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更新日:2020年4月23日

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質疑応答(令和2年4月22日)

令和2年4月22日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

新型コロナウイルス感染症関連について

Q1

この数日間(新型コロナウイルス感染症の)陽性患者がいなかったということで、まず、ここ数日いなかったというその背景にはどのようなことがあるのかというのを分析されているところがあれば教えていただきたいのですが。

A1

まだ、今も申し上げましたが予断は許さないというふうに思っております。しかしある一定、皆さま方に大変ご不便をおかけしたのも事実でございます。例えば、街の中に出てくる割合が大幅に少なくなったという調査結果も明らかになっているところでございます。そういう意味では、市民の皆さま方に大変な思いをしていただきながら、この感染拡大防止のためにご協力をいただいたその結果なのかもしれないというふうには思うところでございますけれども、しかし何度も重ねてになりますが、予断は許さないというふうに思っております。
仙台ではそういう状況ではあっても、他の地域ではいまだに感染者の方々が続々と確認されており、亡くなられる方々も多くおられます。各地域で医療の厳しい状況が続いています。そういう意味ではこの状況を分析するということよりも、これからのゴールデンウイークにいかに臨むかということのほうが重要であると、このように考えております。

 

Q2

これまで(市内での陽性確認は)64例あるのですけれども、そのうち大体6割ぐらいが感染経路がある程度特定されているということで、非常に根っこのところを押さえて感染拡大の防止はできるのかなと思うのですが、この現状について市長のご認識を伺えればと思います。

A2

他の地域の例に比べて、仙台で感染された方々の状況というのが感染経路をつかんでいるところもあるわけです。そういう意味では全く分からない方々が増えている状況ではないのですけれども、しかし、とはいえ、感染経路の分からない方もいらっしゃいます。そういう意味では次にどこでクラスターが起きるかどうかということ、十分にあり得るものだというふうに認識をしながら取り組んでいかねばならないと、このように思っております。

 

Q3

そういった中では、市中感染の危険性というのはまだまだ強いのかなと思うのですけれども、そこら辺に関してはいかがでしょうか。

A3

このゴールデンウイークの期間中もぜひ皆さま方には極力外出というのを、不要不急の外出を控えていただいて、人との接触というのをなるべく控えていただくということのお願いをさせていただきます。
大変苦しいことではありますけれどもね。どなたかフレンドリーにいろいろ話をしたいし、仲良くお茶も飲みたいし、愚痴もこぼしたいし、ストレスもたまっておられることとは思いますけれども、しかしながら、どうかこのゴールデンウイークの期間中はぜひ皆さまに重ねてお願いをしたいというふうに思います。

 

Q4

政府が1人当たり10万円の給付金を出すと言っているのですけれども、市長ご自身は受け取られるつもりはありますでしょうか。

A4

いろいろなご提案をされているところもあるようです。広島県のご提案も、ほお、というふうに拝見をいたしましたけれども、これについてはあまりコメントを今すぐすべきことでもないなというふうに思っております。

 

Q5

今現在はお決めになっていないという(ことでしょうか)。

A5

これを私がどうすると言ったことがどのように影響するかを考えますと、私はここで自分の立場をどうしたいということ、どうするつもりだということを申し上げることは控えたいと思います。

 

Q6

一方で内閣は全閣僚が受け取らないと言っているのですけれども、そこについてのご感想はいかがでしょうか。

A6

これもいろいろな考え方がやはりあると思います。それぞれのご判断でそのようにされたのだというふうに思います。

 

Q7

昨日、国立感染症研究所の方で濃厚接触者の定義が改定されました。今まで発症日以降に接触された方が濃厚接触者で、対面で会話する距離も2メートルから1メートルというふうにちょっと短くなったのですけれども、今まで仙台市の感染者の方は、前の定義の方で発症日以降の方で濃厚接触者の捕捉をされていたと思うのですけれども、この定義の改定を踏まえて、今後どのようにされていくのか、前の感染者の方たちに対してもどのように対応されていくのか、お願いします。

