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更新日:2022年3月16日
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令和4年3月15日
一部の報道で、仙台市立小学校の中でお子さんが暴行を受けていじめにあっているのじゃないかということで、仙台市教育委員会が重大事態に認定するかを考えていらっしゃるという報道がありました。市長はこの事案があったということをご存じだったか教えてください。
今朝、教育委員会から概略を報告受けました。
報告を受けて、市長はどのように受け止めて、今後どのように対策を取られていくかを教えてください。
もとよりいじめや暴力行為というのは許されざる行為だというふうに認識をしております。事実関係を速やかに調査をした上で、適切に対応を取ってもらうように教育委員会には求めたいと思います。
保護者の方が、なかなか学校が対応してくれなくて児童が長い時間休んでいらっしゃることにかなり悩んでいらっしゃるみたいなのですけれども、長い期間児童が休んでいることについては、市長はどのように思われていらっしゃいますでしょうか。
今朝、概要の報告を受けたばかりでありますけれども、発生から相当な時間が経過しております。もう速やかに対応しなくちゃいけない事案だというふうに認識をしております。教育委員会からは重大事態に当たると判断をしたようで、第三者による調査委員会を設置する方向というふうに聞いております。速やかに適切に対応してもらいたいと思います。
今まで郡市長はいじめや不登校対策にかなり力を入れていらっしゃって、いじめ防止条例などの制定にも関わっていたと思うのですけれども、今後、いじめや不登校事案、郡市長はどのように力を入れて対応するかを教えてください。
全庁挙げて、社会、地域も挙げていじめをなくしていくのだという取り組みを進めてきているところですけれども、今般こういうふうな事案が生じているということについては大変心を痛めているところです。適切に迅速に対応していかなくちゃいけないというふうに思っています。
いじめの重大事態のことについて、市長は教育委員会からもう重大事態として認定したと今日報告を受けたということでしたでしょうか。
いや、方向だということです。
じゃ(認定は)まだ(ということですか)。
はい、実際に重大事態を判断するのは教育委員会と当該学校の判断によるわけですけれども、今後、やはり第三者の調査機関を設ける方向だというふうなことで、まだ正式にそれを重大事態だと判断したとは聞きませんでしたけれども。
第三者委員会は学校の方で作るということを報告受けたのでしょうか。
まずはそういうことになるのだろうというふうに思います。
3月11日にも伺ったのですけれども、東日本大震災から丸11年を迎えましたけれども、改めて11年を迎えたということに対する受け止めをお願いできますでしょうか。
3月11日から丸11年が経過をいたしました。11年という年月が早いのか遅いのか、それは被災された皆さんそれぞれで違っているのだと思います。本市においては5年の復興計画を立てて、速やかにハード事業に着手をし、また被災された方々の心のケア等にも対応してまいりました。ハードは一定程度のめどがついたところですけれども、それぞれの被災された方々の心の復興、体の健康ということを考えるとまだまだやるべきことは残っているというふうに認識をしております。そしてまた、震災の風化が言われる中で、本市といたしましてはあの震災の経験と教訓を風化させずに次の世代に引き継いでいく、そして災害文化の醸成をしていくのだと、それは防災環境都市である仙台市が、そしてまた仙台防災枠組の採択市である仙台が国内外に発信していく責務があるのだというふうに認識をしておりまして、11年が経過したのでもうおしまいということには決してならないと、そのように思っています。
ロシアによるウクライナへの侵攻が続いていますけれども、こちらは議会でもご発言ありましたけれども、改めてどのように受け止めていらっしゃるかお願いします。
ロシアの軍事侵攻については、国際社会の平和とそしてまた人々の安寧を大きく損なう事案でして、決して許されないというふうに思っております。
