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更新日:2020年5月13日
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令和2年5月12日
※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。
新型コロナウイルス感染症の関係なのですけれども、再三市長が正念場というふうにおっしゃっていたゴールデンウイークが明けましたけれども、ゴールデンウイーク期間中の街の状況はどのように評価されますでしょうか。
この間、市民の皆さま方、事業者の方々に大変厳しい中をお取り組みいただきました。感染拡大防止のためにいろいろな思いを抱えながらもご協力をいただいたのだと思います。そういう意味におきましては大変感謝を申し上げるところです。
人出だとか、街の様子というのはどのように見られていましたか。
休業要請に応じていただいた事業者の方々も、本当に大変な中でしたけれども多くあって、人出というのも通常よりも本当にたくさんの人たちがにぎわう中心街でありますけれども、今般のゴールデンウイークは大変静かで人通りも多くなかったと、このように思っております。ご協力のたまものだというふうに思います。
その結果がもう間もなく表れてくるのだと思いますが、この間、宮城県知事とご一緒に東北・新潟の緊急共同宣言もございましたように、本当に皆さま方に危機感を持っていただいて感染をこれ以上広げないという思いで発しましたけれども、それにご協力をいただき、この間感染される方が新たに出てこないという状況が続いているというのは皆さまのお取り組みのおかげだと思っております。改めて感謝申し上げたいと思います。
休業要請を解除しての初の週末というのも同時に先週末迎えたと思うのですけれども、解除後の様子というのはゴールデンウイークと比べてどのような街の様子だったでしょうか。
私、つぶさに見る状況にはございませんでしたけれども、データだけは拝見させていただきました。若干中心部では人出が少し上向いたところもあったようですが、それでもこの新型コロナウイルスが広がる以前のものでは全くございませんで、それだけ市民の皆さま方も、また事業者の方々もいろいろなことをお考えになりながら、感染拡大防止のためにお取り組みをいただいているのだなということを推察したわけです。
14日、あさってにも緊急事態宣言を解除するのではないかというような話がありますけれども、解除の是非については市長としてはどのように考えていますでしょうか。
仙台でも4月29日以降、新たな感染者は確認をされていません。そういう意味では、緊急事態から外れるということについてはそれもそうだろうなというふうに思うところでもございます。
しかしだからといって、もう安全だ、安心だということでは決してなくて、やはり仙台市内でクラスターが複数発生をしたということもございますし、また宮城県内の感染された方の7割は仙台の方々であったということを考えますと、またいつ第2波があるかもしれないという、この思いは常に心に持っていただいた上で、政府がお示しをされている新しい生活様式などを取り入れていただいた上で、解除された後でも十分に気をつけていただきながら慎重に判断をし、そして行動していただきたいというふうに思います。
もしその緊急事態宣言が解除された場合なのですけれども、学校の再開時期だとか施設休止のガイドラインなどは、それぞれどのように対応される予定でしょうか。
これも、感染拡大防止と地域経済活動、市民生活、これをどういうふうに両立をさせていくのかということになるのだと思います。そういう意味では、新しい生活様式、これを皆さま方にしっかりと認識をしていただいてお取り組みをいただきながら、徐々に徐々に回復をさせていくということになるのだろうと思います。
その上でなのですが、図書館については一部予約を受け付けたものについての貸し出し、返却についてはこれはサービスを12日、今日から再開をさせていただくことにいたしました。その他の施設や事業につきましては、これからの動向を見ていかねばならないというふうに考えているところです。
また学校の再開についてです。これは来週から分散して臨時登校日を設けてやっていくという方向性です。またこの間も、お子さんたち、ご家庭と学校との双方向でのやり取りを重ねてきております。そういう意味でここはまた解除されたから少し早めに始められるのではないかという、そういうお考えをお持ちの方もおいでかもしれません。しかし、子どもたちの教育の機会ということについてもしっかりと対応しながら安全に万全を期すという思いで、6月1日再開、これはこのままというふうに考えているところです。
先週末の土日にマスクをしていないような方がちょっと増え始めたかなと思っているのですけれども、そのあたり市長としてはどんなふうに今後呼びかけていきたいとかありますか。