A7

その国の定義に基づいてこの間いろいろやってきたわけですけれども、私、いずみ保育園でのクラスターの件もありまして、本来であれば感染する時期ではないかもしれないという思いもあり、さかのぼっていろいろ検査に取り組ませていただきました。そしてこのたび、国の方がそのように見直しをされたということで、このことはやはり、感染拡大を防止する上でも重要な視点であるというふうに思います。
まだいろいろと濃厚接触者について明らかになっていない方々もおりますし、さらにさかのぼってということになりますとこれからまた調査が必要になってくるのだろうというふうに認識をしております。その上で、その方々を追っていけるところまで追っていってしっかりと捉えることができれば、それは感染拡大を防止する上で重要であると認識をいたします。

 

Q8

いずみ保育園の関係者の方は、定義が変更される前から少し幅を持って濃厚接触者については捉えていらっしゃったと(いうことでしょうか)。

A8

あのときの考え方は、どうしても何か少し今までの考え方で本当にいいのだろうかというような疑問もあって、少し拡大して調べさせていただいたということがあったと思います。

(健康福祉局保健所参事)

今回の保育園、それから英会話教室の関係について言わせていただければ、当初の発症日よりも以前の接触をなさった方から感染者が確認をされたというところもありまして、当時の定義にのっとった発症日自体を疑って、最短のところから調査をさせていただいたところでございます。今回の定義に沿うと、ほぼぴったり2日前という状況にはなる状況でございます。
今後は、国のこちらの新しい定義で調べていくことになりますし、あと過去の分につきましては、現在、区の方で影響がどのくらいあるのかといったところをちょっと見直しておるところでございまして、対応については今後、そういったそこら辺の情報を改めて集約しまして検討したいと考えております。

 

Q9

PCR検査についてちょっと伺いたいのですが、今現在、仙台市と県で設置しているコールセンターには800件だったり1,000件だったり電話が来ていて、その中から検査を受けている人というのが、多いときですとやはり1日で100件だったりしているんですが、ここ最近だと18件だったり、大分減ってきているように見えるのですが、もし希望する方がPCR検査を受けたいだとか、PCR検査のハードル、いろいろ熱だとか2週間以内の行動歴だとか、医師の判断とかいろいろあると思うのですが、そこをちょっと柔軟に対応してもう少し幅を広げていくとか、そういったお考えというのはないのかちょっと確認させていただきたいのですが。

A9

これは国の方のガイドラインに沿った形で今やっているわけですね。(PCR)検査が必要と思われる方々は、皆、検査に結び付いているわけです。
しかし、おっしゃられるように37度5分の熱が4日以上続くという、その前に急に容体が思わしくなくて救急車を呼ばれたりあるいは病院に行かれたり、でもそこで必要とされる方はまた検査に乗っているわけですが、これは、いろいろな状況がその方によっていろいろな症状の違いもありましょうから、やはり、コールセンターで丁寧にお聞き取りいただいたり、あるいはかかりつけ医の先生に電話でご自身の状況を丁寧にお話しになった上でPCR検査が必要というふうになれば、それはそのように結び付ける。それはもう少しいろいろなところで詳しくお話をされて、詳しくいろいろと医療関係の方々とのお話し合いがなされた後のことになるのだろうというふうに思います。
ただ個人的な思いですけれども、やはりなかなか37度5分の熱が4日間継続して出るという状況を待てない、こういう方もおられるだろうなというふうには思います。

 

Q10

今あるPCR検査を受けられる、受けられない、そこの境目の部分といいますか、判断材料というものをもう少し、多分受けたい人はもう少しいるかとは思うのですが。

A10

それについては、コールセンターなりかかりつけ医の先生方といろいろご相談をいただいて、必要とあればそちらの方に流れていくということはよろしいのじゃないでしょうか。

 

Q11

先日、厚生労働省が保健所を通さなくても医師会などが検査できる地域外来・検査センターを設置できると出したのですけれども、仙台市としては設置の予定とか検討はありますか。

A11

今のところ、現在のスキームの中で検査に結び付いているというふうに認識をしております。そしてまたこのほど、ドライブスルーの設置、東北大学病院の診療ステーションという形でつくられましたので、そのスキームにのっていけば今はまだ十分ではないだろうかというふうに認識をしております。

