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更新日:2020年5月20日
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令和2年5月19日
※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。
議会が議会費の削減ということで議員報酬の削減も含めて動いていますけれども、その議会費の削減、議会の動きに対しての市長の受け止めをお願いいたします。
私もそのお話は聞いてございます。各会派から議長に対してそのような政務活動費や旅費などの削減ということについてのご相談といいましょうか、あったと。議長の下で今いろいろ検討が進んでいるというふうに認識をしております。いろいろなことをお考えになって、このような状況にあるのだというふうに思います。
市の予算確保に協力しようというところでの動きだと思うのですけれども、一方で市長、4月に確かお伺いしたときに市長ご自身の給与のカットについては慎重な姿勢をお示しになっていたと思うのですけれども、このように議会が動いているということで改めて市長ご自身の給与に対する考えをお伺いしたいのですけれども。
私は前にお話を聞かれたときに申し上げました。今、人、モノ、カネ、全てストップしてしまっていて、こういう状況になっていて戦後最大の危機を迎えているというふうにも言われる状況になっているのだと思います。そういう中で、お金を地域の中で回していくということをどういうふうに考えていったらいいかということについて申し上げたところもございました。
ただ、議会が財源の捻出のためにそのようなお話になっているというふうに承知をしております。最終的な議会のご判断というのはこれからになるのだろうというふうに思いますけれども、そういう意味では私どももいろいろなことを考えなければいけないなというふうにも思うところでもございます。いろいろなところを見極めていかなくちゃなと思っています。
子ども食堂の件をちょっと伺いたいなと思っています。子ども食堂なのですけれども、3月以降いろいろな団体が活動を自粛している状況だと思います。開催できない、食堂をやっている場所が借りられないとか、そういった理由で開催できないというふうに伺っているのですが、まずそういった状況に関して市長はどういうふうに考えていらっしゃるか教えてください。
子ども食堂は、子どもさんたちの居場所をつくるという意味で、私も高く期待をして評価をしている取り組みでございます。今こういう状況の中で大変ご苦労されているということも伺ってはいるところであります。
先ほど来になりますけれども、今般のこの状況というのにどのような打開策を見出して新しい日常というのをつくっていけるのかということについて、本当に今いろいろと頭を悩ませながら道筋を探っているところです。
貧困世帯とかの支援ですとか、あと子どもの元気かどうかといった確認のために配食サービスなどをやられている団体もあると伺っているのですけれども、まずこういう代替の取り組みに関してはどういうふうにお考えですか。
これもとても、それこそ行政がなかなか手が届かないところに市民の皆さま方のところでいろいろと考えていただいて対応していただいているのはありがたいなというふうに思います。
現状、仙台市の助成の制度が子ども食堂を開催したケースというふうになっていると聞いているのですが、こちらに関して配食サービスに特例的に拡大するとか、そういったお考えは今のところありますか。
おっしゃられたように子どもたちの居場所をつくってということが前提にあるものですから、なかなか居場所にならない活動になってしまっているものですから、ちょっとなかなか助成が届かないということになるわけなのですけれども、いろいろ考えながら、頭を悩ませながらいるところです。
別な形の支援方法とかも考えられるのでしょうか。
そもそもこの子ども食堂という活動がどのように子どもたちにプラスになっているのか、非常に私も関心を高くしていたところで、私たちができないところを民間の皆さんたち、市民の方々が頑張っていただいていて、これはそれこそ市民協働のまちづくりの中でも私は良いことをやっていただいていて本当にありがたいなと思っていた活動です。それが今こういう状況にあるということについては少し心を、申し訳ないなという気持ちもございます。しかしそれは子ども食堂のみならず、ありとあらゆるところで今般のこの事態が、本当に申し訳ないな、大変だなというのが、もうあちこちございますものですから、それらをいろいろ悩みつつ今いるところでございます。
認可外保育施設の件を伺いたいのですが、登園自粛が続いていて経営に悩まれているような施設があると伺っているのですが、この現状については市長はどういうふうに捉えていらっしゃるか教えてください。
これも認可外保育施設も数カ所あって、ここにお子さんが通っているということでございます。ある意味で本市の待機児童の解消の一助にもなっているというふうにも認識をしておりますが、それぞれの認可外保育所では保育内容ですとか、それからまた利用料についてもまちまちでございまして、また必ずしも保育が必要なお子さんを預かるというだけでなくいろいろなことをなさっているところもございます。そういう意味では、それこそ認可保育所、公立保育所と同じような取り組みというのが必ずしもできるかといいますと難しいところがあるのも事実でございます。これも今般のこのことでいろいろな状況が生じてきているということは承知をしているというところです。
認可の保育施設と同様に、保育料返還の間接的な支援をするのはちょっと難しいということでしょうか。
