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更新日:2020年5月1日
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令和2年4月30日
【市長】
新型コロナウイルスの感染拡大の防止のために、5月6日まで190の市立学校と幼稚園の臨時休業を措置していたわけでございますけれども、これを5月31日まで延長をいたします。
この間、市民の皆さま方、そして事業者の皆さま方のご協力の下、さまざまな感染予防策が講じられまして、市内では爆発的な感染拡大という状況には至っておりません。しかしながら、首都圏の感染者数は依然として高い水準にございます。緊急事態宣言の延長も見込まれているところでございます。東北の玄関口であり、県外からの人の行き来が多いという本市の特性も踏まえますと、予断を許さない状況と言わざるを得ません。私といたしましては、児童生徒の皆さんの健康と安全を守り、学校での集団感染を防止するためには、連休後の一定の期間、臨時休業の継続が必要であると判断をいたしたところでございます。
始業式につきましては6月1日を基本に行いたいと思います。入学式につきましては6月1日以降に別途日程を設定する予定でございます。学校での預かりや児童クラブでの受け入れなどにつきましては、これまでと同様に行ってまいります。保護者の皆さま方へは、本日中に学校を通じてご連絡をさせていただきます。
今回の延長によりまして臨時休業の期間がおよそ3カ月になります。今後の家庭学習への支援につきましては、この後教育長から詳しく説明をしてもらいますけれども、学習プリントのやりとりや、それからホームページの活用、児童生徒への電話連絡や訪問など、双方向のやりとりが増していくようにしていく、このことがとても大切であると思っております。分散登校などの対策を取った上で臨時登校日を設定することも含め、さまざまな工夫で子どもたちとの接点を増やしながら学校の再開につなげていきたいと考えております。
学校生活の始まりを心待ちにしていた児童生徒の皆さんには、大変申し訳なく思っています。教育委員会、学校一丸となって、児童生徒のお一人お一人が、学校の再開後に安心して登校することができる、そのような環境をしっかりと作ってまいりますので、5月いっぱいご自宅で取り組んでいただきますようにお願いを申し上げます。
学校に児童生徒の皆さんたちの笑顔がはじける日が一日も早く戻ってくることを望み、そしてまた、そのために感染防止対策に万全を尽くしてまいる所存でございます。
仙台市長 郡 和子
【教育長】
今回の延長措置によりまして臨時休業期間が3カ月となりますので、学校と教育委員会が連携し、児童生徒の皆さんの生活面や学習面をしっかりと支えてまいりたいと考えております。
これまでも各学校では、学習プリントの配布、ホームページを活用した学習課題の解答や手書きの解説などの掲載、学級担任からの手紙の送付など進めてきたところでございます。
連休までの対応ということでこうした取り組みにより学習を促してまいりましたが、家庭での学習をより実りあるものにしていくためには、児童生徒自らが目標を設定し、教員がそれを励ますことが大切です。そのため5月7日以降、教員が学習プリントや週間計画表を直接届けるなど確実に各家庭へお渡しし、併せて郵便による返送や臨時登校時の持参などの方法で提出してもらい、学習状況を確認し適切なアドバイスや新たな課題を示すなど、双方向のやりとりを行います。さらに、児童生徒、保護者から質問や要望などをお受けし、訪問や電話などで一人一人への対応を行ってまいります。教員と児童生徒との関係が深まることで楽しく意欲を持って学びを継続できるよう取り組んでまいります。
併せてICTの活用についてでございます。各学校の取り組みに加えまして教育委員会としてもホームページに学年ごとの家庭学習の進め方を掲載し、水準を確保してまいります。特に小学校1年生には、初めての学校生活の心配や不安を解消するため、保護者と一緒に学校での過ごし方を確認するコンテンツを準備したいと思います。他にも社会人講師による職業意識を育む動画や在仙プロスポーツ団体等による運動不足解消のための動画などを視聴できるページもつくり、学習や体力づくりが進むよう環境を整備してまいります。
また、感染予防策を十分に講じた上で臨時登校日を設定し、学習状況の確認などを行うことで、個々の児童生徒に応じた対応を取り、学校再開に向けてステップを踏んでまいりたいと考えております。
再開後、授業時数を確保するためには学校行事の見直しなどを行うとともに、夏休みなどの休業期間中に授業日を設ける必要があると考えております。現段階で短縮する期間をお示しすることは難しいところですが、柔軟な対応を行ってまいります。
今後も、今回お示しした支援方策の他にも学校と教育委員会が総力を挙げて検討・実施し、児童生徒の皆さんの学びを支え、学校再開後の円滑なスタートにつなげてまいりたいと考えております。
教育長 佐々木 洋
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