 

Q12

では、特に現状間に合っているので必要はないという形ですか。

A12

はい、そのような認識です。

 

 

緊急事態宣言にかかる市の対応について

Q13

昨日、県の方で休業要請の対象施設が出たと思います。それで協力金についても市町村の協力を求めたいみたいな話も出たと思いますけれども、市長のお考えをお聞かせください。

A13

仙台はご承知のように商都、商いのまち仙台でもありますし、東北一の繁華街を持つまちでもございます。歓楽街を持つまちでもございます。そういう意味では大変事業者の方々からは厳しいという声を多々頂いているところでありますけれども、今日午後からの県内の市町村長会議で、知事のご意向といいましょうか、これをお聞かせいただけるものと思います。それも踏まえて、本市としての対応を検討してまいりたいと思います。

 

Q14

休業要請だとか緊急事態宣言に関連してなのですけれども、国会議員が歳費の2割をカットするという話が出ていて、ただ一方で文書交通費とかを含めた全体でいうと、それは微々たるものではないかというような指摘もあって、元国会議員の市長としてはそのような対応についてはどのようにお考えでしょうか。

A14

大変、現下の経済状況を考えますと厳しいわけで、財源を生み出すためにいろいろとお考えになられたのだろうというふうに思います。一方で、お金が回らなくなっていることによってこのような状況になっているのも事実です。なので、縮小、縮小というふうなことがさらに進んでいくことについても注意をしていかなくてはいけないのではないかというふうにも思うところです。
終息がいつになるのかまだ見えませんけれども、しかし元気になって活動ができるようになるには余裕のある方々が少しその先を見据えて何かやれることもあるのやもしれませんし、いろいろな考え方があるのかもしれません。国会の皆さんたちが財源を作るためにご努力をされたということについてはそれはありがたくも受けとめさせていただきます。

 

Q15

宮城県でもこの休業要請をするということになって、市長だとか副市長ご自身の給与のカットなどをするかどうかというところのお考えをお聞かせいただけるでしょうか。

A15

みんなで給与をもらわないことにするといって暮らしの縮小をしていくことと、それと今お困りになっていらっしゃる方々のために将来に向けてできることもあるやもしれませんし、それらを考えた上でだろうと思います。
確かに、今大変厳しい方々がおられるのは承知をしておりますけれども、それこそ経済を、お金を回っていく仕組みを考えると、何がいいのかということをやはりこれはちょっと熟考していかないといけないのではないかなというふうに思っているところです。

 

Q16

昨日の県の休業要請の件で、県は国の交付金以外からも財政調整基金を取り崩してちょっと県も出すというような形のことをおっしゃっていたのですけれども、仙台市としては、何か経済を回す上でというか財政の拠出の面で何か考えていらっしゃることとかあるのでしょうか。

A16

先ほどもお答えしましたけれども、まずは今日、知事がどのようなことをお考えなのかお話をいただいた上で考えていかなくてはいけません。
ただ、申しましたとおり東北一の歓楽街を持っている仙台であり、そして商都である仙台です。現下かなり厳しい状況にあるということを認識しております。

 

Q17

県の方で休業要請を行う施設の中に幼稚園と特別支援学校が含まれていたのですけれども、現在あきう幼稚園と鶴谷特別支援学校が今の段階では休校していないという状況ですが、ここに関わって、例えば休校措置を取るとか、そういったお考えは今あるのかどうかお伺いします。

A17

要請がかかっているのは事実ですけれども、ちょっと申し訳ない、これはその方向になるのかどうか確認をします。

※補足
あきう幼稚園と鶴谷特別支援学校は、2校とも県の要請に従い4月25日から臨時休業します。

 

Q18

他県ですとかさまざまな自治体で金額や方向がもう出ているところもあるのですけれども、50万とかいろいろさまざまですけれども、県内で一番やっぱり飲食店が多いのは仙台市だと思うのですけれども、金額(について)、午後の会議というところは何度もおっしゃっているところではあるのですけれども、どれぐらいの金額というところのイメージはいかがでしょうか。

