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更新日:2023年6月19日

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調査研究報告要旨(令和4年度「仙台市博物館調査研究報告」第43号)

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新刊図録・目録調査研究報告機関誌仙台市史

令和4年度「仙台市博物館調査研究報告」第43号には、以下の論文等を掲載しました。

1 資料紹介 箟峯寺蔵水晶六角五輪塔について 

大内直輝

宮城県涌谷町の天台宗無夷山箟峯寺には、坂上田村麻呂の兜に着装されていたものと同寺で言い伝わっている水晶製の六角五輪塔が所蔵されている。本稿では、箟峯寺での調査をもとにしてこの五輪塔の資料紹介を行い、また、これまでまとまった形で紹介されることが少なかった水晶六角五輪塔の遺品についても併せて紹介した。さらに、その上で箟峯寺の作例がどのように位置づけられるかについて、少しではあるが考察を試みた。

 

2 資料紹介 伊達政宗文書・新補遺(一)

明石治郎、村岡淳子

本稿は、これまで伊達政宗発給文書(「伊達政宗文書」)を悉皆調査するという目標を掲げ、その成果を紹介してきた『仙台市史 資料編 伊達政宗文書』全四巻、『市史せんだい』Vol.17~30所収の「史料紹介 伊達政宗文書・補遺」(一)~(十四)を受け継ぐもので、本誌を掲載誌として新たにシリーズ化しようとする第一弾である。今回は十三点の新出資料の翻刻と写真図版、一点の新調査資料の写真図版を掲載した。

 

3 仙台城下絵図の年代について ―仙台市博物館所蔵絵図を対象に―

水野沙織

仙台市博物館では、仙台藩領を描いた貴重な絵図の寄贈が相次いでおり、仙台城下を描いた絵図が充実を見せている。本稿では、新収蔵資料を含めた当館が所蔵する仙台城下絵図を対象に、描かれた情報や絵図の比較分析を通して景観年代の推定を行った。また、宝暦・天明の飢饉以降に増加した城下北東部・東部の武家地の明屋敷(空き家)が、田畑に転用されることで減少し、実質的な城下の範囲(居住域)が縮小していることを指摘した。

 

4 仙台市博物館学校向け学習プログラムの現状と展望 ―社会科・総合的な学習の時間に関連する内容を中心に―

村上聡

仙台市博物館では、博物館を活用した教職員の授業づくりや児童生徒の学習活動のサポート等を目的として、学校向け教育・普及事業を展開している。本稿では、その取り組みの一つである学習プログラム(特に社会科・総合的な学習の時間に関連する内容)を取り上げ、これまでの取り組みを整理、紹介した。また、取り組みのさらなる発展と充実を図るため、現在の課題を明らかにするとともに、今後の展望についても検討した。

 

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