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更新日:2023年5月16日
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令和5年5月15日
今勾当台公園(再整備)の基本計画を作っていらっしゃるかと思うのですけれども、それに関連して、公園を全面禁煙にした方がいいのではないかという声もあれば、いや、吸うところを残してほしいという声もあるようですけれども、市長はこの件についてどういった見解をお持ちで、今後それに基づいてどう対応していこうというお考えなのかお願いします。
これまでも受動喫煙対策として、勾当台公園にはマナー啓発看板ですとか、それからキャンペーン活動などを行ってまいりました。なかなか効果が見えにくいというような状況にあるのだろうというふうに認識をしていますが、今できることを進めるということは別途続けていきますけれども、勾当台公園の(再)整備までにはいましばらく時間がございます。この整備後の喫煙の在り方についてはこれまでやっていく、そしてこれからしばらく続けていく取り組みの成果についていろいろ見た上で、検討していかなければいけないだろうというふうに思っておりまして、そうさせていただくつもりでございます。
まだどちらともということですか。
そうですね。この段階で今申し上げる状況にはございません。
再整備の予想図などでは喫煙スペースが描かれていません。なので、もうきっぱりやめますと言った方がいいような気がするのですけど、いつまで煙に巻くのでしょうか。
まず、今の状況についていろいろ対応していかなければいけないことというのがあるのだろうなというふうに思っています。パブリックコメントでもずいぶんといろいろなご意見寄せられました。いましばらくどういうふうに改善できるのか、また喫煙される方も現におられるわけですから、どういうふうにしていくべきなのか少し考えていかなければいけないと思っております。
先日、こども家庭庁が不適切な保育の件数、全国のものを取りまとめましたけれども、全国で914件あったということで、この件数に対する受け止めと、あと1件でも減らしていくためにどういった対策が必要なのかというご認識をお伺いします。
本当に子どもさんの健やかな成長を担っていただく、そしてまた、安心・安全に子どもさんたちを預かるところですから、こういうふうな数字が出てきたのはやはり非常に残念ですし、何とかしてもらわなければという思いを強くしたところです。本市についてはそのうちどうだったのかといいますと、実は不適切な保育というのは3件届けたということでございます。安心して保護者の皆さんたちも預けることができる場所でなければいけないわけですから、相談や通報などがあれば速やかに本市の場合は対応していかなければいけない、監査なども確実にやっていかなければいけない、適切な保育が行われるように徹底して指導してまいりたいと思います。
仙台市の事例について公表したものとしなかったものと分かれたわけですけれども、その公表の在り方については、国では事案の大きさなりによって自治体で判断しろというような方針だと思うのですけれども、この公表の在り方についてもっとこうしていきたいというものが、事案によって発表するしないというのをどのように判断していくかというところと、積極的によりオープンにすることによって再発防止につなげていくという考え方もあると思うのですけれども、そのあたりの考え方を教えてください。
(運営支援課長)
公表の在り方についてお答えいたします。本市では、事案の性質や重大性等に応じて公表について個別に判断しているものでございます。なお、5月12日にこども家庭庁から示されたガイドラインでも同様の考え方が示されているところでございます。また、不適切保育が確認された場合、市から園の改善のための指導を行います。その上で、今回の国通知でも保育従事者が日々の保育実践において過度に委縮することへの配慮が示されるとともに、2つの基本的な考え方として、1つ目は子どもや保護者が不安を抱えることなく安心して保育所等に通う子どもを預けられるようにすることと、2つ目は保育所と保育士の皆さまが日々の保育実践において安心して保育を担っていただくことが国から示されました。こうした考え方も踏まえながら、関係者の方へ不安を与えることのないよう、個々の事案の性質や重大性に応じて判断をしてまいりたいと考えております。
市長は、個人情報には当然配慮しながらでしょうけれども、なるべく事案については公表した方が事案を防ぐ上で力になるというふうな考えというのはおありでしょうか。
公表させていただいた件については、やはりこれはいけないということで公表させていただきました。非公表の部分につきましても事の大小はあろうかとは思います。ただ、いたずらに、例えば園の名前を公表した上でいろいろなことをこういうふうなことだというふうなことを言うことが、本当の意味でいいことになるのかどうかというのはちょっとあるのではないかとも思います。いずれ保護者の方々あるいは園の中からこういうようなことでちょっと問題だというふうに捉えられたことについては、通報いただいた上でしっかり指導してまいりたいと思います。
