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更新日:2023年4月12日

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その他質疑応答(令和5年4月11日)

令和5年4月11日

 

全国地方統一選挙について

Q1

統一地方選挙の前半戦が終わりまして、まずは投票率というところ、(道府)県議会(議員選挙)、知事選挙でも40%台と低い投票率になりました。この結果をまずどう見るか。そして7月の(仙台)市議(会議員)選挙に向けてどういったところが課題で、どういうふうに(投票率を)上げていく方策を考えていらっしゃるのか教えてください。

A1

近年、やはり投票率の低下というのが顕著になってきているのだろうと思います。とはいえ皆さま方の暮らしは、よくご存じのように世界情勢による物価の高騰ですとかさまざまな自然災害の発生ですとか、課題はとても大きいものがあると思うのです。少子高齢化もそうです。そういう中で政治に対して期待をされる方が少なくなっているとすれば、それは大きな問題なのだろうなと私も思います。ただ投票に行かれる方々の細かいところを分析していませんので、軽々に投票率が下がっているのでどうかという問いに対してこれといった明快な回答はここではできかねると思います。さまざま、例えばどういう年代の方々が投票所に足を運んでおられるのかあるいは地域ではどうなのか、いろんなことがあると思いますので総体的なことでお話をするということは少々できたにしても、それぞれの地域のさまざまな事情もありますでしょうから軽々には語れないと思います。

 

Q2

もちろん地域事情というのはあると思うのですけれども、この投票率が下がっている傾向というのは今に始まったことではなくてここずっと続いているところですけれども、その点においてどういうところが投票行動につながらない要因なのかというお考えは何かおありでしょうか。

A2

この近年、学校においても主権者教育に対する取り組みというのが始まっていると思いますし、そしてまた若い方々が率先していろんな投票行動を促すような活動もなさっていると思います。それら全体を含めて、皆さんたちの暮らしを決めていく大切な選挙であるという、そのことをしっかりとご認識いただけるようなさまざまな取り組みはやはり必要なのだろうなと思います。

 

Q3

(日本)維新(の会)の躍進というのが今回の大きな特徴だと思うのですけれども、東北では議席獲得には至りませんでしたけれども、関東の方では議席を獲得して数を大きく増やした。その点について原因とか背景はどういうふうにお感じになっているでしょうか。

A3

それもやはりそれぞれの地域のさまざまな事情や課題がありましょうから、有権者の皆さま方のご判断だったのだろうと思います。

 

Q4

自由民主党なり立憲民主党に対する批判票の受け皿になったという見方もありますけれども、そういった見方についてはいかがでしょうか。

A4

これもさまざまだろうと思います。一部では自由民主党の躍進というところもあったと思いますし、やはり軽々に語るべきことではないなと私自身は思っております。それぞれの地域のそれぞれの事情でそれぞれの有権者の方々がこれから先を見た上での選択だったのだと思います。

 

Q5

今回の特徴として女性の議員の方が過去最高の数と割合になりました。全体に占める割合が14%ということで、この14%という数字は市長はどのようにお感じになっているでしょうか。

A5

海外の中でも日本の政治参画の女性の割合の低さというのは際立っているわけです。そういう意味で、各政党もいろいろな取り組みをしておられるし、それからまた国としても立法も含めて取り組みをしている。そういう中で今回、女性の議員が増えたということはうれしく思いますが、それでもまだまだ十分とは言えない状況だろうと思います。

 

Q6

十分でないというお話がありましたけれども、女性が政治の世界を志す上でどういったところがハードルになっていると、ご自身の経験も踏まえて教えていただければと思います。

A6

これもまた非常に難しい部分というのがあると思うのですけれども、女性で政治の世界でしっかりとやっていきたいと思っていただける環境をどう整えていくのかということ、これはやはり重要なのじゃないでしょうか。例えば今、子育て中の方々が議会の中でどのように子育てと両立させていくかという課題もありましょうし、それからまた男性の現職が多くおられる中で、そこに割り込んで女性を公認あるいは支援という形にしていくというハードルもまたありましょうし、さまざまな課題はこれは全て、政党も含めてですけれども乗り越えていかなくてはいけないのだろうと思います。それから有権者の皆さま方も女性の活躍ということについて大いに応援をするというお気持ちを持っていただくことも重要なのじゃないでしょうか。

