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更新日:2016年9月20日

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年頭所感(発表内容)

あけましておめでとうございます。

先ほど、職員の訓示でも一部お話しさせていただきましたが、今年は復興計画の残るところ3カ月となります。この残された期間を市民の皆さまの復興に向けて、いかにしっかりと使っていくか、そのことにまず心して取り組むべき時期だという思いを新たにしているところです。この間、暮らしの再建を第一の優先目標に取り組んでまいりましたが、復興公営住宅の全戸建設や、今着々と建てられているお宅もありますが、防災集団移転事業の住宅再建。また、そうした皆さまが新しく暮らしをスタートされたところでのコミュニティーの新設、仲間作り、そうしたものに仙台市の持つ力をしっかりと発揮していくことが、皆さまの未来にとっても大事なことと考えているところです。

そしてまた、被災地と限らず、仙台市全域において、市民協働によって、人口減少時代の中での新しい仙台の住みよいまちづくりを進めていくことにも、今年は大きく舵を切るべきだと思っています。昨年、市民協働によるまちづくりのための新たな条例も策定され、年明け早々には基本方針も固めたいと思っています。いろいろな方々、NPOだけでなく、町内会とか、地域の商店街とか、事業所の方々も、たくさんの分野で力を発揮してくださっています。ある意味では、オール仙台のパワーを結集するような形で、地域づくりに取り組んでいければと思っています。

復興の中の大きな課題として、新たなコミュニティーづくりというお話をさせていただきましたが、もう一つ、ごみ減量の問題も復興の大きなシンボルになるべきものだと思っています。観光に関する入り込み数などは、震災前の水準に復帰したわけですが、ごみについては、震災前の状況より格段に増えている状況です。そのことについても、しっかりと取り組んでいくことによって、すべての面において復興が成ったと思えるまちづくりを進めていきたいと思っています。

4月には、差別の解消に向けた条例も制定できると思います。そうした面も含めて、暮らしやすいまち、住んで良かったまち仙台ということを、今年もしっかりとした目標として、市民の皆さまとともに進んでいきたいと思っています。いろいろな事業の進捗(しんちょく)にあたりましては、私どもの方からお伝えすべきことがたくさんございますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

仙台市長 奥山恵美子

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