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更新日:2022年6月8日
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令和4年6月7日
先日(新型)コロナ(ウイルス)の新規感染者数が仙台市では100人を切りました。100日以上ぶりだという感じだったのですが、市長は今のこの感染状況をどのようにご覧になっていますでしょうか。
ゴールデンウイークで多くの方々の往来もあった、そしてまた幾つかお祭りなども戻ってきたというような状況の中で(あっても)、感染者数が減少傾向になってきているというふうには感じます。でも全体の数としてはそれこそ1桁までには相当遠いわけですから、そういう意味ではまだ多い状況にあるのだろうとは思います。いかに感染を広げないかというこの取り組みは引き続き皆さんにやっていただくようにお願いをしたいと思いますし、重ねてになりますけれどもワクチンの接種についてもぜひ接種券をお持ちの方はご検討いただき、速やかな接種をお願いしたいと思います。
先日政府の方でGoTo(トラベル)の再開について検討という話も出てきましたが、そちらについてどのように感じていらっしゃいますか。もしくはどんどん進めてほしいとか、今現在でのGoTo(トラベル)再開についてどのように思われますでしょうか。
GoTo(トラベル)の再開について政府が検討を始めるというふうに報じられているところです。そういう意味ではだいぶ感染予防対策というのも進んできているということもあるでしょう。ワクチンの接種も進んでいるということもあるでしょう。それからまた治療薬についても積み重なってきているところもありますので、そういう意味では経済を、今大変なところを回していく施策というのも大切だと思いますので、政府がお考えになっているのはそうだろうなというふうに思うところです。
再開を検討すること自体は支持するというふうな認識でよろしいですか。
はい。
(新型)コロナ(ウイルス感染症)の後遺症の件でお伺いしたかったのですけれども、厚生労働省の研究班などからも、例えば中年層に後遺症が出やすいだったりとかそういった調査結果が出始めていると思うのですが、仙台市さんにどれぐらい後遺症についての相談が寄せられているだとか、もし年代だったりとか取っているようなデータがあれば教えていただければと思います。
(保健所副所長)
後遺症なのですけれども、区役所の保健所支所の方で相談があった場合には受け付けておりまして、大体の件数ですけれども週に1、2件ぐらいの相談がございます。その際に後遺症についてはかかりつけ医のある方についてはかかりつけ医の受診とか、あとは(新型)コロナ(ウイルス)の検査の際に受診した医療機関、そういった医療機関のない場合にはやはり症状に合った診療科を保健所支所の方からご案内させていただいているというような状況でございます。年齢等については、ご相談あった際に年齢までは伺っていないということもあって、そういったデータについては持ち合わせてございません。
6月4日、仙台国際音楽コンクールが3年ぶりに開催されたのですけれども、ヴァイオリンの入賞の方も決まったのですけれども、今のところの所感、コロナ禍の開催ではあるのですけれどもどのように今のところ感じていらっしゃるのか教えていただきたいです。
開催にこぎ着けるまでにはさまざまな困難もございましたけれども開催できて本当によかったなというふうに思っています。ヴァイオリン部門の全日程を終えて今度はピアノ部門の日程に入っていくところですけれども、世界の若き音楽家の登竜門として大きな関心を集めているコンクールです。大変審査員の先生方も今年のレベルは相当高いというふうにおっしゃっていただきましたし、そしてまたコンテスタントの皆さんたちの気概というのでしょうか、それも演奏にさまざまなところで見て取れたと思います。何よりやはりこういう状況の中でも開催ができ、楽都仙台のこのコンクールを途切れることなく続けられたということはとても大きな意味を持っていると思っています。世界に羽ばたくものすごい才能の数々が仙台の地に結集してきたなということを実感いたしまして皆さんの演奏に感銘を受けました。またボランティアの方々に運営をずいぶん手助けしていただいているところですけれども、その皆さんたちにも本当に感謝をしたいと思います。それからお忙しい日程を割いてコンクールのために、審査のために日本、仙台を訪れてくださった著名な皆さま方にも深く感謝を申し上げたいと思います。開催できてよかったなと思います。
ロシアから出場している方もたくさんいらっしゃいますがそれについてはどのように感じていますか。