 

Q7

これだけデジタルの活用とかそういうことが話題になってきて、例えばつくば市とか、いろんな取り組み、模擬投票などそういうのを進められていますけれども、仙台市としてそういった電子投票という形がいいのか、また違った形がいいのか、また違うデジタルの活用方法もあるのかなと思ったのですけれども、その点についてのご認識をお聞きしたいと思います。

A7

これからの課題ですね。とても投票所に行きたくても行けないというご高齢の方もいらっしゃるだろうとも思いますし、そしてまた投票しやすい環境をどのように構築していくのかということも課題だろうとも思いますので、そういう意味ではDXをどのように生かしていくのかというのはやはり今後の課題なのじゃないでしょうか。今すぐ仙台で、それこそつくば市のようにいろんなことを取り組むというような、そういうところまでは行っておりませんけれども、今後やはり考えていくべき課題だろうなとは認識しております。

 

G7仙台科学技術大臣会合について

Q8

G7仙台科学技術大臣会合についてですけれども、明日で開幕まで1カ月というところで、現状、市民の認知度というところ、十分周知されているとお感じになっているでしょうか。

A8

街を歩いていただいて、G7(仙台科学技術大臣会合)のフラッグが掲出されたことにお気付きの皆さんたちも多いのじゃないかと思います。そういう意味では盛り上がってきたのじゃないかなと思います。語学ボランティアの確保ですとか、それからおもてなし研修なども行っておりますし、また4月16日には1カ月前記念イベントで中高生に向けたイベントを開催予定でございます。QuizKnock(クイズノック)の伊沢拓司さんらを招きまして、楽しく科学技術について考えていくだけでなくて、G7に関するクイズ大会なども行いながら、若い世代の方も含めてさらに開催機運を盛り上げてまいりたいと思います。

 

Q9

2016年の財務大臣・中央銀行総裁会議の時と比較すると、どうしても科学技術大臣会合は参加される方の人数も少ないですし、少しテーマ的にもやや埋没するのかなという懸念もあるのですけれども、併せて大規模なレセプションみたいなのが前回財務大臣・中央銀行総裁会議の時にはあったけれども今回はないと聞いていますけれども、その中で実際に開催の意義としてうたわれていることが幾つかあると思うのですが、それを実現していくためにどのような工夫というのを考えていらっしゃるのかお伺いします。

A9

開催期間中は、東北各県のさまざまな物産ですとかいろいろなものもご紹介する、魅力を発信する催しを仙台駅をお借りして開催する予定にもなっております。それからメイン会場となっている秋保(温泉)の佐勘さんでは「アキウナイト」という、地場の方々にご協力をいただきながら、そしてまた復興に関してのものですとか、それからさまざまな科学技術を活用したまちづくりについてご紹介もさせていただく、そのような方向です。先ほど少し埋没するのではないかというお話でしたけれども、これからの時代を見据えて、次世代放射光施設ナノテラスも稼働を控える中で開催をされます。そういう意味ではこの地域のみならず日本全域、そしてまた世界に向けても新たな革新的な産業を生み出す機会を用意している場所で開催をいただく大臣会合です。その大臣の皆さま方にもこれからの未来を切り開く上での科学技術についてさまざまなご議論が交わされると思っておりますので、埋没するというふうな言葉は当たらないと、私はとても大きな期待を寄せています。

 

