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更新日:2016年9月20日
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平成22年第1回定例会に提出する議案について、お知らせいたします。
招集日は2月17日(水曜日)です。
議案の件数は、条例案件が27件、人事案件が4件、その他案件が13件、補正予算が13件、当初予算18件、合計75件です。
はじめに、主な条例案件等についてご説明いたします。資料1をご覧ください。
1ページの「1 仙台市暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例」ですが、これは、市の施設を使用させることが暴力団の利益となると認めるときは、使用を許可しないこととするものです。
次に「4 仙台市乗合自動車運賃条例」ですが、4ページの「25 仙台市高速鉄道運賃条例の一部を改正する条例」とあわせてご説明します。
これらは、平成20年10月から実施しております「フリーパス実証実験」の効果を踏まえ、平成22年4月から、市バス全線にわたり乗降可能な通学定期券並びに市バス及び地下鉄の全線にわたり乗降可能な通学定期券の発行を本格実施するため、その運賃を定めるとともに、旅客一人に同伴する1歳以上6歳未満のお子さんについて、現在、1人を無料としているものを、2人まで無料とするよう改めるものです。
次に、「5 仙台市事務分掌条例の一部を改正する条例」ですが、これは、現在の政策調整局、総務局及び企画市民局を、企画調整局、総務局及び市民局に再編するものです。企画調整局においては中長期的な視点での重要施策の企画・調整等に、市民局においては市民協働による事業推進等に、それぞれ重点的に取り組むことができるよう、体制の強化を図りたいと思います。
次に、2ページの「8 特別職の職員の給与、旅費、費用弁償の額並びにその支給方法に関する条例の一部を改正する条例」及び「9 市長等の給与に関する条例の一部を改正する条例」ですが、これらは、私をはじめ副市長、公営企業管理者、常勤の監査委員等について実施している給料月額の減額等の措置を、平成22年度も引き続き実施することとするものです。
次に4ページの「26 仙台市ガス供給条例の一部を改正する条例」ですが、これは、熱量変更にかかった費用の償却が今年度末で終了することから、総原価を見直し、都市ガス料金を小口平均で3.07%引き下げるものです。あわせて国による「原料費調整制度」の見直しが図られたことを踏まえ、原料の価格変動によるガス料金の調整を、これまでの3カ月ごとから毎月調整に変更するものです。
次に平成22年度当初予算案について、お手元の資料3「平成22年度当初予算案概要」に基づき、ご説明いたします。
一昨年以来の景気の低迷は、本市においても、市税収入の減少にとどまらず、社会保障関係経費の増など財政負担を押し上げる要因にもなっております。大変厳しい財政状況ではございますが、歳出の削減に努めながらも、市民の暮らしにかかわる喫緊の課題への対応や、本市の未来を見据えた都市経営を進めるという視点に立ち、予算編成を行いました。その結果、一般会計の予算規模は4,430億円余となっております。
なお、特別会計及び企業会計を含めた全体の予算規模は、9,421億円余で、前年度に比較し0.6%の増となっております。
新年度予算の特徴でございますが、これからご説明する五つの施策の柱に基づき、重点的、効果的な予算配分に努めました。
なかでも、昨今の経済情勢を踏まえ、経済・雇用対策、子育て支援を始め、早急な対応が求められている課題に特に力を入れたほか、市民協働のまちづくりや、公共交通軸を中心とした機能集約型都市づくりに資するための公共投資など、本市の未来を確かなものとするための取り組みに重点的に対応したものと考えております。
これらの事業を含めた新規・拡充事業は、124件、事業費総額で598億円を計上いたしております。
五つの施策の柱に基づく、主な事業でございますが、まず、「市民協働を原動力とする街づくり」に関しましては、(仮称)宮城野区文化センターをはじめ、市民センターなどの地域施設を整備し、市民の皆様の様々な活動の場の提供に努めてまいりますとともに、学生などの若い方々が、自発的、主体的にまちづくりなどの活動へ入っていけるような仕掛けづくりを行ってまいります。
また、仙台の新しい都市づくりの基本指針となる総合計画の策定に向けましては、市民の皆様の幅広いご意見を踏まえながら、その方向性を検討し、お示ししてまいります。
次に「未来を創造する子どもたちを健やかに育むとともに、未来世代に良好な環境を引き継いでいく取組み」に関しましては、保育所の待機児童の解消を目指し、認可保育所の整備を中心に、計画の一部前倒しにより対応してまいります。
