ページID:47575

更新日:2020年4月30日

ここから本文です。

発表項目以外の質疑応答(令和2年4月28日)

令和2年4月28日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

新型コロナウイルス感染症関連について

Q1

(新たな)感染者が先週から引き続いてゼロの日が続いているわけですけれども、この要因というか、どういったふうにお考えでしょうか。

A1

昨日まで9日間連続、仙台市においては新たな感染者の発生はなかったところでございます。この間、皆さま方にいろいろとご理解いただいて、さまざま大変な中をお取り組みいただいたことが現れているのだろうというふうにも思います。しかし気を緩めることなく、やはり対応していかねばならないと思います。
東京も昨日は数が随分少なくなったということでしたけれども、それでもやはり、休日の場合ですと検査に入る数が少ないので、ここは下がってきているというふうに認識をしないようにというような趣旨で小池東京都知事もお話をされていたというふうに認識をしております。
仙台においても、ゼロが続いたからもう大丈夫だということではまるっきりございません。皆さま方にもなお一層、これからまさにゴールデンウイークが佳境に入るわけですけれども、この期間ぜひご理解をいただいて、不要不急の外出の自粛等々お取り組みをいただきたいというふうに思います。

 

Q2

新型コロナウイルスへの対応で、保健師の方たちはかなり多忙になっているかと思うのですけれども、先日、保健所の人員体制の強化で参事等のてこ入れはされましたけれども、直接的に保健師、現場の方たちを増員するとかというお考えはあるのでしょうか。

A2

もう既にこの間の状況の中で、資格者の方々ですから、どういうふうに配置をするのか、それぞれの各区の保健福祉センターもそうですし、あるいはOB・OG、それからいろいろなところで当たってもらっております。専門職じゃなくてもできるところがあるとすれば、それはどういうところなのかということを整理してもらって、それをサポートしていこうというそういう考え方で今動かしているところです。

 

Q3

東北大学病院との連携でドライブスルー検査ができて、検体採取能力というのは非常に上がったと思うのですけれども、一方でPCR検査自体をする能力というのは変わっていないのかなと認識しているのですけれども、検査能力自体を増やすための衛生研究所のキャパシティーというかそちらを増やすための方策というのは今何か考えていますでしょうか。

A3

実は、PCR検査をもっと件数を増やしていけるように機材を新しく購入しております。なので、検査のキャパシティーは上がっていると思います。今、それでも検査に回ってこられる方々の数はこれで十分にまだ余裕がある状況ですので、ご心配いただいているやもしれませんけれども、体制強化はさせていただきましたのでご安心をいただければというふうに思います。

 

Q4

機材購入というのは、本当に初期のころに20件とか40件とかというところで増やしたというところの(ことでしょうか)。

A4

そうです、はい。

 

Q5

今の質問に関連してなのですけれども、では検査をする能力も上がって、検査数も大体80件あるうちの40件ぐらいになっているのですけれども、そうなると例えば検査基準を下げて、もう少し検査数を増やす、前も話が出たと思うのですが、そこら辺の基準を下げるというお考えは今もないのかどうかというのをお伺いします。

A5

これはいろいろなケースがあると思っておりますので、例えば濃厚接触者の方、ご家族で、いろいろなケースが考えられますけれども、やはり希望される方がおられれば、それは率先してやれというふうに、そういうふうにするべきであり、そのように指示をしたところでございます。

 

Q6

今現在、休業要請も含めて市民に自粛を求めて、コロナの状況なのでということで我慢してもらっている状況だと思うのですけれども、まだちょっと気は早いかもしれないですけれども何事にもゴールは必要だというところで、市長として今、緊急事態宣言の出ている状況ですけれども、どういった状況になれば正常化したというふうに判断できるとお考えでしょうか。

A6

これはなかなか難しいのではないでしょうか。そしてこれも政府の緊急事態宣言そのものがどのようになるのかということもありましょうし、地域地域でやはりいろいろな状況が違っていることになるのだろうと思います。でも、いろいろなところを総合的に判断した上で、専門家のお話も伺いながら、収束、一旦収束に見えても次にまた山が来るという例も他のところを見ますとございますし、なかなか難しいのだろうと思います。
これはだから、新型コロナウイルスとともにという言い方になると変な言い方ですけれども、そういうふうになっていく状況をどういうふうに道筋として考えていくのかということになるのかもしれません。
ちょっと漠とした言い方で申し訳ないのですけれども、例えばインフルエンザの場合も、今、薬があるからですけれども、感染者の方がいても日常生活は回るわけですね。経済も回るわけですね。今回の新型コロナウイルス感染症については、治療薬もない、ワクチンもないということでこういう状況になっているわけです。今、いろいろな薬の治験が進んでいて、現に使われている別のお薬でもこの新型コロナウイルスに一定程度の効果が上がっているというような、こういう状況も見えてきておりますので、承認されれば少しの安心になってきましょうし、またワクチンが開発されればもっと安心になってきましょうし、終息という言い方はなかなかできないでしょうけれども、でも経済活動やら暮らしが戻っていくということは想定しながらやっていくということが重要なのだろうというふうにも思います。

