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更新日:2023年1月5日
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令和5年1月4日
市長は年末年始、今年はどのように過ごされましたか。
家でこもっておりました。
どこか外出したり、ご家族で初詣したりとか、そういうのは。
家にこもりました。
市長のごあいさつにもありましたけれども、新型コロナ(ウイルス)の感染者の高止まりが続いていると思います。年末年始、仙台市で医療機関の確保ですとか(おとな救急電話相談の)24時間の受け付けとか、さまざま拡充した部分があったのですが、そのあたり、感染者の方からの問い合わせで連絡が詰まってしまったりですとか、そういったことがあったかどうか、お聞きしたいのですけども。
大きなトラブルはなかったと報告を受けております。
(保健所副所長)
年末年始の対応でございますけども、通常の時より(開いている)医療機関が少ないということもございまして、対応にある程度限界はございましたけれども、今回、年末年始につきましては、昨年のお盆の時のような、受診先が見つからないというような混乱は生じてございません。今のところ、お盆の時期のような苦情も寄せられていないという状況です。なおその辺については注視して確認していきたいと考えてございます。またドライブスルーの発熱外来や、あと協力いただいて年末年始開けていただいた医療機関の協力などの対応が発熱患者の対応にいろいろ寄与していた結果もあるのではないかなと考えてございます。
(市長)
そういう意味では、ドライブスルー(発熱外来)をご担当いただいた仙台市医師会はじめ関係の皆さま方、それから診療所を開けてくださって対応いただいた医療機関の皆さま方に、私からも改めて深く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
(季節性)インフルエンザの感染者が全国的に増えていまして、昨年末、厚生労働省で流行シーズンに入ったという発表もありましたけれども、仙台市内のインフルエンザの感染状況はいかがでしょうか。
年末(12月)19日の週に、仙台市内の定点当たりの患者数が2.11になったということでして、全国的にも1を上回りました。流行シーズン入りしたと見られます。本市では2.11ですから、やはり流行シーズンに入ったということで警戒をしていかなくちゃいけないなと思っています。これが同時流行になりますとかなり厳しい状況になりますので、警戒が必要と思います。ぜひ皆さま方には感染防止対策、基本的なところをいま一度確認いただきながら、徹底をしていただきますようにお願いをしたいと思います。
救急車の出動件数が昨年1年間で初めて6万件を超えて過去最多になったのですけれども、(新型)コロナ(ウイルス感染症)の影響もあると思うのですけれども、大きな要因はどのあたりにあると市長はお考えでしょうか。
(令和4年の救急出場件数が)初めて6万件を超えて、過去最多になりました。救急の現場は大変厳しい1年だったなと振り返るところです。とりわけ、この夏は特に熱中症等による救急要請も多かった、それから高齢化を背景とした救急需要の増加ということもあって、こういうような数字になったのだろうと思います。今も、(新型)コロナ(ウイルス)の感染が疑われる高熱を出された方々を搬送するのも大変厳しい状況になっていると報告を受けております。
救急搬送の困難事案も高止まりが続いていますが、年末年始の数値はどのようになっていますか。
(救急課長)
(救急)搬送困難事案ですが、12月26日から元日までの件数ですが155件。前週148件から7件増加しております。そのうち(新型)コロナ(ウイルス感染症)の疑いが39件ということで、前週27件から12件の増加となっております。年始の分については、(救急)搬送困難事案が1週間単位での集計となっておりますので、そちらは今集計中ということになります。
大みそかに鶴岡市で土砂災害が発生しまして、お2人の方が亡くなりました。場所については以前から土砂災害警戒区域に指定されていたという場所であって、仙台市でもまだ数多くの場所が土砂災害警戒区域に指定されているかと思います。まず、今回の事故の受け止めと、仙台市として改めて緊急に調査ですとか、何か対応はあるのかどうか、確認をさせてもらいたかったのですが。
本当に痛ましい災害であって、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。