A18

昨日、知事が国からの交付金とご自身のところから持ち出しをした上でというようなご発言があったようではございますけれども中身の話はこれからということですので、どのような形になりますか、それを踏まえた上で考えたいということですので、ここで今こういうことにしますということも言えるものではありません。

 

Q19

テレワークを市役所で進める予定というのはあるのですか。

A19

市役所の仕事というのは、市民の皆さま方といろいろ相対してご相談に応じていかねばならないことであったり、あるいはまた大変濃い個人情報を取り扱うところであったりするわけでして、なかなか家に持ち帰ってということのセキュリティの部分でいろんな課題があるというふうに認識をしております。ただ、一方で時差出勤を拡大するということや、家で持ち帰っても大丈夫な仕事というのはあるかと思いますので、それについては率先してとっていただくような、そういうことはこの間新たにいろいろと庁内で検討してもらっているところです。

 

学校再開について

Q20

臨時休校なのですけれども、いつ頃学校を再開させようというめどとかありますか。

A20

今の状況はゴールデンウイーク明けということになっております。このゴールデンウイークの期間中どのように過ごしていただくのか、また、政府の方もいろいろなことを見ておられるようです。そのときになってどのような状況になっているのかというのも判断していかねばならない局面もあろうかとは思いますが、現段階で申し上げられるところはゴールデンウイーク明けの再開というのを予定どおりというふうに考えているところです。かなり厳しいかもしれませんけれども。

 

Q21

先ほどの学校再開のところで、最後市長はちょっと厳しいかもしれないというお話をされたと思うのですけれども、そういう厳しいかもしれないという思いに至っている背景というのはどういったところにあるんでしょうか。

A21

今ちょうど仙台では3日、患者の発生がゼロでありました。これは1週間前の状況、2週間前の状況がここにつながっているということだろうと思います。これから先のところでどのような状況になるのかは、またこれ、これからの行動にかかってくるわけです。せっかく仙台の駅前で4割ぐらい減っている、半分ぐらい減っているというようなデータもあったわけですけれども、しかし、その状況がもっともっと少なくなっていかねば政府が言っているのは7割8割の接触を避けるということですから、外出も自粛していただかなくてはなりません。そういうことを考えた上でどのようになってくるのかは、これから先のゴールデンウイークの期間中にかかってくるのだろうと思います。

 

Q22

最終判断としてはいつ頃までをめどに判断したいと考えていらっしゃいますか。

A22

教育長ともいろいろ相談をしながらということになりますが、今しばらくまだこの段階で止めるということも言えませんし、やる方向でとにかく取り組むと、ご協力を皆さま方にお願いすると、そういうふうに言うのみだと思います。

 

Q23

期間が結構空いて、現場ではカリキュラムをこなすのが結構大変だというお声もあるのですけれども、そこに関しての市長のご認識を伺えればと思います。

A23

そうですね、大変厳しい状況だと思います。教科書は全てのお子さんたちに行き渡ったというふうに承知をしております。それぞれのご家庭でどのようなお取り組みがされているのか、また学校の先生方がどのような子供たちへのアプローチをしているのか、詳しいところをまだ聞いてはおらないところではございますけれども、かなり厳しい状況になっているのは事実だと思います。
いろんな自治体でタブレットを使って遠隔の教育、あるいはユーチューブやらビデオといいましょうか、マスコミさんの協力をいただきながら授業をされる、教育番組を作るというような流れもあるように聞いておりますが、その辺のところはまだ私どものところでも詰め切れてはおりません。ただ、重要な問題意識を持っているところです。子供たちの学習機会をどのように確保していくのかこれは重要なことだと思っております。

 

Q24

これも何度もお聞きしているところではあるのですけれども、これは来週になってくると、もうあと1週間後には学校が場合によっては始まっているということもあり得るのですが、例えば来週中には判断とか、そこもやっぱりまだ言えないところでしょうか。

A24

皆さん気が早くていらっしゃるので、すぐさまどうして決めてほしいというような思いもおありなんだろうと思います。ただ一番、今子供たちがいつから学校に行けるのだろうか、親御さんたちもいつから学校が始まるんだろうかと、いろいろな複雑な思いでおられる中で今この時点で方向性を示せないというのはぜひともご理解をいただきたいと思います。
とにかくこのゴールデンウイークの期間に向けて対策を強化していく、このことにかかってくるわけです。重ねて、この期間をどうお過ごしいただくか、それによって早く始められるのか、あるいはもっと長引いてしまうのか、その大事な局面にあるということでご理解をいただきたいと思います。

