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更新日:2022年4月6日

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新型コロナウイルスの感染状況について

令和4年4月5日

新型コロナウイルス感染症の感染状況についてお話しをさせていただきます。

まずこちらのグラフをご覧いただきたいと思います。

4月5日会見資料1.jpg

本市における新規感染者数と7日間移動平均の推移でございます。赤い線グラフで示しております7日間移動平均は、2月18日の463.1人をピークにして徐々に減少しておりましたが、ここ数日の新規感染者数の増加とともに上昇に転じておりまして、再拡大の兆しが見えます。

そしてこちらのグラフをご覧ください。

4月5日会見資料2.jpg

これはオミクロン株のBA.2系統の疑い検体の検出割合の推移でございます。本市では、オミクロン株のBA.2系統が2月上旬に採取いたしました検体から検出されはじめましたけれども、より早期に把握するためにゲノム検査と並行いたしまして3月1日から独自に変異株スクリーニング検査を実施してまいりました。スクリーニング検査はBA.2系統の確定には至らないものの、疑いのある検体を探知できるものでございます。この検査でのBA.2系統の割合は10%前後で推移しておりましたけれども、3月21日の週から割合が上昇しておりましておよそ50%に迫る数値となっております。本市においても置き換わりが急速に進んでいると言えると思います。BA.2系統は、国立感染症研究所の報告によりますと、従前のBA.1系統よりも感染力がおよそ1.3倍高いとされております。患者数が増加することでリスクのある方への感染の可能性も高まって、持病の悪化や重症化といった事態になることも考えられます。また現在の感染の特徴といたしまして、患者さんの9割以上が10代未満から50代という年代の皆さんたちが占めておりまして、感染の再拡大により社会経済活動にもさらなる影響を与えかねません。

新しい年度が始まりまして新たなお仲間との飲食の機会も増えることと思います。市民の皆さまにはお一人お一人の感染防止対策が極めて重要であることをあらためてご認識をいただきたいと思います。またワクチンの接種券が届いた場合には、ワクチンを早期に接種していただきますようぜひご検討いただきたいと思います。最大限の対策を粘り強く継続していただきますようあらためてお願いを申し上げます。

仙台市長 郡 和子