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更新日:2022年4月4日

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新年度当初の会見にあたって

令和4年4月1日

新年度を迎えました。皆さまそれぞれの春を迎えられたことと思います。

年度替わりのこの時期は、就職や転勤また進学などで人の動きが多くなります。市内での新型コロナウイルスの感染者数は依然として高い水準にございます。いまだ予断を許さない状況です。市民の皆さまには、ぜひ引き続き感染防止対策を徹底いただきますようにお願いを申し上げます。

午前中の職員訓示でもお話をしたところですけれども、この令和4年度というのは「杜の都・仙台」が将来に向けて大きく動き出すための極めて重要な時期だと認識をしております。仙台のはじまりの地ともいうべき青葉山エリアでは、令和5年度に世界最高水準の分析機能を有する次世代放射光施設が稼働し、青葉山公園をメイン会場とする全国都市緑化仙台フェアも開催されます。本年度はこれらの準備をしっかりと行いながら、音楽ホールそして震災メモリアル拠点の複合整備に向けた基本構想の策定に着手してまいります。また、仙台駅近郊では複数の大型ビルの建設が進み、定禅寺通地区では公民連携によるエリアマネジメントが始動します。そして、東部沿岸エリアでは、さらなる活性化と回遊性の向上に向けて新たな発想と枠組みで取り組んでゆきたいと考えています。

こうした市内各地の動き出しに加えまして、困難を抱える方々が安心して暮らし、未来に希望を抱けるように、ヤングケアラーへの対応や女性や若者への支援に向けた検討などを行ってまいります。さらに子ども医療費助成の所得制限の撤廃、それから東北初の夜間中学の開設など令和5年度に向けた準備も着実に進めます。

G7関係閣僚会合の誘致もございます。「杜の都・仙台」の国際的なプレゼンスの向上と東北全体の交流人口の回復につなげてまいる考えでございます。

基本計画に掲げる「The Greenest City SENDAI」。その実現に向けまして本年度も市役所一丸となって各般の施策に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。

 

仙台市長 郡 和子