議会でウクライナから避難されてきた避難民の方を受け入れる準備をしているのだというようなお話がありましたけれども、これは政府の要請によるのでしょうけれども、大体何人くらい受け入れるのかとか、どういった体制で受け入れるのかとか、あと政府から既に何人かいらっしゃる予定があるのかどうかというようなところを教えてください。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから随分時間がたちました。日々報じられる映像を見ますと本当に胸が痛みます。多くのウクライナの皆さんたちが逃げている状況もとても胸が締めつけられる思いであります。一刻も早く停戦が、そしてまた軍の撤退をお願いをしたい、望むというところではありますけれども、今、本市でもウクライナの難民の方々ということになるのでしょうか、受け入れる準備を進めているところです。まだ正式に国の方からの要請は入っていないところですけれども、市営住宅の空き住戸を使用していただけるように準備をしておりますし、またお子さんのいる方もおいでであろうというふうにも思っておりまして、その場合にはこれまでも外国人のお子さんたちの対応に当たってきておりますけれども、生活習慣への適応指導や日本語指導などを行う指導協力者を学校に派遣しているのですが、こういう人たちをさらに活用して学校でも安心して過ごせるように、また心のケアにも努められるように対応してまいりたいと準備を進めているところです。
大体何人くらい受け入れは(予定していますか)。
まだ具体的には話が入っておりませんので、何人はオーケーですというようなことでお話はしておりません。
市として受け入れられる上限というか、受け入れ能力としてはどれくらいかというのもまだ分からないですか。
これは国と調整していくことになるのだろうと思います。それでも大きな人数を受け入れられる状況はなかなか難しいので他の自治体でもさまざまな取り組みが進められると思いますけれども、協力し合いながら受け入れ可能な方々は受け入れたいと思います。
議会がウクライナへの支援金の送付をしましたけれども、市の方では何か似たような皆さんで支援するようなことというのは考えていらっしゃらないのでしょうか。
実は明日から市役所、各区役所など合わせて13カ所に募金箱を設置させていただこうと考えております。市民の皆さま方も大変心を痛めておられると思いますけれども、ウクライナの皆さま方のご支援にぜひご協力をいただきたいと考えております。募って頂いた募金については日本赤十字社を通じてウクライナなどの現地での支援に役立てていただきたいと思います。またこれに加えまして、本市の管理職以上の職員で100万円の募金を行いまして、急ぎ支援団体を通じてお送りする予定でございます。
昨日の時点で姉妹都市のミンスク市との交流を見合わせるということで、親書を発出されたかと思うのですけれども、この判断に至った理由というか、どうしてこういう見合わせという形を決断されたのか教えてください。
まず、ロシアによる軍事侵攻に関してベラルーシ政府も関与しているということで、とても心をそれこそ痛めました。ベラルーシには関与を行わないよう強く求めたいというふうに思いまして、またそのことがこれまで培ってきたミンスク市と仙台市の市民レベルでの交流についても信頼を揺るがしかねない事態というふうに捉えまして、当面の間は交流を見合わせたい旨をミンスク市長に宛ててお便りを発出したところでございます。
こういう都市間交流の判断というのは非常に異例というか、仙台市としても姉妹都市、友好都市、9つある中で多分初めてのことというふうに伺ったのですけれども、この決断がどういうふうに軍事情勢、働いていってくれたらいいなというふうに思っていますか。
ミンスク市長には、これまで50年近くにわたって培ってきた交流です。その絆を切ってしまうことのないように、今般のこの状況に対応して、交流再開に向けて最大限の努力を図っていただきたいということについても親書に書き込ませていただきました。
ウクライナの難民の受け入れの件に関してなのですけれども、総理の行動から見ると、市長、12日の日に岸田総理にお会いになっているようですけれども、そのときに何かお伝えしたことですとかやり取りというのはされたのでしょうか。
岸田総理が被災地を3.11で回られておられまして、お帰りになられるその仙台駅でG7の関係閣僚会合の誘致についての要請も併せてさせていただいたのですけれども、そのときには今おっしゃったようにウクライナの状況を大変心配していて、(仙台市では)受け入れる準備を進めておりますので、何なりお申し出いただきたいというふうなことを伝えました。
それに対して総理からは何か。
被災地を回られて幾つかの自治体の首長さんたちからも同じような話がありましたというふうなことをお話になられておられました。
G7に関してのお答えというのはあったのでしょうか。
これまでも関係する大臣等々にお願いをさせていただいている旨お話をいたしましたし、それからまた過去の実績についてもお話をさせていただきました。そこについては受け止めていただいたと思います。
仙台市長 郡 和子
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