新型コロナウイルス感染症関連

Q10

5月8日から新型コロナウイルス(感染症)の5類への移行、引き下げがありますけれども、仙台市の対応として決まっているものはございますでしょうか。

A10

5月8日からの5類感染症への見直しに向けまして国から詳細が少しずつ示されている状況です。本市における具体的な対応などについては、県や仙台市医師会など関係する皆さま方と協議をしながら進めているところでして、引き続き詳細を詰めていくのだと聞いております。例えば5月8日以降廃止になっていく事業というのは、陽性患者と濃厚接触者の方々の自宅待機、いわゆる隔離措置というのはなくなるわけですよね。それに伴って例えば自宅療養されている方々への物資の支援などもなくなる方向ですし、それからまた医療機関を受診するための移送なども行っておりましたけれども、これもなくなる方向です。それからまた段階的に廃止となっていくということについて、これから先いろいろと協議がさらになされていくのだろうと思いますけれども、例えば保健所による陽性の方々の入院調整ですとか、それからまた受診・相談センター、コールセンターなども今後徐々になくなっていく方向なのだろうと思いますけれども、これについていつ頃どのようにということについては、詳細が決まり次第皆さま方にはお伝えすることになるのだろうと思います。

 

Q11

加えて新年度、学校が始まりまして、学校なんかに伺いますと、既に新年度からマスク(の着用)を個人の判断に委ねるですとか、あとは黙食をやめるですとか、いろんな方針が示されている中で、仙台市としては学校現場への対応というのはどのようになっていらっしゃいますか。

A11

これもガイドラインで示されているところにのっとっているのだろうと承知をしておりますけれども、私も詳しいところはまだ聞いておりません。ただ(小学校の)入学式が昨日仙台市でありましたけれども、今までは保護者の方々も(人数を)制限して入学式に行かざるを得なかったところ、保護者の方々ご両親そろってお子さんの晴れ姿をお祝いすることができてうれしかったという声ですとか聞かせていただいているところです。学校現場で状況を見ながら、いろんな対応を解除していくところ、あるいはしばらく感染症の防止のために手洗い、換気等は続けていくなど、取り組みをしているものと思います。

 

Q12

5月8日の直前には大型連休があります。5月1日、2日は平日ですけれども、(5月8日以降の仙台市の対応について)そういった連休の前に示すのか、5月8日に突然なっても市民への周知はだいぶ難しいと思うのですが、仙台市としてどのあたりまでにそういった方向性を示すと考えているのかお願いします。

A12

(保健所副所長)

5月8日からの対応につきまして、先ほど市長から申し上げましたとおり今現在で決まっているところもございます。あとさまざま今詰めているようなところもございます。5月8日になりますと連休明けということもございます。5月8日からの対応につきましては連休前にご説明する機会を設けたいと思いまして、今その方向で広報サイドと詰めているような状況でございます。

 

Q13

(説明は)5月1日、2日でなく、4月の末という認識でよろしいでしょうか。

A13

(保健所副所長)

そうですね。5月1日、2日は連休のはざまなので、いわゆるゴールデンウィークに入る前、4月29日の前あたりを想定して現在進めているところでございます。

 

Q14

たしか先週は市長はマスクをされていたかなと思うのですけれども、多分久しぶりに会見でマスクを外されたと思います。そのあたりについて、今日外して臨んだ理由と、これから少しやはり5類移行というのがもう視野に入っているので少しずつコロナ前に戻していく、そういう市民へのメッセージというのもあるのかなと思ったのですけれども。

A14

そうですね。本当に久しぶりにマスクを外して会見に臨ませていただきました。花粉症もあるものですからマスクや眼鏡をしていた方がいいのかもしれませんけれども、でもそれもちょっと落ち着いてきている感じでもございます。しかもやはり5類に移行するに当たってマスクの取り外しというのは自由、それぞれに委ねられるということもあります。さらに今、だいぶいろいろなことが動き出している中で、まちの中ではやはりマスクをしておられる方々がずいぶん多い状況も見ていますので、徐々にマスクを外される方々が増えていってもいいなという思いもし、今回マスクを外してこの会見に臨ませていただきました。いろいろな面で、いろんな活動がコロナ前にいきなり戻るということは難しいだろうとは思っておりますけれども、私も今日は(この会見場、)両端ずいぶんと距離が空いておりますし、向かいの方もずいぶん距離がありますものですから、加えてこのお部屋は換気をしておりますので、それではと思って思い切って久しぶりにマスクを外して会見に臨ませていただきました。