 

Q25

学校の再開なんですけれども、政府の緊急事態宣言(の期間延長)が出たら再度延期するのか、それともその前に延期の判断をすることもあり得るのか。

A25

これも誠に申し訳ないですが、政府が延長するということになればそれはもうそのとおりということにならざるを得ないと思います。ただ、それに先んじて私どものところでは始められるというふうに判断できるかどうか、このことについても今しばらく見ていかないと何とも答えようがないと思いますので、そこのところの加減というのはすごく難しいというふうに承知をしております。
大変、こういうことを私が言うのは何なのですけれども、本当にこれまで経験のないいろいろな状況下でどんなふうにみんなでこれを乗り切っていくのか、これを判断するのは本当に厳しいなと思っているところですが、しかし何としても市役所職員、また市民の皆さんと一緒になって、また県民の皆さんたち、国民の皆さんたち全てが一丸となってこの危機を乗り越えていかなくちゃいけないという認識ですので、ぜひよろしくお願いしたいということを申し上げるのみだと思います。

 

Q26

名取市とか一部の市町村の方では夏休みを短縮して休みの分を授業に補うという話も出ているのですけれども、仙台市としても子供たちの授業の日数というのはやはり確保が必要になってくると思うのですね。その際に、夏休みを短縮したりとか、授業を確保するための手段として、今、市長はどのように考えておられるのかお聞かせいただければなと思います。

A26

もう既に2月の末から長い間、学校がお休みになっております。子供たちの学ぶ機会というのがそれだけ先送りされているという状況ですから、その帳尻合わせをするのは大変なことだと思っております。そういう意味においては、時間確保のためにいろいろなことを考えていかなくちゃいけないのはそのとおりではないでしょうか。

 

Q27

子どもたちの学校の行事も中止をして学校の授業の確保をしなきゃいけないという判断を視野に入れているところもありまして、現段階でなかなか難しいと思うのですけれどもお考えはその点はいかがでしょうか。

A27

これも修学旅行に行けなかった子どもたちも生じています。また、このたびは中総体が延期ということにもなりました。大変いろんな意味で子供たちに大きな影響が出ているわけでして、これをどうやって取り戻していくのかというのは本当に大きな課題です。しかもこれは全国的な課題になりつつあって、文部科学省にもこの後どのようにされるのか、ぜひ大きな指導力でもってお考えをお示しいただくということもお願いするべきかなというふうにも考えたりもしています。
本市だけの問題ではもうなくなってきていますので、これはこの段階を取り戻すことが可能であれば、それこそ次の段階に、例えばいろいろな受験にもつながってくるわけですよね。この子供たちの段階的な学びがどうずれ込んでいくのかという、これがすごく大きなことで、本市だけで解決できることではないのかもしれないというところまで私は危機感といいましょうか、持っているんですけれども。

 

ガス事業の民営化について

Q28

昨日の経済環境委員会で、ガス事業の民営化について、ちょっと投資マインドが冷え込んでいる状況なので公募の開始時期を延期すべきでないかという委員からの意見が相次ぎました。この点に関して、市長はどのようにお考えになられますか。

A28

管理者がどのように答弁したか、詳細について、すみません、まだ私は見ておりませんけれども、当初のスケジュールは持っているわけですけれども、それをあくまでそれに固執するということではないというふうには思います。状況の中でどういうふうになっていくのか、これはそれこそいろんな相手があってのことですから、ここもいろいろ見ながら、状況に変化があればそれはそれなりに対応していかなくちゃいけないのだろうと思います。

 

Q29

前回、2008年度に行われたガス事業民営化の時は、リーマンショックで優先交渉権者が辞退されたという経緯もあります。今回その失敗を繰り返すわけにはいかないという点もございますし、市民の財産をより高い値段で売却するために、今というのは適切な時期というふうにお考えでしょうか。

