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更新日:2021年5月12日
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令和3年5月11日
4月5日から適用されておりました「まん延防止等重点措置」が本日をもって解除となります。3月下旬の時点では新規感染者数が全国的にも突出した状況になって、病床も逼迫(ひっぱく)をいたしましたが、感染の拡大を一定程度抑え込むことができました。
一方で本市の新規感染者数もここに来て下げ止まりの傾向が見られておりますが、さらにN501Y変異株が占める割合というのも増加しているところでございます。このN501Y変異株は、従来の型に比べまして感染力が1.3倍から1.9倍強いと言われております。感染力の違いがどのような影響を及ぼすのかをお示しをしたのがこちらのグラフであります。
従来株の実効再生産数を1.0と仮定した場合、つまりお一人の患者さんから他の一人に感染させている状態だと仮定をいたしますと、青の点線のように新規感染者数は横ばいとなります。しかし変異株の感染力が1.9倍強いといたしますと、赤の線でございますが、週を追うごとに影響が拡大をし、3週間後の新規感染者数はおよそ15倍の差が生じます。あくまでもこれは仮定に基づいた計算上の数値ではございますが、これまでにないスピードで感染が再拡大する危険性があって、決して予断は許さない状況にあります。
こうしたことから、本市域における、接待を伴う飲食店、また酒類を提供する飲食店等の方々に対しましては、明日以降も引き続き営業時間の短縮の要請をいたしております。重点措置の解除によって協力金の国の基準額は引き下げられますが、現行の水準を維持するために本市独自の上乗せを行ってまいる考えでございます。事業者の皆さまには大変心苦しいところでありますけれども、引き続きご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
ご自身の感染を防ぎ、周りの大切な方々を守るためには、お一人お一人の心掛けそして行動の積み重ね、これが大変重要であると受け止めております。ぜひこのことをご認識していただいた上で皆さま方に引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。また、県・市独自の緊急事態宣言は継続中でございます。
仙台市長 郡 和子
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