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更新日:2016年9月20日
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来月6月12日火曜日の「市民防災の日」に、総合防災訓練を実施しますので、お知らせいたします。
昨年は東日本大震災のためこの訓練は中止いたしましたが、今年は震災後初めての総合防災訓練となりますので、改めてご家庭や地域、企業、行政などそれぞれの立場で自らの日頃の備えや役割を総点検することを目的として、従前とは内容を大きく変更して実施するものです。
テーマは「-自助・共助・公助-地震災害への備えの総点検」でございまして、大きく3つの訓練を実施し、自分たちの足元から備えを見つめ直してまいりたいと考えております。
訓練は、東日本大震災クラスの地震・津波を想定して実施いたしますが、その1つ目は、「災害対策本部における災害対応シミュレーションと情報収集伝達訓練」でございます。災害対策本部と各局・区において、初動対応とそれぞれの役割について再点検するほか、情報の収集・伝達の訓練を行うこととしております。
2つ目の訓練は、東部沿岸地域で行う「津波広報訓練」でございます。津波情報伝達システムや消防ヘリコプターはもとより、防災メールやコミュニティFMなど、多重的な広報手段で津波からの避難誘導を行い、情報伝達体制を再確認するものです。キリンビール仙台工場様、横浜冷凍倉庫様のご協力により、津波避難ビルの避難者受け入れ訓練も実施します。
3つ目は、「避難所運営訓練」でございまして、木町通小学校を会場に実施いたします。本市では現在、震災の教訓を踏まえ「避難所運営マニュアル(素案)」の作成を進めているところです。今回の訓練では、町内会の皆さまや教職員にも参加いただきながら、避難者の把握、トイレの確保、要援護者の支援など避難所運営の初動の手順を記したチェックシートを使って、このマニュアルの検証を行ってまいります。6月12日以降も、他の地区において、同様の避難所運営訓練を実施する予定としており、地域の実情に応じた避難所運営マニュアル作りに反映させてまいりたいと考えております。
仙台市では、現在、避難所運営のあり方をはじめ、地域防災計画の全面的な見直しに取り組んでいるところでございます。今回の総合防災訓練の結果をしっかりと検証し、今後の防災都市づくりにフィードバックしてまいりたいと考えております。
市民の皆さま、企業の皆さまにも、この機会に、ご家庭や地域、会社での備えについて総点検をお願いしたいと存じます。105万市民の皆さまが、自助の力を一段高めることによって、防災都市としての対応力が格段に強くなるものと考えており、ぜひご協力をお願いしたいと思います。
仙台市長 奥山 恵美子
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