A29

今回の新型コロナウイルス感染症との闘いと、リーマンショック、経済の金融危機というのは種類も違っているところだと思います。それぞれの危機にどのように対応していくのかというのはそれぞれの種類によっても違ってくるんだろうと思っておりまして、それがこのガス事業の民営化の中で直結するかどうかをすぐここの場で判断するのは私はちょっと難しいと思います。リーマンショックはリーマンショックであったけれども、今回の新型コロナウイルス感染症との闘いというのはまた別の種類の、コロナショック、リーマンショック、ちょっと種類が違っているというふうに認識はしておりますのですぐさま答えを導き出すのは少し難しいかなという気もします。

 

 

新型コロナウイルス対応下の災害対応について

Q30

新型コロナウイルスの感染拡大に関連して災害時の対応を伺いたいのですけれども、18日には大雨があって避難所開設するかどうかというところにも来ましたし、この後梅雨の時期、出水期を迎えるということで、避難所では3密(密閉・密集・密接)が非常に懸念されるというところなのですけれども、災害時にどのように対処していくのかというところを教えてください。

A30

これは本当に命の危険があるような時に、避難をしなくたっていいというふうになかなか言えないところもあろうかと思います。ただ、安全な場所を確保できる、例えば大雨の場合ですと上下(垂直)での避難もありますし、そういう意味で必ずしも避難所じゃなくても避難が可能なところがあるのであれば、それは率先していただいて過密化を防ぐということにはなろうかと思います。また避難所自体も感染予防のための対策というのを十分に取りながら避難される方々を受け入れる、これにも万全を期すということだと思います。

 

Q31

なかなか市民にとっては災害が起きた時に、果たして垂直避難でいいのか、それとも避難所に行かなければいけないのかとかという判断がなかなか難しいかと思うのですけれども、その辺の判断、避難所に行くのか、それともそれ以外のところで何とかするのかという判断基準みたいなところを市として示されるようなおつもりとかはありますでしょうか。

A31

これはこれまでもそのような対応を取ってきていると承知をしております。

(危機管理室参事兼防災計画課長)

これまでもハザードマップ等によりまして、お住まいの地域の危険性を認識した上で、今市長が申しましたとおり、風水害時には垂直避難等のより安全な避難方法というのを検討いただくように示しておりましたので、その周知もなお努めていきたいと存じます。

 

Q32

そうすると、基本的にはこれまでどおりの対応をしていくということなのですか。新型コロナウイルス感染症を受けて、結局避難所に行くと3密(密閉・密集・密接)の懸念があるというところで、垂直避難だとか親戚宅だとか、そういうところへの避難というのを奨励するとかということではないということなのでしょうか。

A32

(危機管理室参事兼防災計画課長)

避難所の3密を避けるためのさまざまな方策というものを避難所担当課の方にいろいろ周知をしております。私どもの方も避難所での感染予防の備品の準備等を今行っているところです。そういった避難所の安全化と、あと実際に災害があった場合にどういった避難が本当に一番自分の身を守れるか、その考え方が垂直避難なり、例えば高台の方にある親戚宅だったりとか、そういったことは市民お一人お一人に考えていただくために、さまざまな情報を提供していきたいと思っています。

 

Q33

内閣府が新型コロナウイルス感染症に関連して避難所を増やすようにとかという通知を出していると思うのですけれども、仙台市としてはそのような対応をどう考えていますか。

A33

過密になれば感染が広がっていくかもしれないというご不安をお持ちになっている方々のために、もちろん熱があったり咳などの症状があるという方がおいでになったときに、その方々を別のところに入っていただいたりするということは今後対応として考えていかねばならないことだというふうに認識をしております。

しかし、逃げないといったことがあってはならないので、受け入れるために今ある避難所でも体育館が中心になっていますが、そればかりでなく、一般の教室等々にも受け入れる準備というのはこれは行政の責任としてしていくべきことだというふうに認識をしております。避難箇所を増やしていくかどうかについてはちょっとまたこれは別の話になってくるのですけれども、今できる範囲でそのような対策は取った上で受け入れるということです。

 

 

仙台市長 郡 和子