成り立ちが、今申し上げましたようにちょっと違っているわけですね。利用者の方との個別契約になっていて、その詳細というものがどういう形であるのかということについて、一定の私どものものとは全く別の形になっているものですから、そういう意味においては難しいところがあるわけです。
沖縄県とかで一律に10万円、認可外保育施設に支援するとかという制度があるというふうに伺っていたりですとか、あと全国でも同じように支援を求めるような動きが拡大しているようなのですけれども、保育料の返還とは違うような形で何か支援策を考える余地はあるのでしょうか。
さまざま本市の地域産業支援金などの制度、これをお使いいただくというようなところもあるように聞いているところでございます。国のいろいろな制度もございますし、まずはそういうところをご案内するということなのだろうというふうに思います。
いろいろ、本当に多種多様な方々、保育の分野もそうですし、それからまたいろいろな分野でこういう状況になっていて、それぞれの中小事業者の支援とのバランスというようなこともいろいろにらみながら慎重に検討してまいりたいというふうに思います。
新型コロナウイルスの関係で、宮城県でも抗体検査が行われることになったと思うのですが、そのことについて市長の受け止めをお願いしたいのですけれども。
本市も県のその抗体検査のご協力というのを進んでさせていただくつもりです。どのような状況に感染が広がっているのか、あるいはこれからいろいろな対策を立てていく上でもとても貴重な資料になっていくのだろうというふうに思います。私どもの仙台市民の中からも何人かというふうなお話があるようですので、ご協力させていただきます。
緊急事態宣言が解除されて初めての週末を迎えて、なんとなく人出も増えたような印象も受けるのですが、それに関してどのように受け止められていますでしょうか。
データを見ますと、この週末、先週末に解除された後の週末、やはり人出は上向いたのだというふうに思います。ただ、その状況は詳しくは分かりませんけれども、今日も皆さんマスクをしていらっしゃるし、マスクをすることが日常になってしまいました。本来であればマスクを取っていろいろ皆さんたちとお話ができればいいのでしょうけれども、そういうわけにもいかないわけですから、それぞれの感染防止対策を取りながら、日常生活と、そしてまた経済活動と、徐々に徐々に回復しているのだろうなというふうに、そう認識をいたしました。
以前から第3弾の緊急経済対策に関しておっしゃっていましたが、まだ決まっていないとは思うのですが、方向性など何か出てきたもの、明らかになってきたものがあれば教えてください。
12日から今日までインターネットで中小事業者の方々にアンケートを実施しているところでございます。それの中間的なところの報告を見させていただきましたけれども、やはりかなり厳しいなというふうに思います。ますます時を追うごとに厳しさが増しているという状況ではないかとも認識をするところです。そういう中で本当に何ができるのか、必要とされているものは何なのかということを見極め、今後にもつながっていくような、そういう経済対策にしていくつもりでおります。
先日、桜井充参議院議員が自民党会派入りということになりました。2016年の参院選で、市長は当時民進党の幹事長として野党共闘ということで戦われたわけですけれども、そういった立場もありますので、それを踏まえた受け止めというのを伺いたいのですけれども。
桜井さんとは長い間一緒に活動してきた仲であります。このたびのご判断をされる前にご連絡をいただいたところです。その後もお手紙も頂戴をいたしました。
政治家はいろいろ政治理念を持って活動しているのだというふうに思います。それぞれそういう中で、櫻井さんの判断は判断だったのだろうなというふうに思います。2016年のときには、そういう私もその立場で桜井さんの選挙を支えたということもございます。
今般、この新型コロナウイルス感染症に医師の立場でできることがあるのではないかということで、一人ではなかなかできないという、そういうことから自民党会派入りというふうに判断をされたとお聞きいたしました。それは政治家の判断ですから、そうなのだなというふうに思ったところです。
ただ、政治は政治家一人がなすものではなくて、やはり市民の皆さま方、国民の皆さま方が政治というものをどのようにするのかという、主体は市民、国民の皆さんたちだろうなというふうに思ってはいます。
主体となる市民に対して支持を呼びかけて野党で共闘をして戦ったわけで、その戦った相手の自民党に、会派ですけれども入ったということで、有権者に対して市長は呼び掛けたわけですので、そこに対する責任というか、どういうふうに(お考えでしょうか)。
私はあのときはもちろんそういうふうな立場でございました。その後いろいろなことを重ねて私は今、仙台市民のために、多様な市民の皆さんたちが、尊厳が守られて希望と幸福が皆さんたちに行き渡るようにすべきだということで今、党を離れて市長という立場でございます。そういう意味においては、各政党について何か申し上げるというふうなことではなく、今私はこの立場でおりますので、私の責任というふうに過去の責任を問われましても何とも答え難いところがございます。
政治家なので桜井さんの判断は判断だというふうに先ほどおっしゃったのですけれども、改めて評価というか、市長としてどう評価されているのかというのをもう少し教えてください。
それは他人の評価を私がここでするべき話ではないのではないでしょうか。桜井さんは桜井さんでいろいろなことに向き合ってこれまでも政治活動、いろいろな場でいろいろな解決策を見出してやってこられていると思いますし、そのことは数々承知をしております。
判断の前に連絡を受けた、手紙も受け取ったということだったのですけれども、タイミングとしていつ頃そういったお話を受けたのでしょうか。
お電話いただきましたのは、明日会派入りをするということでご連絡をいただきました。お手紙はその後でございます。
