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更新日:2019年11月20日
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令和元年11月19日
※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。
県民会館と美術館の県の方針に関してお聞きしたいと思います。昨日、県が県民会館と美術館を東口の仙台医療センターの跡地に移転、集約する方向を示しましたが、これについて市長はどう受け止めていらっしゃるか教えてください。
あの広大な敷地ですから、あそこに県民会館に代わる施設をというふうなお話を聞いておりましたけれども、そこに県美術館も持っていくというようなことになったようだというのは、新聞報道で目にいたしましたけれども、まだ正式に決まったわけではないと承知をしております。
現時点であまり申し上げることはないのですけれども、ご承知のように先議会でも議論になりました。県民会館の今あるところは定禅寺通に面したところで、本市にとっても重要なにぎわいの拠点のところに位置するものでありますし、また県美術館につきましても青葉山周辺地域の文教施設でもありますし、そういう中においては、それぞれの地域で重要な役割を担っていただいてきているというふうに認識をしております。
それぞれ今後の検討状況というのを注視したいと思いますし、県民の皆さん、市民の皆さん、また両施設の関係者の方々が十分にご理解をいただけるような、そういうお取り組みも願いたいなというふうに思います。
今、新聞報道で知ったというお話があったと思うのですけど、市長自身はこの方向性に関して報道でその日に知られたのか、それ以前に何か情報が入っていたりしていたのかというのを教えてください。
知事とお話をする中で、県美術館も更新の時期に入っているというようなお話は聞かせていただいておりまして、あの地域で更新をするということについての課題について、お話も聞いておりました。その際に、どこかに持っていくということも選択肢としてあり得るというようなお話もお聞きはしておりましたけれども、こういうふうな形で県の検討会の皆さま方が一定程度の方向性を示されたということは、新聞報道で初めて知りました。
細かいのですが、知事と話をしていた中で、その更新に課題があると言っていたのは、いつぐらいのタイミングだったのかというのと、課題はどんなことが挙げられていたのか、もし覚えていらっしゃったら教えてください。
私自身の記憶も何月何日というふうに言えるようなものでもございませんし、これも知事と私の間でのいろいろな話の中の一つですから、それは明言はできません。
重要な役割を担ってきている場所だというふうにお話しされていたと思うのですけど、県民会館の跡地に関しては以前、協議するという方向性を示されていたと思うのですが、仮に移転された場合の県の美術館の跡地に関してはどう考えていらっしゃるか、併せて教えてください。
これも併せて、やはりいろいろと県のご意向もお聞きしなければなりませんし、今般の自然災害の対応に追われていて、なかなか知事もお忙しくていらっしゃるし、私自身もいろいろと時間を取れないでおりますし、知事との間では会ってお話しする機会を作りましょうということにはなっているのですけれども、ずっと先延ばしになっております。少し一段落した段階で、この県民会館、また県美術館の跡についてもお話をする必要はあるのだろうなというふうには思います。
市の方の音楽ホールなのですけど、こちらの方はいつまでに決断される予定なのか、改めて教えてください。
これは今年度中にはもう決めなければいけないというふうに思っておりますけれども、まだ具体、いろいろなところが課題としてございますので、一応その目安は目安として持った中で決めてまいりたいと思います。
残る大きな調整課題というのはどういったところにあるか教えてください。
それこそ公園のところが候補地にも挙がっているということもございます。一方で、緑を守っていくという観点でもいろいろなご意見もあるわけでして、これも含めて検討しているというところです。
県の県美術館と県民会館を集約するという方針については、今回初めて知ったということかと思うのですけれども、この話がある前から議会も含めて、市議会も含めて、(音楽ホールについて)県と機能がかぶるであろうから話し合いをよくしてほしいというふうに言われていたと思います。それで市長は県とも調整をよくよくやりますというお話だったかと思うのですけれども、今回の件を受けて、その辺の機能調整とか役割分担とか、その辺に何か影響があったのかどうかという今のお考えをお聞きしたいのですけれど。
それは私がどう受け止めたかということでしょうか。
