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更新日:2020年8月19日
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令和2年8月18日
仙台市長に就任してから3年が経過いたします。就任から4年目を迎えるにあたっての私の所感をここで述べさせていただきます。
率直に申し上げれば、私自身、想像以上のスピード感をもって市政運営に当たってきたと実感しています。とりわけここ半年間における新型コロナウイルスへの対応では、週単位、数日単位で目まぐるしく変化する状況に対して、市民の皆さんたちの命を守る、そして地域経済を支え未来につなげること、このことこそ市長の責務、市役所の使命との思いで対応に当たってまいりました。
新型コロナウイルスは、世界的な広がりという点でも予測の難しさといった点でも、これまでの災害とは異なる対応が求められる場面が多くございます。市内で感染が増加いたしました春先には、クラスター対応、それから緊急経済対策、市立学校の休業など、その都度組織体制の整備や予算の組み換えなどを図りつつ全庁を挙げて対応してきたところです。現在再び感染の増加がみられる中、市民の皆さまとともに「新しい生活様式」や業種別のガイドラインを日々の生活、事業活動に取り込みながら、季節性インフルエンザの流行も見据えて今回の危機を乗り越えていかなければなりません。
市長就任当初から、「まちの中心は人である」との思いから、人を育む施策、これを第一の柱として市政を運営してまいりました。いじめ防止条例の策定、それから35人以下学級の実施に取り組むとともに、子育てしやすい街を目指して切れ目のない子育て支援の充実や子育て家庭の経済的負担の軽減などを図っております。
経済においても、経済活性化、交流人口の拡大に関する戦略を策定し、併せて都心再構築プロジェクトも進め、このプロジェクトでの制度を活用いたしました老朽建築物の建て替え第1号を指定するまでに至りました。街の中心部が少しずつ動き出してきていると感じているところもございます。申すまでもございませんが、このたびの新型コロナウイルスの、いわゆるコロナ禍で地域経済は深刻なダメージを受けて、地元の事業者の方々は少なからず厳しい状況下にあるわけです。本市といたしましても3月以降順次、緊急経済対策を実施してまいりましたが、改めて経済政策の重要性に思いを深めているところです。
今後とも新型コロナウイルス対策に万全を期すとともに、30年先の仙台の姿を見据えながら、東日本大震災からの復興の経験を生かし、次なる10年に向けた次期総合計画を策定してまいります。本市の確たる未来を描くために、市民の皆さま方からも幅広く意見をいただきつつ作り上げてまいりたいと存じます。本庁舎の建て替えや勾当台地区のビジョン策定をはじめとする多くの中長期的な市政の重要案件も並行して扱う1年となります。私といたしましては、一日一日全力で市政運営にあたってまいる所存でございます。
仙台市長 郡 和子
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