 

Q7

完全な根絶ではなくて、新型コロナウイルスがあっても社会を回していける状況というのを目指していくというようなことになるのでしょうか。

A7

多分そういうふうにしてこの間、大きな感染症を乗り越えてきたのではないのでしょうか。スペイン風邪、前のインフルエンザに対してもそうだったろうし、そういうことじゃないんでしょうかね。

 

 

学校再開について

Q8

引き続き油断のできない状況という中ですけれども、学校の再開なのですけれども、先週、いつまでに決めるかというような、延期かそれとも再開かというものをいつまでに決めるかという質問の中でなかなか現段階では決められないというお答えだったのですけれども、いよいよ期日が迫ってきまして、なかなか決められないと言っているとまた現場が振り回されるのかなというところで、現段階ではいつまでに判断をするかというところだけでもお示しになった方がいいのではないかなと思うのですけれどもいかがでしょうか。

A8

皆さま方から遅いということで混乱を招いたご批判を頂きました。大変申し訳なく思います。
今般、学校の再開の取り扱いにつきましては、早期にさまざまなことを勘案しながら決めてまいりたいと思います。もういろいろな方々からどうなるのだというご心配の声が届いております。感染状況を見極めた上で、なるべく速やかに判断してまいります。

 

Q9

現段階ではその期日というのは、いつまでに判断というのはなかなかまだ言えないという(ことでしょうか)。

A9

近日中に判断します。

 

Q10

知事が昨日、(始業を)9月に新学期にするという、統一してはどうかというお話が出たのですけれども、市長としてはその提案についてはどのように受け止めていますでしょうか。

A10

知事のお考えも、ああ、1つの考え方だなというふうに思いました。ただやはり、例えば教員採用試験のあり方ですとか、教員の方々のところも含めて相当大きな改革につながるわけで、それが今年の9月までの間に全てそろうのかというところが少しあるかと思いますし、そして私自身は、現に2月の末から全く学校に行けなくなってしまっている子どもたちをこのまま9月まで家庭にとどめおくということもどうなのかなというふうなことはあって、いつまでにというふうなことは難しいですけれども1つの考え方であろうとは思うものの、家庭にいる子どもたちのことを考えますといろいろと支援をしていかなくてはいけないなと、こんなふうに思いながら聞かせていただきました。

 

 

災害対応について

Q11

最近ちょっと地震が多かったり、大雨で県内でも(警報が)出たりだとか、まだ避難所開設までには至っていないですけれども、今後梅雨時期にも入りますし、そういったことも懸念される中で、新型コロナウイルスのこの状況で避難所の開設、なかなか難しいところはあるかと思いますけれども、市長のお考えとして、避難所を開設した場合、そういう事態になった場合にどういった対応をしていきたいとか、何かお考えがあれば教えてください。

A11

これはやはり命を守るという観点から、避難を呼び掛けねばならないときには呼び掛けなくてはいけないわけで、避難所も開設しなければならないというふうに思っております。
その上で感染症対策というのはしっかりやっていくということで、もう既にいろいろと準備ということについても着手をさせていただいているところです。

(危機管理課長)

今市長がお話ししたとおりなのですが、どういう状況であれ、もちろん新型コロナウイルスの対策も大事ですし、災害時に避難をしていただくと、避難所を出すということも大事になろうかと思います。

避難所の対策ということも進めていきますし、併せてこれまでもそうですけれども、例えば大雨の中で必ずしも避難所に避難するということが安全な避難とも限らない。自宅において垂直避難ということもあり得ますので、そういったことでいろいろな避難情報を発信しながら、皆さんが安全に避難できるように、さらに避難所での感染対策にも努めていくということで進めてまいります。

 

Q12

何か具体的に、今進めている避難所を開設した場合の感染対策というのはありますでしょうか。

A12

(危機管理課長)

国などから通知が来ているので、そういったところを庁内にも発出しています。例えば過密にならないように、体育館、空き教室なども活用できるようにということで、避難所担当課とか学校の施設管理者とか、事前に調整するようにというようなことで通知も出していますし、あと今回の補正予算の中でも、避難所用のマスクということで一部予算を計上させていただいています。これまで避難所の備蓄としての、公的備蓄としてのマスクというのは無かったのですが、今回の新型コロナウイルスの状況を踏まえて、配備するための予算ということで予算案として計上しているところでございます。

 

 

仙台市長 郡 和子