不適切保育、背景さまざまあると思いますけれども、一般的に人手不足などでの忙しさ等言われていると思いますし、あとはコロナ禍で通常と違う体制というのもあるのかなと思うのですけれども、市長、先日認定こども園を視察されて、現場の皆さんから今後の期待ですとかこれまでのご苦労等をお聞きされたと思うのですけれども、その節も安心・安全の保育に向けた施策を進めていくというお話がありましたが、子どもに対してもそうですし、現場で働く保育士の皆さんに対しても含めて、改めてどういった施策を進めていきたいとお考えになっているかお伺いできますでしょうか。
この間も本市独自に保育士の方々の待遇改善といいましょうか、そういう意味での支援を行ってきてもおります。それからまた保育士の方々の宿舎(借り上げ費用)に対する支援なども行っていて、保育者の方々の数不足というのでしょうか、このことを改善すべくこの間もやってきたというふうに思っております。そういう意味では、それなりのこの間、安心できる安全な保育の在り方については、園の経営者の方々ともども一緒になって取り組んできているというふうに認識をしているところです。しかしながら、残念にもそういうような事案が起きることについては、全てがそうだということではもちろんないわけですから、なぜそういうふうに至ってしまうのかについて、それぞれの園、もしそういうことがあった場合には、園での取り組みの強化ということにも期待をしたいと思いますし、さまざまな点でご相談をいただければというふうに思います。
今週からニューヨークの国連本部への視察のご予定があると思うのですが、それに関連して2点お伺いします。1点目が、2日目のセッションで市長ご自身もご説明されると思うのですけれども、G7(仙台科学技術大臣会合)でも国際社会に発信できる機会でありますし、今回のニューヨークの国連本部での会合も国際社会へ東日本大震災の教訓を発信する機会でありますから、そこに関するその意気込みをお願いしたいのと、ニューヨークでの視察場所など何か詳細なご予定があれば教えていただきたいです。
国連ハイレベル会合の登壇が決まって以降、いろいろな方々から期待とお励ましの言葉もかけていただきまして、日を追うごとにその重責というのを感じております。本市が地方自治体レベルでは初めて東北大学の災害研究所の皆さま方と一緒に行った仙台防災枠組(2015-2030)の中間評価について、それからまた本市がこれまで復興の歩みについて、世界に発信するとてもいい貴重な機会をいただいたというふうに思います。市民の皆さま方と共に進めてきたことを精いっぱいお伝えしてまいりたいというふうに今思っているところです。
それから視察をする場所ということでは、まずは9.11のグラウンド・ゼロは、本市の(ように)自然災害ではありませんけれども、やはりメモリアルミュージアム、悲劇に襲われて、それぞれ後世に伝えなければいけないという強い思いというのは目的としては同じだというふうにも思いますので、本市がこれから進めていく震災伝承、それから災害文化発信ということについても学べるのではないかなと期待もしています。
今週末、仙台・青葉まつりが開催されますけれども、新型コロナ(ウイルス感染症)の5類移行後では、仙台市中心部での初めての大型のイベントとなります。そこに向けて期待と、どういった注意すべき点があれば教えてください。
一番町には10基の山鉾(やまぼこ)が展示をされました。もう仙台・青葉まつりだなという気持ちも市民の皆さま方にも伝わって、期待も寄せていただいているのではないかというふうに思います。4年ぶりの通常規模での開催でございます。新緑に彩られたこの杜の都にまた大きなにぎわいが戻ってくるなと、とてもうれしく思います。すずめ踊りの踊り手の方々もそうですし、それからまた多くの観客の方々も期待をされていると思います。今年は観光姉妹都市の徳島市からもご参加をいただきまして、宵祭りで阿波おどりをご披露いただく予定でございます。それから、海外からも観光客の方々がお見えになると伺っております。ぜひ仙台・青葉まつり、存分にお楽しみいただきたいとこのように思います。
5類移行後1週間ほどたちましたけれども、市内の状況、なかなかどういう状況になっているか把握しづらくなっている面があると思うのですけれども、その点でお祭りに対して不安な気持ちを覚える人もいるのではないかなというところについてはどうでしょうか。
どうでしょうか。今、(青葉山公園)追廻(おいまわし)地区をメイン会場に開かれている全国都市緑化仙台フェア「未来の杜せんだい2023」でも、多くの方々においでいただいていると見ております。そういう意味では、確かに感染状況を把握することが難しい中ですけれども、皆さま方、それぞれ感染予防対策も取りながらなのだと思いますけれども、多くの方々が楽しんでいただけるのではないかというふうには思っています。
仙台市長 郡 和子
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