ページID:27484

更新日:2017年1月10日

ここから本文です。

質疑応答の概要(平成29年1月10日)

平成29年1月10日

 

(1)仙台市長選挙へ向けた市長の考えを伺う

暮れにもお答えしたと思いますが、私としては次の選挙の動向については、現時点では全く考えていなくて、残された任期の中で一日一日の仕事をしっかりと進めていきたいと考えています。特にまだ復興に関連して取り組まなければいけないこともたくさん残っていますので、そういったことも含めてしっかりと仕事に力を注いでいきたいと思っています。

 

(2)出馬の判断をする時期の目処はあるのか

特に締切りみたいなものを考えているということではありません。今申し上げたようなことに尽きるということです。

 

(3)昨年の選挙における事務ミスを踏まえ、選挙管理委員会で選挙事務を改善する予定はあるのか

昨年の選挙の後、選挙管理委員会としても区の担当者から意見を聞き、選挙管理委員会の委員の皆さんが議論をなさるなど、いろいろな議論をしてきました。最終的にはまだ決まっていませんが、人員の配置について区の選挙管理委員会の体制が今は兼任ですのでもう少し充実できないかとか、また昨年の選挙では実施できませんでしたが、期日前投票所を若い人向けに設置できないかなど、いくつか提案があって、今それぞれ担当部局と実施にあたっての課題を整理するなど調整を進めています。新年度の予算や職員配置の中で可能な部分の対応をしていければと思っています。

 

(4)具体的な改善の方針はあるのか

具体的な取り組みが決まったというよりは、新年度に向けて選挙管理委員会として取り組みたいということがいくつか出てきていますので、それに向けて、例えば人員のことなど、全庁的な調整を行っている段階と承知しています。

 

(5)中学生自死の件で保護者から提出された抗議文に対し、どのように回答する予定か

これから最終的に文言を精査させていただくと思いますが、保護者としていろいろなお気持ちをこちらに伝えていただいていますので、私としてしっかりとお答えできる部分、特に自死というものがあってはいけないし、繰り返されてはいけないということはそのとおりですので、それらを中心にお答えしたいと思っています。ただ、第三者委員会については、現在の第三者委員会が時間をかけて丁寧に進めていただいていますので、まずはそちらのご意見をしっかりといただくことを中心に考えていきたいと思います。今すぐに現在の第三者委員会を中止して、別の委員会を立ち上げる考えがないことは基本です。

 

(6)追加調査の要望には応えるのか

以前にも追加調査のご要望があり、第三者委員会で調査を行うと決められたため、答申の時期が若干後ろにずれ込むという報告を聞いています。その追加の調査の中で行われるのではないかと思っています。

 

(7)今回あった要望は以前のものと変わらないという認識か

昨年の秋以降に追加調査の要望があって、そのための時間を第三者委員会で確保したということですから、さらに追加調査の要望があれば、その中に入っていくものと理解しています。

 

(8)平成26年9月にいじめを苦に自死した中学生の保護者からの質問に対する市の回答に、保護者は納得していないようだが、市長の考えを伺う

当然のことながら、保護者の方としては続けて二つの事案があったことを大変由々しいこととお考えだと思いますし、さらに再発防止をとても強く願っていらっしゃるお気持ちを私もよく理解しているところです。
ご回答としては、特に新年度以降、新たな人員体制の充実や学校をあげての取り組み、また電話相談を24時間化するなどいろいろ取り組んできたことについてお話しさせていただきました。まだまだというお気持ちは理解できますが、われわれとしても考えられることを実行に移してきたという考えですので、まずはそのことを回答させていただいたということになると思います。

 

(9)岡田復興公営住宅建設工事の振動により、隣接する民家に被害があったとのことだが所感を伺う

報告は聞いています。仙台市では、復興工事はもちろんですが、普段から下水や、工事としては終わりましたが地下鉄など、大きな土木工事を実施することがあります。その際に、隣接する住家に心ならずも被害が及ぶことはこれまでもありました。大変申し訳ないことですが今回も被害があったということで、従前の例にならい被害の状況等を調査させていただいて、補償すべきものは補償させていただく。手順としては市事業に伴って行う被害の救済の一般的な対応の中で進めているという話は聞いています。

 

(10)被害の範囲について住民と市では意見の相違が見られるようだが、どう考えるか

工事実施前の状況を調査して、それから工事後の状況を調査する、いわば使用前使用後のような形で調査を行うなど、いろいろなやり方があるわけですが、今回の場合は、あまり大きな工事ではなかったという前提があり、工事が始まった後にご意見をいただいてから調査に入ったようです。その結果、調査前の状況については推測という形になりますので、そのあたりが持ち主の方とわれわれとで意見の差が出ているところかもしれないと思っています。

 

(11)今回の工事において、事前調査を行わなかったことをどう考えるか

事前調査の有無は、工事の規模にもよると思います。過去の工事において地盤等にどの程度の影響を与えたかなど、われわれの経験的な知見から、これくらいの工事であればこれくらいの範囲の住宅に影響が及ぶかもしれないとして調査する場合と、調査しないでそのまま工事に入る場合とがあります。今回の場合は後者だったと聞いています。今回の工事については、やるべきものをやらなかったわけではなく、一般的にやらない分類に入っていたということだと思います。

 

(12)結果として工事の事前調査を行わなかったことが、見解の相違を生じさせていると思うがいかがか

現状の被害状況の中から、工事の途中で行った調査内容も含めて、工事開始時にさかのぼって想定される被害内容を詰めていくということだと思います。それによって持ち主の方にご理解をいただけるように、まずはこちらの考え方を丁寧にご説明したいと思います。

 

(13)被害を受けた住民との話し合いは続けていくのか

基本的にわれわれの方から話し合いを打ち切るということはありませんので、ご説明させていただくスタンスは変わらないと思います。ただ、ご納得いただけるかどうかは、これまでの事例においても困難な場合もあったとは思います。

 

仙台市長 奥山 恵美子