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更新日:2020年8月6日

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発表項目以外の質疑応答(令和2年8月5日)

令和2年8月5日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

第1波、3月から感染(拡大)して4月中旬まであって、その後いったん感染者は確認されなかったのですが、また6月中旬頃から感染が拡大してきて、また同じくらいの感染者の数、県内上っていますが、そのことに対して受け止めをお伺いできればと思います。

A1

今回、いくつかクラスターというものが確認をされました。また感染された方の数がいわゆる第1波と言われるときよりも増えてきているのも事実です。ただこれらについても今調査が進んでいて、感染のさらなる拡大につながらないような取り組みというのがしっかりできてきているのだろうというふうに思っております。専門家の方に今回のことが第2波と呼べるのかどうかというふうに伺ったところ、全国的には大変な数になってきていますけれども、仙台市においては第2波というところまではいっていないのではないかというふうにお話がございました。そういう意味においてはあの第1波のときとはまたちょっと違う形で対応ができているのだろうというふうに、そう認識をしております。しかし今後どのような形になってくるのか、これは予断を許さないというふうに日々それこそ緊張感を持ちながら対策、対応を取っているところです。

 

Q2

昨日は介護老人保健施設の職員の方の感染も確認されましたが、これに対しては今どのように現状を捉えられていますでしょうか。

A2

これも調査が進むというふうに思いますけれども、やはり感染された後で重症化のリスクが高いと言われる高齢者施設での感染の拡大というのは極力避けなければならない。そしてまた、万が一そういうところで感染が明らかになった場合には感染を広げないという取り組みというのが重要なのだと思います。そしてまたいわゆる介護職員の皆さま方、医療従事者の方々、あるいは子どもたちと対応される皆さま方それぞれが、ご自身のこともそうですけれども、感染防止対策を取っていただいた上で、それぞれの業界ごとにしっかりガイドラインを遵守していただく。このことをさらに強化していく必要があるのだろうと思います。今般、市内のデイサービスセンターですけれども、このクラスターの発生を受けて、各事業所の皆さま方に改めてガイドラインを遵守しているかどうかという意味でチェックシートを発出させていただきました。(チェックシートが)戻ってきて、それらを確認した上で、もし不十分であるならば必要な対応を取っていきたいというふうに思っております。

 

Q3

介護老人保健施設に関連してなのですが、今の段階で施設内での濃厚接触者はどれぐらいに上っているか。あと今後の市の対応に関してお伺いしたいと思います。

A3

(保健所参事)

事業者等といろいろと現場の方では接触はしておりますけれども、申し訳ないのですが、状況について逐次ご報告できるような形でまとめておりますと現場の方もかなり負担でございますので、今月の分を取りまとめて夕方までに行いたいと考えております。実際のところ、調査としては事業所の方と保健所の方で実際に接触をして、検査対象者、濃厚接触者、そういったところの確定といいますか範囲を、いろいろ作業を進めているところではございます。

 

Q4

お盆が近づいてくるのですけれども、帰省だったりとかそういったことに関して何か呼び掛けだったりとかはございますでしょうか。

A4

先日、私も臨時記者会見の席上申し上げました。お盆、帰省シーズンになるわけですけれども、またお休みの期間中、ご家族ご友人といろいろなご計画を立てていらっしゃる方もおいでかもしれませんけれども、やはり人の移動が伴ってくるということは感染のリスクも高まってくるということなのだというふうに思います。繰り返し申し上げますけれども、3密は避ける、それから手指消毒を含めた手洗い励行、そしてまたマスクの着用、これを徹底していただく、このことに尽きるのだろうと思います。その上でですね、いろいろとご家族でご相談をされたり、ご友人の方々ともいろいろと相談をされたりするとありがたいなというふうに思います。今、県をまたいでの移動は制限されておりませんし、国の方でも帰省に関する注意事項について専門家の意見を聞くというふうにされております。これも注視していくということになりますが、重ねてになりますけれども、感染が爆発的に増えているところへの往来ということにつきましては、慎重に慎重を重ねて検討をいただきたいというふうに思います。

 

Q5

そうすると爆発的に(感染者が)増えているところへの往来はちょっと控えてほしいとおっしゃったのですけれども、具体的にこの爆発的に増えているところというのはどういうところを想定されているのかというのと、これはそういった地域との往来は自粛してほしいという呼び掛けをするということになるということなのでしょうか。