ロシアの方、それからウクライナの方もコンテスタントとして名を連ねてくださっていました。途中で辞退された方もいたようですけれども、門戸を開いたということについては審査員の先生方からは大変感謝をされました。さまざまな動きがある中でよくぞ判断してくれたというふうに言っていただけて私自身もとてもよかったと思っています。音楽の力というのは政治のところとは切り離して、すごいものがあって、そういう若い音楽家の皆さんたちのコンクールに向けた気持ちというものをとても阻むということがあってはならないのじゃないかなという思いもまた持ったところでありました。
昨夜から大雨が降っておりまして太白区内の指定避難所が開設されました。東四郎丸小学校とかはこの間の津波新想定の方でも(浸水)エリアに入っておりまして、2階への避難ということもあったかと思うのですが、津波と大雨というのはちょっと性質は違いますけれども同じ水害ということで、例えばそれを受けて対応が変わった点があったら教えていただきたいのですけれども。
そのことは太白区内のみならず東部の方で確かに避難所開設をさせていただきまして、そこに愛宕中学校と八木山小学校だと聞いておりますが避難をされた方が数人おられました。詳しく前回の津波の新想定に合わせてということは何もなかったように思います。
(防災・減災部長)
従来から水害時は2階以上に避難していただく避難所というのが幾つかございますのでそちらの方の対応というのは変わってございません。
特に市の方で指定避難所の一覧のところに赤文字で2階以上に避難と(記載していた)いうのは従来からのそういう設定だったということ(ですか)。
(防災・減災部長)
はい。そうです。従来から大雨時には1階は浸水する可能性があるので2階以上に避難としているところが幾つかございました。
参議院議員選挙の件なのですけれども、この間桜井充さんの事務所開きがありまして、郡市長もそちらに伺ったとお伺いしたのですけれども、先週のときから(応援について)ちょっと態度は保留させていただくというような発言がありまして、先週からの心境の変化はどのようにあったのかというのをちょっとお伺いしたいです。
何も心境の変化というものはございません。首長の会には今も入るということを決定してはおりませんし、今回桜井さんの後援会事務所開きのご案内を頂きました。桜井さんは現職の国会議員でもございますし、顔を出させていただいたということです。
今後桜井さんを本格的に応援されるとかという態度を決められたということなのでしょうか。
誰を応援するとか応援しないということについては決めておりません。
誰かを応援するという、桜井さんを応援するということで行ったわけではないということですか。
ご案内を頂きまして現職の国会議員でいらっしゃいますし出席をさせていただきました。
県内の宮城選挙区で立候補を予定されている方に対して、どういうところを見て応援するかしないか判断したいなというふうに、現時点でのお考えをお聞きしたいのですけれども。
まだ私が誰を応援するあるいは応援しないということについて決めていることでもございませんし、いつどのようにするということをここで申し上げるということはございません。
例えばどういう公約とか、どういう政治姿勢、どういう政策を進めたいかとか、どういう点に注目されていらっしゃるかお聞きしたいのですけれども。
それはまだ(立候補される予定の)皆さま方の(そういう情報は)何も手元にございませんので、今のご質問にも答えることはできません。
参議院議員選挙も近づいてきまして、選挙管理委員会(事務局)の選挙事務というのも仙台市にとっては大きな課題だと思います。2014年の票の水増し問題以降、ミスや不手際で開票の遅れとかそういったことがずっと続いています。昨年の衆議院議員総選挙でも大きなトラブル、若林区を除いては全てであったと記憶しています。その点について今回参議院議員選挙に向けて、やはりどういうふうな改善をしていかなければいけないか。あと選挙事務に関わる職員や関係者の意識の改善、見直しも必要なのかなと思うのですけれども、その点について市長としてどのようにお考えになりますか。
選挙という事務については自治体にとって大変大きな責務のある業務の一つでありまして、やはりこれは信頼を市民の皆さま方に持っていただかなくちゃいけないわけですから、いろいろなミスですとかそういうことがあってはならないということでこの間も対策をいろいろ取らせていただいてきています。今回、(これまでの投開票事務で)アルバイトを一時期増やしてしまったというふうな反省もあって、この間投開票事務に従事する職員数を増やしていく、そしてまた研修を充実する、あるいは開票の時間を短くするために(自動分類)機器の導入も重ねてきたところです。いろいろな反省点を踏まえながらですけれども、ぜひ選挙管理委員会(事務局)においてはこれまでの反省を踏まえた上で、さらに迅速に正確に業務ができるように努めていただきたいと思いますし、今選挙管理委員会事務局ではそのように頑張っているというふうに聞いているところです。いずれにいたしましても、市民の皆さま方の期待に応えられるようにこれも選挙管理委員会事務局とともに私どもも対応してまいりたいと思います。