 

Q15

実際マスクを外して会見に臨むとどうですか、何かお気持ち、感想をお聞きしたいのですが。

A15

いやいや、あまりカメラでいろいろ映さないでいただきたいなとは思いますけれども。でもしゃべりやすいですね。しゃべりやすいし息はとても楽です。ああ、こうだったなというのを改めて実感いたします。

 

4病院再編について

Q16

仙台(医療)圏の4病院の再編構想に関してですけれども、県と関係機関の基本合意が今年度に持ち越されたというところで、改めて市としてどのようなご対応を新年度されていくかお考えをお聞かせいただけますか。

A16

年度初めですけれども、昨年度、県の方が協議確認書の締結をもってさまざまな方々から意見をお聞きする環境が整ったというふうにお話しにもなりました。そこで私どもがこの間ずっと求めておりました再編提案に至った経緯ですとか再編の影響というのについて、県が主体的にさまざまな方々からご意見を伺い、そしてまた説明をするという機会が設けられるものだろうと期待を寄せております。また事務方を通して、県に対して引き続き主体的に説明すべきだということは言ってまいりたいと思います。

 

Q17

今、主体的な説明を求めるというか呼びかけるというお話でしたけれども、何か近く具体的に県に働きかけをするご予定とかというのはおありでしょうか。

A17

私自身から直接県にということではなくて、まずは事務方でさまざまやり取りをする中でというふうに考えています。

 

Q18

昨日知事からも6月定例会の前に関係者に対して説明できる機会ができればというお話もありましたけれども、市の働きかけの主体性を求める声もありますけれども、市としてはもう県に働きかけをしているということかもしれませんが、新年度、改めて市としてこうしていくというところがもう少しあれば教えていただきたいのですけれども。

A18

繰り返しになりますけれども、昨年度までに合意ということでしたけれども、いろいろなところを県も苦慮されたのだろうと思います。そして出てきた協議確認書の締結ということになったのだと思います。この新しい年度のうちにいろんなことを決めていきたいという方向のようです。そこについて折に触れていろいろと情報提供をしていける環境になったというふうな(ことで)ご意見を伺うのと、また県としてもいろいろと(情報を)出せるところも出てくるのだろうと思います。その折々を見てどういうふうにしていくのかは判断していかなくてはいけないのだろうと思います。

 

電力ビル街区の再開発について

Q19

電力ビル(街区)の再開発でツインタワー、高いものができるという話がありますけれども、その辺の所感をお伺いしてよろしいですか。

A19

都心のランドマークとして多くの方々に親しまれてきた電力ビルだと思いますけれども、電力ビルを含む大きな区画がツインタワーに生まれ変わるという発表でございました。これは改めて私自身も大きな期待を寄せたところでございます。同時に本市の都心再構築プロジェクトの施策が建て替えの検討の後押しになったとも伺いました。そういう意味では準備組合の方々にこれからどのような具体的な検討になっていくのかも含めて、できる支援について考えてまいりたいと思いますし、本市のまちの中心部で大きな動きが出てくることを大きく歓迎したいと思います。

 

Q20

あちらのビルは大きなホールがあって、テレビなりラジオなりでも使ったというお話、ずいぶん昔からされております。郡市長自身、あそこでの収録なり出演なりで何か印象深いことはあったのでしょうか。

A20

いやいや、数々ありましたけれども、ずいぶんと育ててもらったホールでもあったし、また観客としていろいろなアーティストの方々のコンサートを楽しませていただいたホールでもあったと認識をしております。

 