A5

慎重にも慎重を期してほしいということですね。国がどのような専門家のご意見をおまとめになられるのか、これもあろうかと思います。それとやはり圧倒的に感染経路が分からないまま感染者が増えている地域というのがあるわけです。ここについてはですね、やはり皆さんにそれぞれいろいろとお考えをいただくのがベターであろうというふうに思います。

 

Q6

そうすると市民の方のご判断に任せるということになるのでしょうか。

A6

県をまたいでの行動の自粛要請というのが出されていないし、国でも検討するというふうにおっしゃっていてその結果もまだ見ておりません。なので、私から何とも申し上げられませんけれども、でもやはりこれは皆さんでお考えをいただく。感染をしない、させない、そのためにどうすべきかということを徹底していただくということになるというふうに思います。

 

Q7

国の注意事項を今まとめているところというお話もありましたけれども、そういう動きもあって、かつ国の方も帰省については慎重に考えてほしいというふうなことを言っています。その一方で国は同時にGo Toトラベルキャンペーンというのは続けるというようなお話もしていますけれども、帰省は慎重にという一方でGo Toトラベルキャンペーンは続けるというこの国の考えについてはどのように受け止めていますでしょうか。

A7

これもですね、私もいろいろと専門家の方々にもお話をお聞きする機会があるわけですけれども、しっかりとマスクをして、3密を避けて、会食も大人数で宴会をするようなそういうものでなくて、本当に慎重に行動していれば感染するリスクは極力下げられるというふうに聞いております。そういう意味において、何でしょう、どこかで誰か近くを通ってその方が感染者であるかもしれないことが怖くて何も行動できないということではないのだというふうに思うのです。やはり正確な情報を皆さんで持っていただいた上で賢明なご判断をいただきたいというふうに思います。

 

Q8

昨日、大阪府の知事がうがい薬がコロナに有効かもしれないというお話があったのですけれども、それについて何か思うことがあれば。

A8

申し訳ありません。私、そのお話は存じ上げませんのでよく分かりません。

 

 

ガス事業民営化について

Q9

ガス事業民営化に関して、事業者の公募の時期が来月9月頃から始まるということで、民営化に向けて一歩また前進するわけなのですが、今の市長の所感をお伺いできればと思います。

A9

この間のガス事業民営化推進委員会においての議論を論点整理ということで皆さま方に公表させていただくことになりました。いろいろと議論が進んできているというのも事実でございます。当初の予定からは少し見直しを図ったところもあるようですけれども、9月、最速でこのまま進んで順調にいけば公募の可能性もあるということだと思いますけれども、その論点整理という段階で私のところに答申が来ているわけでもございませんので、本当にこのようなスケジュールでいくのかどうかということはまだはっきりは私自身は分かりませんが、最速で9月中にいけるかもしれないという、そういう段階だろうというふうに思います。

 

Q10

今のガス事業民営化に関して論点整理はもうご覧になっているかと思うのですけれども、その中で幾つか考えがあったと思います。まず市内外でその公募を延期するべき、こういう新型コロナウイルス感染症の情勢下で公募を延期すべきじゃないかというご意見もある中で、ほぼほぼ従来の予定どおりという方向で検討されているという点ですとか、本社を仙台市に置いてもらうとか値上げしないとか、いろんな細かい公募要項の原案みたいなものが見えてきているわけで、その辺に関しての市長のご感想というのはどういうふうにお考えになられていますでしょうか。

A10

この間本当にガス事業民営化計画を策定をした後で、委員会の皆さま方に厳しい中ご議論いただいて論点整理をいただいたところです。私自身はこの新型コロナウイルスの感染(拡大)の中で、やはりライフスタイルですとかビジネススタイルというのも変わってきているというのも事実なのだと思います。また一方でエネルギー事業者の方々を取り巻く環境、これもまた非常に激しさを増してくるのだろうなというふうなことも思うわけでして、そういう中で市民サービスの向上ですとか、あるいはまたこの地域経済に活力を与えてもらえるようなそういうことがあれば、やはり今公営事業者が少し四角四面の中でやっているものよりも弾力的な経営というのが可能になるわけですから、やはり民営化をすべきであろうというその気持ちは変わらず持っているところです。そういう中において今回、論点整理を発表させていただき、そしてこれからさらにご議論が進んで答申をいただくのを待たせていただいているという、そういう段階です。

 