でもまだこれは、そういうふうな方向性を、県としての方針として正式に決定をしたわけではございませんので、まだ私自身がそれに対してコメントをする段階ではないのではないかというふうに思います。
これが正式に決まったら、大きく変わるかどうかは分からないですけれども、県の方針が正式に決まったら、市の施設整備との兼ね合いで何らかの影響が出てくるのかどうかというのをお聞きしたいのですけれど。
これは、本市としては音楽ホールについて、もちろん音楽を楽しむということはもとより、市民の皆さま方にさまざまな場を提供できる、そういうところも考えているわけです。新聞報道ですけれども、(県の)NPOのセンターもそこに持ってくるような話もあったのでしょうか。新聞記事なので私も詳細は分かりませんので何とも申し上げられませんが、複合施設として、かなり広い文化施設として整備をされるということであると、どういうふうになってくるのかなというのを、私もそれこそ頭の中でいろいろと、こういうことになるのかしらと、今思いを巡らせている段階ですので、今すぐここで、まだ正式でもございませんし、私自身の考えもまとまっておりません。
率直に、駅の東側に一大文化ゾーンというのが仙台市内にでき上がるというか、方向性を示されているわけですけれども、その点に関しての県の会議が示したビジョンというのに対する率直な感想としてどうなのでしょうか。立地先の市長として。
楽天生命パーク宮城があり、スポーツ、文化、芸術、そういうところが1つの区域に集まってくるということです。それについてはある意味、なるほどこういう考え方があるなというふうにも思ったりいたしますけれども、一方であの地域は北の方には住宅地が密集しているところでもございます。そういう意味においては、どのように県がお考えになるのか、いろいろと課題というのも出てくるのではないかと。まだ私自身、改まっていろんなことを考える暇もなかったものですから、今ここでどこまで答えられるのか、私も自分で逡巡しながらですけれども、いろいろ出てくるのではないかしらとは想像します。
住宅地も近くに密集しているので課題も出てくるというのは、具体的にはどういう課題を想定されているのでしょうか。
例えば大きなイベントがあったりした場合の駐車場の確保の問題ですとか交通渋滞の問題ですとか、そういうことも起きてくるかもしれませんし、何かしらあるかしらというふうに想像するわけで、あまり想像でお話をするのもよくないので、これで容赦していただきたいと思います。
先ほど、県の方針としてこの県民会館についてですけれども集約していく方向が決定したわけではないという、なのでこれからというお話がありましたけれども、これまでも県民会館と音楽ホールに関しては、規模ですとか役割ですとか県と擦り合わせを行っていくという話がありました。今回これが県の方で決定した後になってしまうと、逆にその擦り合わせというか調整もなかなか難しくなるのではないかなと思うのですが、その決定する前に、今後市としての音楽ホールの考え方、規模など、どうするかといったことというのは、調整する機会を設けるといった、そういった方向でいらっしゃるのでしょうか。
そもそも、そんなに遅くない時期に知事とお話をしようということで合意しておりましたのですけれども、台風第19号等の状況もありまして、なかなかそういった時間を取れなくなっているのが現状であります。改めて私も、この新聞報道でこういうふうな方向性ということが示されたということですので、知事とはお時間が取れるかどうか、改めてまたやりとりをしなければいけないなというふうには思っております。
では今後、その決定する前に市としても話し合いの場を持つということですね。
それが多分、県民の皆さまも市民の皆さまも、ある意味でいろいろ望まれることだろうなというふうには、この間、市議会の皆さま方のご意見も伺って思っております。
仙台市内の浸水地域の8割が内水氾濫の影響を受けた地域だというふうに聞いたのですが、この被害状況に対する受け止めを、市長としてはどう考えているか教えてください。
今般、仙台市でもいろいろな被害がありました。浸水に関しても、床上、床下浸水の家屋が随分と想像以上だったなというふうに私自身も受け止めております。ただ、浸水が内水によるものなのか、あるいはまた河川の外水によるものなのか、この辺のところは検証中であるというふうに認識をしております。
今、内水というふうなお話がありましたけれども、急ぎ今回の台風被害につきましては実態調査を進めまして、地域に合った効果的な対策というのを取っていかなければいけないと、このように思います。
市では対策を今まで進めていたというお話だったのですが、何か膨大な費用がかかるということでなかなか進んでいないというふうに聞いているのですけど、これまで大雨の被害が頻発していることを考えると、急いでやっていかなければいけないというふうに考えるのですが、市長としてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
