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更新日:2016年9月20日

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発表内容以外の質疑応答の概要

(1)市長選挙の際に奥山市長を支持した市議会議員を中心に新しい会派が結成された。新会派との間にしがらみが生まれ、市政運営が難しくなるのではないか

この件については、昨日、新聞報道を拝見しただけであり、議員の方々にはご挨拶にお見えになったようですが、私の日程に時間がなく、まだお目にかかっていません。その趣旨を私自身、まだ深く理解してはおりませんが、市議会の中にも新しい志を共有される方々がこうした会派を作られるというのは、一つの動きであり、またこれまで市議会、そして私も申し上げているとおり、やはり是々非々でということになろうかと思います。

私としてはしっかりとした当局としての提案を議会に申し上げ、また市議会もそれを真摯に受け止めて議論していただく、そうした関係は基本的には変わらないのではと思っています。

(2)一昨日の衆議院議員総選挙の結果について伺う。民主党を中心とする連立政権が誕生するが期待しているか否か、またその理由は

やはり多くの国民の方の現在の政治を何らかの形で変えていきたいという気持ちの反映だと思いますので、そうした変化を求めるという期待に応えられるよう、連立の中での行動に期待すると申し上げるべきだと思います。

(3)民主党が公約として掲げている政策で具体的に期待することがあれば伺いたい

かねてから地方分権ということを言っておられると認識していますので、具体的にはどのようなタイムスケジュールで、どのような制度の改革、もしくは話し合いの場を設けていくのか、それらについては注目していきたいと思います。

(4)先日発表された全国学力調査の結果で仙台市の小・中学校が全国平均を上回る良い結果となったが、どう思うか

仙台市教育委員会としてこれまで行ってきた学力向上の取り組みについては報告を受けています。やはり学力というのは各学校の現場で行われる日々の授業がすべての基礎基本だと思っていますので、日頃の先生方のご努力がこうした結果をもたらした、そのこと自体はうれしく思います。

(5)学力向上の理由はいろいろあると思うが、その一つとして市独自の学力検査があると思う。他方、これから政権を担う民主党は、全国一斉の検査を抽出で実施する方針だが、いかがか

仙台市が独自で行っている学力検査や国が行っている検査の結果については、宮城教育大学の先生などさまざまな学識経験者にお入りいただいている委員会で、仙台市教育委員会として検証を進めていると聞いています。

新しい政権が新しい検査の形を出される場合、仙台市としてどのようにしていくかは、そうした方々のご意見も踏まえ、教育委員会と相談していきたいと思います。

(6)教育長を務めた経験のある市長としては市独自の学力検査をどう考えているか

今のやり方が万全であるということではないと思いますので、検証は必要だと思います。ただ、教え方を確かめ、生徒たちの達成度を踏まえつつ、欠けているものを補っていく、そしてよく言われる「計画を立て、実行し、チェックして次の段階に移す」といった循環を作るための一つとしても、やはり定期的に状況を把握することが必要だと思います。それをどのような形で行うかは、やはりいろいろと検証が必要だろうと考えています。

(7)地下鉄東西線荒井駅等用地の収用裁決申請を行ったことについて市長の見解を伺う

この件については、平成19年度から地権者の方々と仙台市として真摯に交渉を続けてきたと認識していますが、現時点において1件の方とは成約には至っていないため、事業全体の推進、スケジュールを考えて、第三者機関である宮城県収用委員会に裁決をお願いすることにしたことは、必要な措置であったと思っています。

(8)収用委員会が申請を受理し裁決するまでに、平均して7カ月から1年かかると言われている。予定通り開業するためには、年度内の裁決と用地取得が必要ということだが、それが難しいとなると全体のスケジュールに遅れが出る可能性がある。市長はどのように考えているか

一般的な裁決までの期間からすると、そのような可能性も全くないとは言えませんが、私どもとしては、今回の申請に至るまでにいろいろな経緯や状況も踏まえ、資料等の精査のうえ準備を行ってきましたし、また、委員会へのご説明については迅速に行えるようにしていきますので、何とか年度末という期日までに私どもの所期の願いが達成できるように努めていきたいと考えています。

(9)市長就任の会見で副市長人事を急ぎたいという発言があった。来週にも市議会が始まるので冒頭が一つのチャンスだと思うが、人選は順調に進んでいるのか

私自身、この膨大な日程と諸般の準備に追われていますので、人事案件について現時点では、まだ皆さんにお示しできる段階には至っていないところです。

(10)先日の横浜市長選挙で奥山市長に続いて政令指定都市2番目となる女性市長が誕生したが、感想を伺いたい

やはり数は力でございます。0よりは1人、1人よりは2人の方が力を発揮できるのではないかということで、お目にかかることを楽しみにしています。

平成21年9月1日 仙台市長 奥山 恵美子

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