景気が低迷する中、子育て世帯の経済負担の軽減策として、子ども手当支給など国の施策に加え、せんだい保育室などの保護者負担についても軽減してまいります。また、夫婦共働き世帯の増加に伴い児童館の需要が増す中、新たに3つの児童館を新設するほか、待機児童が多い児童館にはサテライト館を新設してまいります。
特別支援教育につきましては、特別支援学級への指導支援員の配置や、鶴谷特別支援学校の校舎等の増改築を進めてまいります。
さらに子ども達に読書の楽しさを伝えるため、新たに読み聞かせボランティアの育成等に取り組むとともに、子供図書室の本の充実なども図ってまいります。
また、杜の都を次世代にも確実に引き継いでいくため、杜の都環境プランの改定を行います。
次に「都市の活力と創造力の向上を目指す取組み」に関しましては、厳しさを増す雇用情勢に対処するため、様々な緊急雇用創出事業等の実施をはじめ、中小企業の資金需要に応えるため、融資預託金を大幅に増額いたします。
また、第4回仙台国際音楽コンクールの開催、(仮称)仙台アンパンマンこどもミュージアムや、(仮称)仙台水族館の誘致などを進め、本市の魅力と活力の更なる増進につなげてまいりたいと考えております。
資料裏面に移りまして「すべての市民の安心で豊かな暮らしの実現を目指す取組み」に関しましては、災害対応力の強化のため、消防ヘリコプターの更新をはじめとした防災体制の整備を進めるとともに、医師等の救急現場での活動体制の充実を図るなど救急体制の整備を推進してまいります。
また、高齢者の介護サービス基盤の着実な整備、障害児の放課後ケア支援体制の拡充、障害児通園施設の新設など、市民の皆様が安心して暮らせる地域社会の実現に向けて取り組んでまいります。
さらには、救急医療や災害時医療など、地域医療の拠点となる市立病院の移転新築を進めてまいります。
次に「都市の発展の基盤をつくり、都市機能の向上を図る取組み」に関しましては、機能集約型都市を目指し、地下鉄東西線建設、仙台駅東第二地区土地区画整理区域やあすと長町などの地下鉄沿線の都市基盤整備を着実に進めるほか、本市の顔でもある仙台駅西口広場の再整備などの検討も進めてまいります。
また、橋りょう維持補修や雨水対策、新バリアフリー基本構想策定など、市民誰もが安心して暮らせる都市機能の強化を図ってまいります。
続きまして、財源の確保についてでございます。事務事業の見直し等により収支不足の圧縮に努めましたが、最終的な収支不足については、財政調整基金からの繰り入れのほか、昨年度に引き続き、退職手当債などの発行、特定目的基金の活用範囲の拡大に加え、保有株式の売却益の計上を余儀なくされたところであり、依然として厳しい予算編成となっております。
通常債につきましては、地下鉄東西線建設事業の本格化に伴う一般会計からの出資債などが増加することから、その残高は増となる見込みでございます。
しかしながら、基金等により償還財源が確保されている東西線建設事業に係るものを除きますと、残高は縮減される見通しでございます。
また、普通建設事業につきましては、一層の厳選・効率化を図りながら、東西線関連道路等建設や土地区画整理事業など、機能集約型都市づくりに向けた基盤整備や、地域施設、障害児通園施設建設、市営住宅建設など市民の生活や様々な活動を支援する事業に対し、重点的に事業費を確保したところでございます。
なお、次の補正予算案で詳しくご説明いたしますが、身近な生活環境の整備については、21年度予算への前倒しを含め、必要な予算を確保したところでございます。
次に、平成21年度の補正予算案について、資料2「平成21年度仙台市一般会計・特別会計補正予算案説明資料」に基づきご説明いたします。
今回の補正は、一般会計では、増額補正に係るものが77億6千3百万円の増、減額補正に係るものが68億7千8百万円の減、合わせまして8億8千5百万円の増額となっております。
また、特別会計では5億6千9百万円の減額、企業会計では57億4千7百万円の減額となっており、総計で54億3千百万円の減額となっております。
まず、一般会計におきましては、市内西部地区へ、ブロードバンドを整備するための経費や、仙台スタジアムの老朽化した大型映像装置の更新に要する経費などを計上いたしました。また、新たに国から交付される「きめ細かな臨時交付金」などを活用し、地区集会所建設費補助金の追加、地域生活関連整備事業費の追加、道路維持費の追加、学校維持補修費の追加など、地元の中小企業等の受注に資するような小規模なインフラ整備のための予算を、一部新年度予算からの前倒しも含めまして、各分野にわたり幅広く措置しております。
特別会計や企業会計につきましては、国民健康保険事業特別会計において保険給付費を追加するとともに、高速鉄道事業会計においては地下鉄東西線建設費を増額するなど、その他の会計も含めまして、所要の措置を講じております。
その他につきましては、後ほど担当課長からご説明いたします。
平成22年2月8日 仙台市長 奥山 恵美子
(資料)
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