今おっしゃられたように、土砂災害警戒区域に指定された箇所と伺っています。しかし、私も何か大雪が降ったのかしらとか、何か揺れがあったのかしらと思ったのですけれども、一切そういうことがない中での土砂崩れであったということで、今、調査がこれから行われるのだろうと思います。仙台市内にも土砂災害警戒区域等に指定された箇所が、令和4年3月31日時点で936件ございます。これは民間の方々の土地ということもあったりして、なかなか行政の管理、関与が難しいところもあるのですけれども、鶴岡(市)でこれから原因究明が詳しくされていくのだろうと思います。それを見た上で、本市としてはどういった対応ができるのかということを考えていかなくちゃいけないだろうなと思っているところです。
まちづくりで、県民会館の跡地がどうなっていくかというのも市民の関心事だと思うのですけども、その中で、県が隣接する土地を換地で取得したということが分かりました。それについて、やっぱり仙台市の定禅寺の顔となる部分の施設に関連する土地取得ということで、仙台市としてその動きをどのように見ていらっしゃって、例えば県にこういう活用をしたいとか、市として何か申し上げていくことがあるのか、そのあたり、現時点でお考えがあればお伺いしたいと思います。
県民会館の隣地を取得するということについては、昨年、知事とお会いした際に、宮城県がそのような方針であるということは伺っておったところです。定禅寺通のエリアというのは本市にとっても重要な場所だと認識をしていて、この間、民間の方々、地域の方々とともに活性化に向けていろいろ取り組みを進めてまいりました。そして、まだ現に今、(劇団)四季の皆さんたちが公演をなさっていますけれども、県民会館の跡地がこれからどういうふうになっていくのかは大変な関心を持っているところです。私は、定禅寺通のエリアは仙台駅前と並んで、やはり仙台のとても重要な地域であると思っておりまして、いろんな文化の発信の場であったり、それからまた市民活動の拠点としても定禅寺通でさまざまなことが行われてきているということもあり、若い皆さんたちのいろんな創造性というのを高められる場所ではないかと認識をしているところです。そういう意味では、地域の皆さま方あるいは関係者の方々ともいろいろお話を聞きながらですけれども、県にもいろんなお話をこれからいろいろ話し合っていかなくちゃいけないのだろうなとは思っているところです。具体的には、県がどのようにされていくおつもりなのか、これについて知事のはっきりとしたお気持ちというのは確認してはいないところでございます。広がった土地をどのようにお考えになって取得されたのかも含めて、お会いする際にはその辺のところ、これは協議ということではないですけれども、少しお話を伺った上で、本市としても重点的な地域だということはまた改めてお話をしたいと思っています。
今、知事からお話を伺っていたとあったと思うのですが、それは知事が昨年、市役所にいらっしゃったとき(ですか)。
それより前ですね。
ちなみにいつぐらいに話としては(あったのですか)。
それは詳細については控えさせていただきます。
政務調査費(第8次訴訟)の上告の期限が間もなくかと思います。仙台市として対応は決まったのでしょうか。
実は今日がその日でございまして、上訴しないことといたしました。
それはどのような理由でということですか。
これまで同種の訴訟の経過、それから今回の判決に関係する議会の皆さま方のご意見、これを踏まえた上でそのように判断をしたところです。
議会の方々の中でも納得しないという方々がいらっしゃったかと思うのですが、それとも大多数というか、全員の方からやむなしという感じの反応だったのですか。
判決を受けて、補助参加されている会派の当時の代表者の方々にもお集まりいただきまして、判決の内容などについて事実確認を行う場を設けさせていただいたところです。その後、各会派の皆さま方がご検討され、補助参加されている会派、個人としても、最高裁への上訴は見送ると判断をされて、その旨、私どものところに入ってまいりました。議会の皆さま方の総意がそういうことであるなら、やはりこれは上訴すべきでないと考えたところです。
そうすると、これからの手続きとしては、昔の各会派の代表の方々、あと個人の方々に、市の方に支払うように求めていくという流れでいいのですか。
そういうことですね。オンブズマン側も上訴しない方針であるということのようですから、そうしますと、法にのっとった期日に返還を要求するということになります。
そうしますと判決が確定するかと思うのですけども、それについての市長の受け止めを教えていただけますか。
この間、議会側の皆さんたち、ご努力をされて、政務調査費ですか、今は政務活動費になりましたけれども、インターネットで収支報告書などを公開するなどされています。透明性の確保に努めるということがやはり重要だと思っておりまして、この点について議会の皆さま方も同じようなお気持ちで透明性の確保に向けた取り組みをさらに進めていかれるのだろうと思います。
仙台市長 郡 和子
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