Q11

新型コロナウイルスの情勢下でも公募を延期せずに予定どおりという点に関してのご感想というのはどういうふうに。

A11

ですから申し上げましたように、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、ライフスタイル自体も変わってきている、またビジネススタイルも変わってきているということがございます。そしてそういう中でエネルギーの自由化が進む中で、エネルギー産業それぞれの競争というのもこれはすごく激しくなってきているというふうに認識をしております。そういう意味においてさらに市民の皆さんに喜んでいただけるサービスを広げていただける、あるいは地域の中でも起爆剤となるような活性化が進められるのであれば、それは私はこの時期であっても、いや、この時期だからこそ必要なことではないかというふうにも思うところです。

 

 

県内3病院の連携・統合について

Q12

宮城の3病院が連携・統合の協議を始めるということになりましたけれども、ここの受け止めを教えていただけますでしょうか。

A12

昨日コメントも出させていただきました。仙台市の市民の皆さま方の死因の第1位ががんでございます。しかも最近このがんに罹患(りかん)してさまざまな合併症をお持ちの方々も多くなっているという状況においては、総合的な形での診療体制が整うということはこれは必要なことであろうというふうには思うところです。一方で、仙台市内にある仙台赤十字病院と東北労災病院ということでございます。ここについてはそれぞれ緊急の医療を担っていただく中核的な病院でもございますし、それからまた仙台赤十字病院については周産期の医療について大きな力を持っていただいている病院です。そういう意味でどういう形になっていくのか、まだ昨日の知事の会見でははっきりは、今後の検討を進めていくということでの発表でしたので、それを注視していくというふうに申し上げたいと思います。ただどこかに統合されてしまって、仙台のこの医療圏でですね、大きな影響が出ては困りますので、そういう意味では県に対しても、必要なときには、必要なことがあればお話をしたいというふうに思います。

 

 

市バスの経営状況について

Q13

市バスについてご意見をお伺いしたいのですけれども、先の臨時議会の答弁の中で、新型コロナウイルスの影響を受けて経営が厳しいということで現状維持というのは困難だというお考えを示されたのですけれども、もう少し詳しくお考えをお聞かせいただきたいのですが、それはさらなる減便やエリアの縮小やむなしというお考えなのかどうかということを(教えてください)。

A13

これはどういうふうに市民の皆さま方の移動を確保していくのかということです。そういう意味では、今もなお今現在でもかなり厳しい地域もございます。それから現在市バスが運行しているところでも、経営状況、それこそ多くの方々を毎時の便を利用していただいているかというと、そうではないという状況もございます。ですからこれは総合的に仙台市域の移動の手段としてどういうものが望ましいのかということは、別個地域交通も含めていろいろ検討していかねばならないのだと思います。そういう中で今、市バスは今般のこの新型コロナウイルス感染症でも大変な減収になりました。そういうことをいろいろ勘案した上で、いかに皆さんたちの移動をしっかりと担保できるのか、これを考えた上で対応していかなくちゃいけないのだというふうに思っております。

 

Q14

そうしますと市バスだけではなくて、もう全体的な、宮城交通ですとかタケヤ交通ですとか他のバス事業者も含めた全体的な何か考え、システムのようなものを構築しなければいけないということでしょうか。

A14

今、将来的にどのような、仙台市全体のところを考えた上でどういう、何ですかね、人が張り付いている地域、そして交通がどういうふうにネットワークを築いていかなくちゃいけないのかということ、これは大きな課題の一つでございます。今般のこの新型コロナウイルスの状況だけでなくて考えていかなくちゃいけない課題であるというふうに認識をしております。そういう意味で今回の議会でも少し申し上げたところでございます。トータルでどのように考えていくのかということです。

 

Q15

その路線バスと地域交通を組み合わせた新たな交通ネットワークということも答弁の中でお答えになっていらっしゃったのですけれども、地域交通、地域公共交通は既に実証運行が始まったりとか、新たにこれから始まるようなところとかもあるのですけれども、その他にも必要があれば始めていく、進めていくという(ことでしょうか)。

A15

これもですね、いろいろ計画も含めて検討が進んでいるところでございますけれども、今、今日この場で申し上げる手元の資料も全然ございませんので、担当に聞いていただけますでしょうか。ただ申し上げたとおり、市民の皆さま方の移動を確保していく、安定的な確保をしていくために何が必要かということは重要な課題であるという、こういう認識です。

 

Q16

そうしますと、路線バスを見直して新たに地域交通に置き代わっていくというようなことも(ありますか)。

A16

いろんなケースが出てくるやもしれませんね。それは今この場で軽々にお話しできる話ではございません。

 

 

仙台市長 郡 和子