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更新日:2023年5月24日
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令和5年5月23日
土曜日と日曜日で、仙台・青葉まつりが4年ぶりに通常開催されたと思うのですけれども、(新型)コロナ(ウイルス感染症)5類移行後、初めての仙台市内での大規模なお祭りとなったと思うのですけれども、市長はどのように受け止めているのかお聞きしたいです。
私が戻ってまいりましたのは日曜日の夜だったものですから、現実の皆さま方の様子というのは拝見することができなかったのですけれども、速報値の人出を聞いてすごく喜ばしく思いました。4年ぶりの通常開催ということになったのだと思いますけれども、やはり目を見張るような勇壮なお祭りだと思います。それを待ち望んでいた方々がやはり多くいらっしゃったということだろうと思います。87万人の方々にお楽しみいただけた。演じる方も、そしてまた見る方も、ご満足いただける仙台・青葉まつりになったのだろうなというふうに思います。
先週、昨年11月、12月から全庁調査で行われていた源泉所得税の徴収漏れについて最終的な結果が出て、4月の所得税以外の事務処理ミスをまとめた取り組みの方針と併せて再発防止策等がまとまったと理解しています。改めてその調査結果への受け止めや今後の取り組みについて受け止めがありましたら教えてください。
このたび、平成30年1月以降5年分のおよそ20万件に及ぶ支出のデータを調査し、それらについて庁内で複数間共有して確認作業を行いました。税務署の皆さま方ともいろいろ確認をしながら進めてきたところでございます。この全庁調査の結果ですけれども、改めて、こうした複雑な税制度に対して職員の理解不足というのもあって、調査で集約したさまざまな事例、これをさらに共有して再発防止に取り組んでいかなくてはいけないというふうに強く思ったところでございます。皆さま方にご迷惑をおかけしていることについて大変申し訳なく思います。このたびまとめさせていただきました適正事務の確保に向けた取り組み方針、これに基づいて適正事務の確保の取り組みを強化してまいりたいと思います。一方でなかなかこの税制度というのは複雑であるようでして、ここについてどのように、人のすることですからミスが全くなくできるかというと、ミスが起こり得るものというふうなことを基本にした上で、どのようにそれを修正できるのかということを含めて、皆さま方に信頼できるような市役所であるため、取り組みを進めてまいりたいと思います。
今のお話ですと、5年間で20万件調べて、一定程度のミスが生じるのはこれは仕方ないというふうなことなのでしょうか。
これは人がすることですので、いろいろな単純なミスというのはあり得るのだろうというふうには思っております。ただそれを見逃さずにどう修正して正しくできるのかということなのだろうと思いますので、そこについてしっかりと取り組んでいくということを申し上げたところです。
チェック体制を強化するであるとか、あるいは間違ったものに関して全庁で共有して同じことを繰り返さないということが大事という理解でよろしいでしょうか。
そうです。
当初発覚した際に、市長と副市長の給与減額という話はありましたけれども、今回、一応結論としてまとまった段階で、何か処分に変更であったり追加であったり、そういったお考えがあるのかお伺いしたいのですけれども。
前回、これは大変大きな誤りで、市民の皆さま方にも大変なご迷惑おかけしたということで、私どもの給与について減額をさせていただくことにいたしました。今回、全てを再調査させていただきました。調査の結果、1,883万円余りの(源泉所得)税徴収誤りが報告されて、そのうち納入不足分が1,361万円で、延滞税・不納付加算税89万円が課されたということでございました。これについて大変申し訳なく思うところでございますけれども、新たな処分ですとか何かについては考えてはおりません。
新型コロナウイルスに関してお伺いします。先週5月17日に感染者数、定点医療機関としての1週間の数が出されたかと思います。感染者としては107人、定点当たりとして2.61人という数字ですけれども、いろいろ把握、発表方法が変わって以降初めての数字ということで過去のデータとの比較というのは難しいかと思うのですが、改めて107人、2.61人という数字を市長はどのようにご覧になられて、どのように評価されているか伺えますでしょうか。
届け出(の方法)についても変わってきているということもありますし、(新規患者の報告が)上がってくる医療施設というのも限られたところでもございますし、やはりすぐに比べてということは難しかろうと思います。しかも前週はゴールデンウイークということもあり、ゴールデンウイークですとまたそこでも収集の数字は現実とどの程度違うのかどうかも含めてなかなか把握も難しいし比べるのも難しいのではないかというふうに思っております。ただ1点は、まだ(新型)コロナウイルスは全く消えているわけではないということだというふうに思います。ですから感染対策、基本的なところは、やはり必要なことはちゃんとやっていただけるとありがたいなというふうに思います。ご自身を守るためにもですね。
5類引き下げということで、一つの節目という考え方もできるのかなと思うのですが、改めて保健所の体制ですとかあるいは発表方法ももろもろ含めて、これまでの検証ですとかあるいは今後新たに検討していくことですとか、何かございましたら教えていただけますでしょうか。
本市においても何千人という感染者を出して、そしてまた自宅療養の方々の数も増えて、あの困難な中を全庁応援体制を整えた上で、本当に今まで対応したことがないことについて取り組んできたところです。今般5類への移行ということもあり、全庁応援体制を解除して新年度がスタートしているということだろうというふうに思います。そういう中で、これからまだ推移というものをちゃんと注視していかねばならないと思うのですね。定点医療機関41施設から107件というのが先日の発表だったわけですけれども、この数字をスタート台として、それではどうなっていくのかということも注視した上で、これまで持ってきた知見にのっとって対応をしていこうというふうに考えているところです。