Q21

育ててもらったというのはどういうのか、あともう一点、観客として聴きに行った時というのはどんな方々のところを楽しんだのでしょうか。

A21

公開放送の収録などもございました。その折に目の前に観客の方々がいらっしゃるわけですね。観客の方々がどういうような反応するのかということも間近で感じながら、司会というのはこういうふうにしていくものだなということをいろいろ学び取ったということです。それからコンサートを楽しませていただいたアーティストというのはもう大勢いらっしゃるし、加えて文楽ですとかさまざま伝統芸能もあのホールで楽しませていただきました。

 

ベガルタ仙台の社長人事について

Q22

ベガルタ仙台についてお伺いいたします。先般、社長の交代が発表されましたけれども、佐々木さんという方は2年4カ月という、歴代の社長の中では比較的ちょっと短いのかなというところで、一部の取締役の方から退任を促されて決断されたと聞いていますけれども、今回の社長交代の経緯について、市長ご自身としてはどのようにお感じになったか教えてください。

A22

佐々木社長はベガルタのサポーターでもいらっしゃって、とてもベガルタを愛しておられたお一人だと思います。火中の栗を拾うように社長に就任されて、この間本当にコロナ禍で大変な中でご苦労は多かったと思うのですけれども、累積赤字の解消、それから増資などにも取り組まれて一定の区切りがついたというような、会見での佐々木社長ご自身の言葉もありました。新しい社長を迎え、さらに市民の皆さま方に愛され、そして強いチームになることを期待しているところです。

 

Q23

後任の方が板橋さんという市のOBの方でいらっしゃいますけれども、その点で市長ご自身も板橋さんの仕事ぶりというか、手腕についてはよくご存じなのかなと思うのですけれども、一方で一部(から)天下りではないかという批判もあるようでして、その点について佐々木さん就任時とは少し違うような風当たりというのももしかしたらあるのかなと思っているのですけれども、そういった声に対して市長はどのようにご説明されるのかお伺いしたいと思います。

A23

今回の人事についてはさまざまな意見を総合的に勘案した上で経営層で整理をされたのだろうと思います。確かにサポーターご出身の佐々木社長とは違う社長になることになるのだと思いますけれども、これまでの経緯、ベガルタ仙台が30周年を迎えるわけですけれども、この間の歴代の社長さんの成り立ちというのはさまざまであります。ですから一概に違うのでどうだということは言えませんけれども、しかし板橋さんは私も承知していますけれども、とてもしっかりした方で経営能力は多分高いだろうなと認識をいたします。いずれにいたしましても市民の皆さま方により愛されるチームになるように頑張っていただきたいなと思います。

 

Q24

今のお話は恐らく大株主である仙台市長としてのご発言なのかなと思うのですけれども、市長は聞くところによると熱狂的なベガルタサポーターとお伺いしていますけれども、一サポーターとして見た時に、シーズン途中で、成績のことも含めて現状ベガルタというのをどのように見ていらっしゃるのかなという率直な思いをお聞かせ願いたいと思います。

A24

先日はとても快勝で気持ち良かったですね。アウェーでしたけれども、これは本当にうれしい勝利をもたらしてくれて、私自身もほっと胸をなでおろしましたし、うれしい気持ちでした。私もサポーターというかベガルタ仙台の大ファンなのですけれども、これまでもいろんな経緯があってさまざまな苦労もあったわけですけれども、いずれにいたしましても、先ほども申し上げましたけれども市民クラブとして多くの市民の皆さんに愛されるクラブ、そしてまたこのまちを元気付けてくれるような、そんなチームであり続けてもらいたいと思っているところです。

 

DX推進について

Q25

DXを推進する仙台市としてちょっとお聞きしておきたいことがあるのですけれども、岸田首相とOpenAIのアルトマンCEOが先日会いまして、チャット型AIについて規制であったりというものの話し合いを行ったそうなのですけれども、東北大学でもコメントを出していて、完全に禁止することは困難というようなコメントも出しているのですけれども、実際仙台市として教育現場でもデジタルドリルだったりいろんなDXを進めていく中で、こういった新しい技術に対して規制であったりも考えていかなきゃいけないところで、他の自治体に比べてどのようにこういった技術を取り入れて進めていくことができるのかというのと、あとそういう規制についても何か考えていかなきゃいけないところで思うことがあればお伺いしたいのですけれども。