今マスクを着けられていると思うのですが、岡山県総社市のデニム生地で障害福祉事業所の方が作られたマスクだと思うのですが、着け心地とかこれまでの交流の経緯とか、一言伺えますか。
これは総社市が国産デニムの産地であるということで、総社市長さんから障害者の方々の施設、作業所でこんなマスクを作ったのだというご連絡をいただいて、仙台市でもどうだろうかというお話をいただきました。その後いろいろ検討して、総社市さんのデニムの生地で仙台市内の障害をお持ちの方々の作業所で丹念につくっていただいたマスクです。大変着け心地も良くて、また丈夫です。私も非常にすてきなマスクができたなと思って喜んでいるところです。
1,500枚ということで作ってもらったのですが、あっという間にインターネットで、ホームページでご紹介をさせていただきましたらば(販売予定数を超える)お申し込みをいただいたということで、これから抽選になるかもしれないというお話を伺いました。とても良いものです。総社市の方からデニムのこの生地ですとかいろいろなものがさらにいただけるのかどうかも含めて今後どういうふうになっていくのか、これも今後の話だというふうに思います。ただ、とてもありがたかったなというふうに思います。
昨日も地震があって今日も結構雨が降っている中で、新型コロナウイルスの状況が続いている中でも災害がいつ起きるか分からないということで、改めて避難所を開設しなければいけなくなった場合とかの新しい取り決めだったり、何か考えている対策などあれば教えてください。
これはもう既に検討を始めておりまして、危機管理の方で新たな対応ということでの一定の方向性を示しているところです。各避難所運営に当たる学校、町内会の方々に対して、どこまでそれを浸透していけるかということが今後の課題になってきていると思います。ただ今日も雨が降っていますし、それからまたこれからは大雨の季節、台風の季節を迎えるに当たって、一刻も早く皆さま方にそのことをお知らせした上で避難所の運営というのをしていかなくちゃいけないというふうに思っております。
避難所、一番懸念されるのがいわゆる3密だと思うのですけれども、その対策で何か具体的にできることだったり今後新たに検討しているものなど、もしあればと思うのですが。
これは今まで体育館に大勢の方々にそのまま入っていただくということでしたけれども、そうではなくて体調、体温を測っていただいたりですとか、お熱のある方、体調のあまり優れない方については別ルートで別にというふうなことだとか、いろいろ取り決めを新しくさせていただいております。例えば陽性患者の方がいたとすれば、その方は療養所に入っているわけですから避難所に行かれるということはないだろうというふうに思いますけれども、ただ感染を防止していく上でのいろいろな対策というのは、それはいろいろ気を使いながらやっていくということです。
市民の方は多分、避難所に自分が行っていいのか、もしくは家でいた方がいいのかとか、そういう自分の動きについて、いざというときの動きが知りたいと思うのですけれども、例えばマニュアルだったりとか何か分かりやすいルール作りみたいなものはできるものなのか、するものなのか、そういうのがあれば教えてください。
それはもう既にでき上がっていて、それを皆さんに、市民の方々にお知らせをしていくという立場でございます。
(危機管理課長)
今、市長の方からもお話があったとおり、いろいろ避難所の対策としても、この間補正予算でも通りましたマスクの配置であるとか、先般、避難所の担当課に対していろいろな消毒用品とかそういったものも事前に配布をして、避難所開設に当たってはそうした衛生管理とかに努めるようにということでの既に通知も出したり対応はしているところであります。
一方、どういった場合に今お話のあったように避難するかということについては、常に周知はしているのですが、自ら自分の今お住まいのところがどういうリスクがあって、例えばハザードマップを確認していただいて避難方法についてもマイタイムラインというものを作成して、どういう状況になったらどこに避難するのだというのをあらかじめ平時から考えていただきたい。これらについてはいろいろな場面で周知を図っているところでございます。その上で、避難所に避難することも一つの方法でありますし、例えばご友人とか知人のところに行くということもある。あるいはそんなに危険リスクがなければ自分のご自宅の中で2階に避難する、いわゆる垂直避難、こういったものもあります。こういったことに対してあらかじめ自分でそれぞれのご家庭で考えて、いざ災害があったときにはどう避難するかというのを考えてそれを行動するということで、ただやはりそれでも避難所に避難することが必要であれば、これは避難してくださいということで呼びかけておりますし対応も図っているところでございます。
昨日から特定定額給付金のオンライン申請と、一刻も早く給付が欲しい世帯に(特例措置の)申請が始まったかと思うのですけれども、まだ一日ですがオンライン等、申請状況が分かれば(教えてください)。
聞きましたけれども、やはり皆さん一刻も早く必要とされている方々が多いのだなということを改めて認識をいたしました。オンライン申請が、昨日の23時59分までの数字ですけれども9,446件、それから特例申請、本市で特別に設けさせていただきましたこの申請には1,602件の申請があったということです。やはり多くの方々が一刻も早く必要とされているのだなというふうに思ったところです。そうした市民の皆さま方のお気持ちをしっかりと受け止めまして、一日でも早く皆さま方のお手元に届くように努力をしてまいりたいというふうに思います。
仙台市長 郡 和子
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