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更新日:2019年11月13日

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発表項目以外の質疑応答の概要(令和元年11月12日)

令和元年11月12日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

防災意識の浸透について

Q1

台風から1カ月になるのですけれども、ちょっとそれに関連してなのですが、台風第19号が1カ月前に来たときに避難勧告、避難指示が出ましたけれども、避難された人は6,500人ぐらいにとどまりました。先日あった津波避難訓練も、昨年より1,000人ぐらい参加者が少なくなったというふうに聞いております。
震災から8年半以上たって意識の低下だったり、教訓であったり当時の記憶の風化が広まっているのかなと思うのですけれども、そういった危機意識といいますか防災意識をどういうふうに意識付けしていくのか、ソフト面の考え方について改めてお願いしたいと思います。

A1

避難された方、避難所に行かれた方、またあるいはご自宅で高いところに避難をされた方、さまざまな形があったのだろうなというふうに思います。強い雨の中で避難をするのがかえって危険な状況というふうなことも当時あったやもしれません。早いうちの避難ということが大切だということを、これからも言っていかなくてはいけないというふうに思います。
また、今日まで開催されておりますけれども世界防災フォーラム、併せて仙台防災未来フォーラムも開催させていただきましたけれども、こちらには多くの方々に足を運んでいただいたのではないかと思っております。
たび重なる台風、大雨の被害というのもありましたし、もちろん8年前の、ちょうど8年8カ月になりますけれども、あの東日本大震災を経験し、若い世代が特にいろいろな取り組みをしていることの発表もございました。そういう意味では、風化しているのではないかというふうにも言われますが、その風化を最大限に抑えて、いかに若い世代に防災の意識を強めていくということを伝え、そして彼らからまたいろいろ発信していただくかということも大切になってくるのだろうというふうに思います。
そういう意味におきましては、世界防災フォーラム、仙台防災未来フォーラム、これらも大きな力になっているというふうに認識をしております。

 

Q2

今後、若い世代以外にも市民はいらっしゃるので、ハザードマップの意識や浸透であったり、いろいろな場面があると思うのですけれども、そういったところにはどういうふうに力を入れていきたいと思っていますでしょうか。

A2

今回、実際に床上浸水等々被災をされたところでは、いろいろな課題、どういう課題があったのか等々も含めて、国、県そして本市もいろいろ検証をしているところです。そしてどういうふうに対応していくのかということについて、現地の皆さま方ともいろいろ意見交換といいましょうか、そういう会を持つことなども予定しております。
人ごとと思わずに、自分のところが大丈夫だったから人ごとだということではなくて、自分ごととしていただけるように、やはり仙台市としてもその意識を高めていく努力というのはこれからもしていかなければならないと思っております。
今般、世界防災フォーラムの中で参加されている方々に、特に外国の方々が「仙台防災枠組」という仙台の名前のついた防災枠組について評価をいただいた上で、仙台が取り組み、そしてこれを世界でみんなで実践していこうという、このことは世界が仙台という名前をよく知ることにつながっているのだということもお聞きしました。そういう意味でも、国際的な防災枠組に名前がついている仙台ですから、恥ずかしくないような取り組みも続けていかねばならないなということも改めて思いを致しました。

 

仙台市長 郡 和子