A25

今、本市ではフルデジタルの市役所をつくっていくための取り組み、それからまちのデジタル化を進めていく取り組みなどなど、さまざまDXへの取り組みを進めております。今ご指摘のあったチャットボット、AIを使ったさまざまな取り組みの中でいろいろな課題というのが見えてきたということもあるのだろうと思いますけれども、今のところ何か大きな問題を抱えているという、本市においてそういう認識はまだ持っていないところです。ただ古い言葉ですけれどもこの世界は日進月歩という言葉もあり、今もちゃんと本当に日進月歩、いや日進月歩というよりも日進日歩かもしれませんが、とにかく早い動きですのでそれにどのように対応していくのかというのは、やはりいろいろとアンテナを高く持った上で考えていかなくてはいけないのだろうなとは思います。

 

夜間中学開設について

Q26

本日、公立夜間中学校の入学式というか開校式が夜にあると思うのですけれども、改めて東北で初めての公立夜間中学校への期待と、あと入学される生徒さんたちへどのようにこれから学んでいってほしいかという言葉をいただければと思います。

A26

長年準備に当たってまいりました夜間中学を今日開校することになります。県の皆さま方ともいろいろ協議を進めた上での開校ということになったわけですけれども、私自身も大変感慨深く思っています。と申しますのも、いろいろな方々が学び直しであったり、あるいはいろいろな意味でご自身を開花させるために学ぶ場というのが欲しいということで、これまでは民間の夜間中学というのでしょうか、そういうところに通われていた方々も多かったわけですけれども、公立で設けることができたというのはとても大きな意味があると思っております。今日は入校される方、入学される方、20人弱だったと承知をしておりますけれども、新たな学びで大きく自己実現を図っていただきたいと期待を寄せているところです。

 

茂庭地区での太陽光発電事業について

Q27

今日の新聞で太白区の茂庭と村田町の太陽光事業について、国のFIT認定を失ったと報じていましたけれども、そもそもこの問題でこういう手法での計画が出てきてしまうことについては、改めてどういった思いでいらっしゃるでしょうか。

A27

すごい飛び地に(太陽光発電を)造られるというお話が出てきた時にもいろいろとびっくりいたしましたけれども、今般事業者側からまだ正式な連絡をいただいていないところですけれども、FIT(認定)の無効について経済産業省のホームページでもう既に発表になっているところでございます。そこで確認をしております。仙台市内に本当にわずかで、そして長い電線整備を行った上で大規模な太陽光発電、幾つものパネルを置くところと結んでの事業だということです。これまでも環境アセスメント審査会からいろいろ意見をいただきましたものですから、それについては事業計画の見直しを図ってもらいたいということを盛り込んで、これまでも県知事に提出をさせていただきました。今回、計画の変更後、どのようになっていくのかということも確認をした上で、本市として必要な対応というのを図ってまいりたいと思います。

 

Q28

市としては、これを防ぐというか同じようなものが出てこないようにする手法というのはなかなか考えにくいでしょうか。

A28

それは今般も県や本市でもそうですけれども、太陽光発電に関するある意味規制をかけた条例を作ったわけですね。これはいろいろな思いがあるわけですが、ただ今回のこの件について、あるいはまた設置をできれば避けてもらいたい地域に対してであれば何らか行動を取ることは可能になってきますけれども、民間の事業者の方々の、それこそ事業運営に関わってくるわけです。そういう意味では本市として(環境)アセス(メント制度)でしっかりと対応していくということが大きな道筋なわけです。この間もそのようにしてまいりましたけれども、今般条例が施行されることによって、さらに少し厳しい見方ができるようになりました。そうした中で対応していくということだと思います。

 

仙台市長 郡 和子