岩沼市長選挙の方で、今回村上さんと佐藤さんの事実上の一騎打ちのような形で、市長が応援に行かれた村上さんは破れてしまったのですが、今後佐藤さんと市長会とかで一緒にお仕事するに当たって、どのように今回の(岩沼)市長選挙の結果を受け止めていらっしゃるのか一言お願いします。
佐藤さんは当選誠におめでとうございます。(岩沼)市議会議長も務められて、地域に密着した活動をなさって、それが当選の原動力になったのだというふうに思います。これから同じ仙台の広域行政の中でもご一緒させていただくわけですから、ぜひいろんなお話をさせていただきながら、共にそれぞれの地域をよくするために、また仙台圏域を活性化させるために、宮城県を元気にするために頑張っていきたいと思います。
宮城県を元気にするために頑張っていかれるという話があったので、先日国の方で(合計特殊)出生率の発表がありました。宮城県は1.15ということでワースト2というのは変わらないのですが、前回よりだいぶポイントが落ちていまして、都市部として仙台市としての数値は出てはいないわけですが、この出生率の下落をどのようにご覧になっているのか。どのように分析し、さらにどのように改善させればいいのか、もし市長のお考えがありましたら教えてください。
いや、もう本当になかなかこの(合計特殊)出生率が上がらないどころか、どんどん下がってきているということについては、大変これは危機感を持って受け止めています。県の1.15という数字には、やはり少し驚きを持ってそうかというふうに思って見ました。本市の数字は、これからいろいろと精査をされて厚生労働省が秋頃に確定値を出すのではないかということですけれども、この間ずっと下がっていますから、宮城県の数字よりもさらに数字が小さいのだろうというふうに想像というか、推測をしているところです。やはり子どもを産み育て安心して暮らしていけるような、そんなまちをつくっていかなくちゃいけないという思いは強く持ったところです。
そうしますとより子育て、あと出産がしやすいまちづくりというのを、宮城県全体、また仙台市としてもしていかなくちゃいけないわけですが、そのさなかで(仙台)赤十字病院の方の移転の話が出ていることに対してはどのように整理すればいいのかなと思ってですね。県の方では県南の方の出生率というか、県南の方の分娩の改善につながるという考えもあるようですが、一方で仙台市としての出生率も落ちている中で、ああいった小児医療の拠点のような場所が仮に移るとしたら、仙台市としても大きなインパクトがあると思いますがどのようにお考えでしょうか。
出生率ということについていえば、結婚がしやすいように、あるいは子どもが欲しいと思われた方が子どもを持てるようにということで、さまざまな施策が必要なのだろうというふうに思います。ただ子どもを産む場所があればそれで事足りるということではないというふうに認識をしておりまして、雇用の問題、それから保健福祉の問題、総合的なさまざまな分野でやっぱり皆さんに安心していただけるように施策を充実させていくということなのだろうというふうには思っています。
昨日(次世代)放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス)」の命名式というか、式典の方に市長もご出席されたと思います。内部が報道向けに公開されまして市長もご覧になってきたと思うのですが、改めて現段階のご感想をお伺いしたいなと思います。
昨日、3月の地震で延期になっていた(次世代放射光施設の)愛称の披露式が行われました。「NanoTerasu(ナノテラス)」という、とても分かりやすい、そしてまた皆さんに覚えていただけるような愛称だなというふうに思いました。ぜひこの「NanoTerasu(ナノテラス)」を本市の経済の活性化のためにも、そしてまた日本の学術あるいは産業の創出のためにも、ぜひ活用いただきたいというような強い思いがさらに高まったところです。現場を拝見いたしましたけれども、もう建屋はすっかり出来上がっていまして、稼働までの足音というのも高く響くようになってくるなというふうに思ったところでして大変期待をしております。
仙台市長 郡 和子
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