実はそういう人たちも増えてきたというふうには他からも入ってきましたけれども、私が見る範囲では、皆さん、やはりマスクをしっかりされている方々が多いと思います。どういう表情をされているのかも分からなくてちょっと寂しい思いはいたしますけれども、それでもやはり感染を広げないという思いで装着をされている方は多いというふうに思います。マスクも市中に少し出てきたのではないでしょうか。それからまた、手作りマスクをいろいろと作っておられる方々も増えてきているようにも思います。
新しい生活様式ということで国の方から示されましたけれども、これはやはりマスクの着用を求めているというふうに承知をしております。できるだけ外出をされる際にはマスクを着用していただくようにお願いをしたいと思います。
先日公開した動画の方で、市長は「Stay Home Town」を呼びかけていたと思うのですけれども、これは仮に緊急事態宣言が解除された場合もしばらくは呼びかけていく方向になっていくのでしょうか。
私といたしましては、今の県の状況を見ますとここ何日も新しい感染者が出ていないという状況もございます。また医療機関の感染症病床についても少し余裕が出てきているという現状でございます。そういう意味におきますと、やはり緊急事態宣言が解除されるであろうと、このように思うところでもございます。
しかし、新型コロナウイルス感染症が全く無くなったわけではございません。今、治療薬についてもそしてまたワクチンにいたしましても、これからのところが随分あるわけでして、全く安心な状況に戻ったということではないと思います。なので、いろいろと皆さんに感染防止対策を取っていただきながら、社会経済活動、市民生活の平常に戻すまでのゆっくりとした取り組みというのを並行して進めていただかなくてはいけないのだろうと思います。ですから、すぐさまいろいろなことが元に戻るというわけではないので、しばらくはそのようにお願いをせざるを得ないのではないかと考えているところです。
市長に聞くべきことじゃなく教育委員会に聞くべきことなのだろうと思いますが、保護者からプリント学習について、一部の学校、学校ごとに違うのではないかという話も聞いているのですが、時間割が届けられたと。私もちょっと拝見したのですけれども、朝の8時45分から13時45分の自習までかなりびっちり、国語、算数などは当たり前ですけれども音楽や家庭科などいろいろ入っています。火、水、木、金の時間割をちょっともらったのですけれども、これは一部保護者からは、親がいないとなかなか難しい時間割、すごい良くできているという評価も聞いているのですけれども、考えられているということも聞いているのですが、親がいなくて子どもが1人で家でこれをこなすというのは、見た感じ難しいのではないかなと思ったのです。この辺はいかがでしょうか、市長。
申し訳ありません。私もその現物を見ておりませんし、そのような報告といいましょうか、これもないものですからここで言及はできませんけれども、しかし一般的な話として、やはりご家庭でお子さんのそういう学習を支援できる体制が整っているご家庭とそうでないご家庭があって、そのご家庭ごとの違いでいろいろな差が生じてきているのは容易に認識できるというふうに思っております。
そういう意味におきましては、家庭教育を支える仕組みというのも必要であろうというふうにも考えているところですが、これはすみません、今ここでどうというふうなことを申し上げられませんけれども、今大変重要な視点でご指摘くださったのだと思います。なお教育委員会にちょっと確認をした上で、どのようなことが対応できるのか、いま一度ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
ちょっと市民の声としてもう一つ伝えたいことがありまして、高学年の小学生のお子さんだと1人で留守番できるのではないかという、はっきりそうは言わないのですけれども、学童保育、児童保育施設にはあまり来ないようにみたいな雰囲気になっているというのもあるみたいなのですね。そうすると、そこに通える子たちはそこでこういう勉強を見てもらったりとかできるけれども、やはりそこもできないという親もいるようなので、そこもちょっと教育委員会とお話ししてもらえればと思うのですけれども。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
以前の会見で夏休みと冬休みの長期休暇を利用して授業を行うということをおっしゃっていて、その期間はこれから詰めていきますということだったと思うのですけれども、いずれ6月1日以降再開するために、先生方、時数とか年間計画を立てるという意味では早めに示していただくのがいいかなと思っているのですが、その後長期休暇をどれぐらい利用するか、そこら辺は決まっているのかどうかというのを教えてください。
これも学校によってそれぞれ違ってくるのではないかというふうに思います。ですからこれも校長先生を含めて当該学校でどのように対応されるか、それぞれになってくるのだろうというふうに私は認識をしております。
基本的な指針みたいなものは示されるのでしょうか。
