ページID:56493
更新日:2021年9月1日
ここから本文です。
令和3年8月31日
本市における(新型コロナウイルス感染症の)新規感染者数は、先週25日に過去最多となります197名となりました。引き続き厳しい状況にございます。仙台医療圏においては、8月1日の時点では入院患者が61名、うち重症患者2名という状況でした。陽性患者の増加とともに入院患者も増え続けまして、昨日15時の時点では入院患者が193名、うち重症患者が24名となっています。受け入れ可能病床の使用率は全入院者で89.8%、それから重症者では82.8%と非常に逼迫(ひっぱく)した状況が続いております。
医療機関の皆さまにはこれまでも必死のご努力をいただいておりますが、現下の非常事態に鑑みまして、さらなる病床の確保等をお願いをしているところでございます。しかしながら、病床のみならず、コロナ病床における医療従事者のマンパワーも含めまして医療のリソースには限界があります。現に、本市の市立病院におきましても、感染症患者の受け入れ病床のさらなる拡大に当たっては、治療過程に影響が少ない手術や検査あるいは入院治療を延期せざるを得ない状況にあります。他の医療機関からも非常に厳しい現状にあるとの声が届いております。医療が逼迫(ひっぱく)し、新型コロナウイルス感染症に限らず、救える命が救えなくなるという状況が本市でも目前に迫っています。
このような状況も踏まえまして、東北6県および新潟県の知事、政令指定都市の市長、合計9名による共同メッセージを取りまとめました。県民、市民の皆さまに大きく2点のご協力をお願い申し上げます。まず、県境をまたぐ不要不急の移動については厳に控えて下さい。宮城県では日中夜間とも不要不急の外出自粛を要請しておりますので、市民の皆さまには慎重な判断と行動をお願いいたします。さらに、ワクチンの早期接種に加えまして、不織布マスクの着用、それから換気の徹底など、基本的な感染防止対策への引き続きのお取り組みをお願いいたします。飲食を伴う会合や大人数・長時間の会合も回避してください。大声で騒ぐことも絶対にやめてください。
繰り返し申し上げておりますけれども、お一人お一人のこれらの心構えと行動はご自身を守るだけでなく、医療崩壊を防ぎ、社会全体を守ることにつながります。感染拡大を抑え込むために、皆さまのご理解とそしてご協力を何とぞよろしくお願い申し上げます。
仙台市長 郡 和子
関連リンク
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.