と企業誘致の連動、起業のスタートアップ拠点の形成など

2.東北の交流拠点となる新たな賑わいを創り出す都心(まち)

公共空間と民有地が一体となることで生み出されるゆとりのある空間の中に、新たな賑わいや魅力を創出し、「国内外から人が集い交流し、楽しめる都心(まち)」を目指します。

【施策の方向性】

体験プログラムの創出や受け入れ環境の整備などによる旅行者やMICE参加者等の消費拡大、中心部商店街活性化、都心の回遊性向上に向けた交通環境の整備など

3.杜の都の個性が活きる都心(まち)

高い防災力と美しい環境を活かし、緑に包まれた憩いと安らぎを生む都市環境の中で、通りやエリアごとの個性が輝く、「杜の都の個性が活きる都心(まち)」を目指します。

【施策の方向性】

企業のリスク分散の視点からも選ばれる安全・安心で快適な都心環境の構築、通りやエリアの特性を活かしたエリアマネジメントの推進、リノベーションまちづくりなど

 

(2)今後の進め方

プロジェクトの期間は2030年度までとし、具体的な施策につきましては、事業者の方々などのニーズを把握しながら、まとまったものから順次発表し、実行に移していきます。

都心の将来イメージや施策の方向性については、最終的には、新たな総合計画や都市計画マスタープランの中で、目指すべき都心の姿として掲げていきます。

 

 

2 第1弾施策の概要

(1)老朽建築物の建替えと企業立地の促進

 1.仙台市都心部建替え促進助成金制度の創設

一定の要件に該当する案件について、解体工事期間中の土地の固定資産税等相当分の助成と高機能オフィスの床面積相当分に係る1年間の固定資産税相当分の助成を行います。

2.高機能オフィスの整備に着目した容積率の緩和

一定規模以上のフロア面積を有するなど、一定要件を満たす高機能オフィスを整備する場合に容積率を緩和します。

3.企業誘致体制の強化と助成制度の拡充

金融機関との連携により企業誘致体制を強化するとともに、ICT関連企業や研究開発拠点などの事業所を設置する際の企業立地促進助成制度において、オフィス賃料に対する助成額算定の基礎となる月額賃料の上限額を拡充します。

 

(2)市街地再開発事業の推進

都心の交流や賑わいを生む拠点の形成を推進するため、都市再生特別地区の都市計画決定を受けて行う市街地再開発事業を対象として、補助の支援拡充を行います。

 

(3)附置を義務付ける駐車台数の緩和等

都心における土地や建物の有効活用、公共交通の更なる利用促進を目的とし、附置を義務付ける駐車台数の大幅な緩和や制度の柔軟な運用等を図ります。

 

(4)都市再生緊急整備地域の拡大へ向けた検討

都市の再生の拠点として都市開発事業等の促進に向けて、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進する地域の拡大へ向けた見直しの検討を始めます。


※企業立地促進については企業のニーズ等も把握しながら、さらなる助成制度を検討していきます。

 

杜の都・仙台のシンボルロードである定禅寺の将来イメージ

せんだい都心再構築プロジェクト ー働く場所、楽しむ場所として選ばれる、杜の都の個性きらめく、躍動の都心ー(PDF:8,045KB)

せんだい都心再構築プロジェクト 第1弾施策(PDF:1,641KB)

 

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをダウンロードしてください。Adobe Readerのダウンロードページ