これも教育委員会が中心になるというふうに思いますけれども、どういうふうにこの間欠けてしまったカリキュラムについてどのようにやっていく方向なのか、あるいはまた昨日、総合教育会議も開催いたしましたけれども、その中で教育委員の皆さま方はこの新型コロナウイルスの危機の中で子どもたちがいかに自分の身を守っていくのか、自分の中で生きる力というのでしょうか、そういうものを身につけていく、このことに対する評価というのでしょうか、こういうようなことの言及もございました。
いろいろな見方があるのだろうと思いますけれども、しっかりと子どもたちの成長につながるようなそういう取り組みをしてもらうように、また私の方も少しお話をさせていただきますが、あくまでこれは教育委員会としての取り組みになろうかというふうに思います。
PCR検査についてなのですが、県の方で今後、医療機関から要望があったものは基本的に全て応えていくという方針だったかと思うのですけれども、仙台市の方では今後どういうふうな対応をされていくのでしょうか。
仙台市でもこの間、お医者さまが必要と認めたケースについては全てPCR検査に結び付けてきたというふうに承知をしております。
国の方でのいろいろな要件というか基準というかこれも見直されたというふうには承知しておりますけれども、必要な方にはしっかりと検査に結び付けていく、これはこれからもしっかりと対応してまいりたいと思います。
そうするとこれまでも基本的には要望あった方のものについては全部対応されてきたという、漏れなく対応されてきたということでしょうか。
要望といいましょうか、お医者さまが必要と認めたケースですね。それについては結び付けてまいりました。
またクラスターが発生したときには、ご承知のようにコールセンターに、例えば英国風居酒屋でのまず第1例のクラスターのときにはいろいろな方々にお呼びかけをした上で、皆さんにPCR検査を実施させていただきました。
それからまた、その次のクラスターが発生したときにも濃厚接触と思われる方々につきまして、これもまた症状のあるなしにかかわらず必要な方々には検査をさせていただいたところでございます。
仙台では感染者、入院(中の方)、療養者等、かなり減っている状況ですけれども、9日に県内で東北初の死者が出ました。それに対する受け止めを伺いたいのと、死者が出た際に県が遺族への配慮というのを理由に発症時期だとか持病だとか経過だとかというものを発表しなかったのですけれども、仙台市は今は重症者はいないというふうには聞いてはいるのですけれども、もし仙台市で死者が出た場合、どのように発表されるつもりなのかというのを伺ってもよろしいでしょうか。
まずはずっと新たな感染者が確認されない中で、東北で1例目になってしまう、県内でも亡くなられた方がおいでになったというニュースが飛び込んでまいりました。大変つらいものでございました。改めて亡くなられた方のご冥福を心からお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆さま方にもお悔やみを申し上げたいと思います。
その上でもし本市でもというふうなことですけれども、今のところお話があったように、重症の方はおいでではないと報告を受けているところです。仮にそういう例が出てきた場合ですけれども、やはりこれはご遺族の意向をいろいろと確認をしながら、公衆衛生の観点からもですけれども皆さま方にお伝えした方が良い情報があるとすれば、それはお伝えしていいのかどうか確認をせざるを得ないところがあるのだろうと思います。でも、ご遺族がお許しをいただけないということであれば、やはりそれはご遺族の意向に沿うのが私どもの立場であろうというふうに思うところです。
いずれにしても、皆さんが知りたいというその情報がどういうものなのかということ、それとプライバシーを保護するという観点、これをいろいろと考えた上での発表にならざるを得ないのだろうなというふうに思います。
遺族の意思が優先されるということではあると思うのですけれども、そういうお答えをいただいたのですけれども、公衆衛生上伝える必要があるものに関して確認を取ることが必要だというふうな話もありました。公衆衛生上伝えた方がいい情報というのは具体的にはどういった情報だというふうに今の段階で考えていますでしょうか。
どうなのでしょうか。いろいろと他地域の状況なども拝見しておりますと、亡くなる例だけではなくて回復をする例もそうですけれどもいろいろなことが出てきて、今後の新型コロナウイルス感染症へ立ち向かうためにこれ有効だなと思えるような、そういう事例というのも発表されていることもあるように認識をしております。そういうことがあるのかどうかというのもそのケース、ケースで違ってきますので、今、仮の話ですから何とも申し上げられませんけれども、そういういろいろなことを考えた上での発表になるのではないかなということです。
仙台市長 郡 和子
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