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更新日:2019年7月17日

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「震災遺構 仙台市荒浜地区住宅基礎」を公開します(発表内容)

令和元年7月16日

 

「仙台市荒浜地区住宅基礎」を8月2日(金曜日)から震災遺構として公開をいたします。

仙台市では、すでに荒浜小学校の校舎を震災遺構として整備いたしまして、公開しているところですけれども、荒浜地区に残されました住宅基礎群を併せて保存することにより、震災遺構の価値をより一層高めていくため、地域の皆さまのご意見やお住まいであった方々のご意向などを確認しながら検討、整備を進めてまいりました。

公開にあたりましては、津波によって被害を受けた住宅や浸食された地形を、ありのままの姿でご覧いただくために、できるだけ手を加えない保存・活用を行うこととし、エリア内に見学用の通路を設置いたしました。また津波の脅威や、失われたかつての荒浜の暮らしの様子、被災後の状況などをお伝えするために、写真や証言などを掲載した説明看板を設置いたしまして、津波被害の大きさを実感していただけるように工夫をいたしました。

公開の初日には、地元の皆さま方にもご出席いただきまして、記念式典を執り行う予定でございます。

荒浜小学校とともに、この住宅基礎遺構をご覧いただくことで、津波の恐ろしさだけでなく、そこにあった人々の暮らしや地域の記憶、震災の経験や教訓を、より深く感じていただけるのではないかと期待しているところです。ここが防災・減災の重要性を発信できる場ともなるように、引き続き取り組んでまいります。


仙台市長 郡 和子