そうですね。今般、田子の排水機場が浸水をして稼働しなくなったということでありました。これらも含めて現在いろいろと計画はあるものの、まだ十分ではなくて、しかも既に整備をされているものも想定以上の雨のためにこういうことになってしまったのは、重く受け止めなくてはいけないというふうに思っております。改めて被災された皆さまにもお見舞い申し上げなければいけないと思います。
皆さま方の安心安全のために、しっかりと対応を取っていかなければいけないと思いますけれども、今お話があったように、排水機場、ポンプ場等々を整備していくには、やはりかなりの予算措置が必要であります。国の補助事業も含めていろいろと進めていかなければいけないというふうには思っておりますが、かなりやはり大きな予算もかかるものですから、それら財源、限りあるものなので、そこも含めてどのようにしていくのか大きな課題を突きつけられているというのが現状です。
内水か河川の氾濫かどうかは今現在検証中だということだったと思うのですが、内水氾濫が大きかったりした場合は、今ハザードマップ、河川氾濫はあると思うのですけど、内水氾濫のほうも作る必要性があると考えていらっしゃるかどうか教えてください。
これは今、仙台で計画しているのが10年に一度の大雨に対応するものとして整備を進めている段階ですが、今回はやはり大きく想定を超えるものであったのは間違いないと思うのです。しかしそれこそ自然環境の変化に伴って、大きな災害に結びつくような気候変動のリスクというのにもさらされているわけですから、そこは考えていかなければいけないところなのだろうというふうに思っております。
(下水道計画課長)
実際に下水道の方で内水のハザードマップ、仙台市浸水想定区域図という名前なのですけれども、既に平成25年度に作成しておりまして、これまでの、今回の台風19号ではなくて、既往最大降雨、今までに一番降った雨を基にシミュレーションをかけてハザードマップを作成しております。あくまでも内水氾濫、内水による浸水のハザードマップ、想定区域図というものは作成済みでございます。
今後、見直しも含めて検討してまいりたいというふうに考えております。
今お話に出た宮城野区福住の田子の排水機場なのですけれども、今おっしゃったハザードマップで危険な区域の中で設置されていて、しかも1階に電気設備があって、それがショートして動かなくなったのが原因じゃないかというような取り沙汰もされているようなのですけれども、そのあたりについて平時の備えとしてどうだったかというその見解と、今後の対策等あればお願いします。
仙石、福住、田子地域というのは、ある意味で浸水がよくあったところであるというふうには私も認識をしております。そこでさまざま対応をこの間も取ってきたことも事実だと思います。その田子排水機場のポンプが停止したわけでして、これも先ほどもちょっと申し上げましたけれども、やはり想定を超える雨が降ったということによるものでして、これからの課題だというふうに思います。
(農林土木課長)
応急的な復旧ということで、ポンプが2台、排水機場の方にあるのですが、まずは1台の仮復旧を11月15日までに完了させているという形でございます。2台含めた本復旧につきましては、来年の梅雨までには完成させていきたいという形でございます。
冠水対策ということで、例えば排水機場の周りを壁で覆うなど、そういった対策を検討しておりまして、それも本復旧までに完成させていきたいというふうに考えております。
受動喫煙関連で聞きたいのですけれども、市議会で議会棟の中の喫煙室を存続することを決めたのですが、時代に逆行するのではないかと禁煙推進団体などから指摘があがっているのですけれども、市長としてはどういうふうに受け止めていらっしゃるか教えてください。
議会棟のところに喫煙所を設けるというふうなご判断になったということでありますけれど、やはり議会がお決めになることですので、そういうことなのだなというふうに見ました。
市の受動喫煙防止ガイドラインの中で、屋内禁煙または敷地内禁煙となっていると思うのですけど、議会棟の現状は、この目指す姿に違反している状態だと思うのですが、市側から、市長から市議会側に改善を要望するようなお考えはありますか。
議会棟の部分のところは議会ですから、私の方から決められたことについて申し上げるのは難しいわけですけれども、ただ、いろいろ他都市の状況なども調べさせていただいたり、私なりに、これからまた受動喫煙の問題についてどのようなアプローチが必要なのかということも含めて、いろいろ思いを巡らさなければいけないなというのは、根本のところでは考えております。思いを巡らせているところです。
仙台市長 郡 和子
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