今107人という数字をスタート台としてというお話がありましたけれども、具体的にこの数字を出発点として何か、例えば体制を変えたりとか、ちょっと枠組みを変えていろいろ検討されるということがご予定、計画等あるのか。あるいは、基本的にはこれまでも力を入れてずっと業務に皆さん当たられてきたと思うのですが、それを踏まえた上で継続してというニュアンスになるのか、ちょっと曖昧で恐れ入りますが伺えますでしょうか。
(季節性)インフルエンザの場合ですと、1医療施設当たりでしたでしょうか、10とかあるいは30とかという数字を基に注意報や警報を出すということになっていますが、(新型)コロナ(ウイルス感染症)についてはそういうふうな決まりもないところでございまして、ここについてどういうふうに、国の方で何か指標というものを作っていただけるとそれはありがたいとは思うのですけれども、しかし一方で、やはりそれこそ30、定点当たりの数になるのですか、警報は30ということですけれども、そういうような形になればやはり何らかの注意を促す必要が出てこようかというふうには思うところでして、それについてまだこういうふうにしようという方針を決定しているわけではありませんけれども、動きを少し注視して検討をしなくてはいけないのだろうなというふうな、その程度で今いるところです。
国の給付金などを受け取ることができる公金受け取り口座が、他の自治体ではありますがトラブルや不具合ありますけれども、仙台市の場合、この事例を含めてトラブルや不具合がないかということをお伺いしたいです。
マイナンバーカードの不具合について、他都市で出てきている件ですけれども、本市においては同じような事例はないというふうに確認をしております。
(5月)25日から開会する議会で現在の議場は最後となりますけれども、市長がこれまで印象に残っている出来事があればお伺いしたいと思います。
今の議員さんの構成の中では最後というふうなことをおっしゃったのか、それとも議場で最後ということをおっしゃったのか。議場で最後ですね、議場と議会での議論というのは、それこそ不可分一体のような気はしておりますので、どちらも挙げろと言われればそうだろうなというふうに思いながら今聞かせていただきました。地震で本会議場がちょっと損傷し使えなくなったということもありました。それは議場そのものについての印象というか思い出と言ったらいいでしょうか。ですが、その他には、議場の中でいろいろと議論をした中でも、さまざまな議員の皆さま方のご主張、そしていろいろなご提案、それについても思い出すことはたくさんございます。
関連して市議会議員選挙が告示まで2カ月に迫っていますけれども、市議選への市長のスタンスをお伺いしたいと思います。
まだ具体的なところは決めておりません。
議員さんの方から何かアプローチ、こういうものに出てほしいとかというのはもう来ているのでしょうか。
伺える時には伺う時もあれば、どうしても伺えない時もあるという、いろいろですね。今おっしゃっているのは、今既に、例えばいろいろな報告(会)をなさるというふうなところで伺うケースもあるということを今私の方から申し上げましたけれども、選挙に向けてということについては、何かこういうふうにというふうなことでは決してないということですね。まだ決めておりません。
来月に入ると事務所開きなんかも始まってくるのかなと思うのですけれども、そういったものに関しては都合が合えばということなのでしょうか。
まだ具体的には、このような方針でというのは決めておりません。
もう少し近くなったらその辺のスタンス、姿勢というのは決めるということでしょうか。
今、思案、どういうふうにしたらいいのか。でも何もまだ言えることはないという状況です。
緑化フェアで、(来場者数の)目標を一応100万人というふうにおっしゃっていたところで、5月7日だったと思うのですが、現状たしか15万人ぐらいが来場しているということで、現状のその数字に関してどのように思うのかというところと、100万人に向けたPRというものが現状どういう状況なのかお伺いしたいのですけれども。
私も、出かけている間にどのぐらい人が訪れているのか確認をしておりませんので申し訳なく思うのですけれども、でもお天気の良い日は特に多くの方々に訪れていただいているなというふうに認識をしております。それと、ちょうど今お花の植え替え時期を迎えているのですね。春咲きのお花がぼちぼち夏咲きのお花に変わる時期でもあって、あの大花壇「はなばた飾り」もいろいろと色合いが変わってくる時期で、今ボランティアの皆さま方含めて植え替え作業もしていただいていると聞いております。そういう意味では、何度訪れても新たな発見がある、それからいろいろなコンテナガーデンですとか、それから籠に飾ったものですとか、いろいろ変化にも富んでいますので、ぜひ一度訪れたという方も違う表情を見つけられると思っております。また、まだ訪れていないという方についてはぜひ足を運んでみてください。こういうお庭があったらすてきだなというものがたくさん見ることもできますし、センスがいいぞというふうにずいぶんとお褒めの言葉をいただいてもおりますので、ぜひ足を運んでいただけるとうれしく思います。
4病院の再編の問題で、県の方で今月中に精神障害のある方の当事者の方を集めて意見を聞く場を設けようという提案をしたところ、それがなかなか実現しない、断られたというようなことが伝えられていますけれども、それについてどうお感じになって、どういったところを県に求めていきたいかというお考えあれば教えてください。
やはり、精神医療体制のバランスがどのように保たれるのか、当事者の皆さま方、医療関係者の方々の意見を丁寧にお聴きいただいて、幅広い意見を聴取しながら進めていっていただくのが基本だろうというふうに思っておりますので、そのような機会をつくっていただきたいというふうに思います。しかも開かれた場で、そのようなことが行われることが望ましいと思っております。
仙台市長 郡 和子
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